【新国立劇場】中国国家大劇院 オペラ・オン・スクリーン(無料映像上映会)開催のお知らせ
11月8日、9日に『メリー・ウィドウ』『アイーダ』を上映します
2022年9月、日中国交正常化から50周年を迎えました。
これを記念して、日中国交正常化50周年認定事業として「新国立劇場×中国国家大劇院 日中オペラ映像交換上映会」を開催する運びとなりました。
新国立劇場では11月8日(火)、9日(水)に中国国家大劇院の『メリー・ウィドウ』『アイーダ』を上映し、中国国家大劇院では11月21日(月)、28日(月)に新国立劇場の『カルメン』『チェネレントラ』が上映されます。
- 中国国家大劇院 オペラ・オン・スクリーン(新国立劇場での中国国家大劇院作品の上映)
2022年11月8日(火)18:30開映 レハール『メリー・ウィドウ』(上映前にセレモニーを予定)
2022年11月9日(水)14:00開映 ヴェルディ『アイーダ』
*両作品とも日本語字幕付き
*開場は開映の30分前です。
◆会場
新国立劇場 中劇場
◆入場料
無料(全席自由)
◆申込方法
お申し込みはこちら:https://www.nntt.jac.go.jp/form/opera_on_screen2022/
*先着順
◆主催
新国立劇場
◆後援
中華人民共和国駐日本国大使館
- 『メリー・ウィドウ』
(2017年1月21日中国国家大劇院にて収録)
◆概要
『メリー・ウィドウ』は、フランツ・レハール作曲によるウィーン・オペレッタの金字塔。美しい序曲やワルツ、アリア、二重唱などが散りばめられており、フレンチ・カンカンなどの見どころも満載で耳にも目にも楽しい極上のラブコメディです。演出・美術・衣裳を手掛けたウーゴ・デ・アナは、ロマンティックなパリの街並みを舞台上に表現。アナ自筆のカラフルなテキストやエッフェル塔などが用いられた華やかな舞台装置と衣裳が話題になりました。また、中国語の対話を取り入れることでコメディの要素を強調し、観客を大いに沸かせました。ハンナ役にはイタリアを中心に躍進しているエレーナ・ロッシ、ダニロに役はオーストリアの名バリトンのポール・アルミン・エーデルマンが登場。優れた洞察力と音楽への理解で定評のある指揮のトーマス・レスナーがオーケストラを率いて美しいワルツを奏でました。
◆スタッフ・キャスト
【作曲】フランツ・レハール
【台本】ヴィクトル・レオン/レオ・シュタイン
【指揮】トーマス・レスナー
【演出・美術・衣裳】ウーゴ・デ・アナ
【ハンナ・グラヴァリ】エレーナ・ロッシ
【ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵】ポール・アルミン・エーデルマン
【ヴァランシエンヌ】マリア・ムドリャク
【カミーユ・ド・ロジヨン】パオロ・ファナーレ
【合唱】中国国家大劇院合唱団
【管弦楽】中国国家大劇院管弦楽団
◆あらすじ
20世紀初頭のパリ。銀行家で大富豪のグラヴァリと結婚し、わずか8日で未亡人となったハンナは、ポンテヴェドロ国の大部分を占める莫大な遺産を受け継いだ。遺産が海外に流出しないよう、在仏ポンテヴェドロ大使館の一等書記官であるダニロは、国の用命でハンナに求婚しに行くが、彼女が身分の違いが原因で別れた昔の恋人であることが判明する。ダニロは素直になれず今さら求婚できないが、一方のハンナもまだ彼を愛していた。グラヴァリの遺言に基づき、ハンナは自らの意思で遺産を放棄し、ダニロは彼女の愛に応える。そして二人の結婚式のとき、遺言に沿って遺産は再びダニロの手に渡り、大団円を迎える。
- 『アイーダ』
(2015年1月24日中国国家大劇院にて収録)
◆概要
『アイーダ』はヴェルディの代表作であり、歌手、合唱、バレエ、助演が織りなす音と視覚の大スペクタクル。グランドオペラの醍醐味を味わえる作品として、世界中のオペラファンに愛されています。
本プロダクションは巨匠ズービン・メータと中国国家大劇院との初の提携公演として、大きな話題を呼びました。メータの豊潤な響きと、雄大なスケール感は大いに観客を沸かせ、初演後も上映会などに登場する人気プロダクションとなっています。タイトルロールには世界が誇るアイーダ歌いの和慧(ヘーホイ)、そしてラダメス役には世界の主要歌劇場で華々しく活躍するテノールのホルヘ・デ・レオンら豪華な歌手陣が登場。ドラマティックで情熱的なアリアは必聴です。
◆スタッフ・キャスト
【作曲】ジュゼッペ・ヴェルディ
【台本】アントーニオ・ギスランツォーニ
【指揮】ズービン・メータ
【演出】フランチェスコ・ミケーリ
【美術】エツィオ・フリジェーリオ
【衣裳】フランカ・スクァルチャピーノ
【アイーダ】和慧(ヘーホイ)
【ラダメス】ホルヘ・デ・レオン
【アムネリス】マリナ・プルデンスカヤ
【アモナズロ】カルロス・アルマグエル
【ランフィス】田浩江(ティエン・ハオジァン)
【合唱】中国国家大劇院合唱団
【管弦楽】中国国家大劇院管弦楽団
◆あらすじ
古代エジプト。若い将軍ラメダスは、王女アムネリスに仕える敵国エチオピアの王女アイーダと密かに愛し合っている。しかしアムネリスも彼を愛していた。アイーダは、父王の密命によってラメダスから軍事機密を聞き出し、ラメダスは謀反人として捕らえられる。アムネリスは自分を愛せば命を救おうとラメダスに迫るが、彼は決然として応じない。地下牢で独り死を待つラメダスの前に牢に忍び込んでいたアイーダが現れ、二人は永遠の愛を誓いながら死を待つ。
- 新国立劇場について
新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として、1997 年秋に開場しました。オペラパレス、中劇場、小劇場の特色ある3つの劇場を有し、年間約300ステージの主催公演を実施しています。
オペラ部門は2018年9月に世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演すると共に、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。
次代を担うアーティスト育成も新国立劇場の事業の大きな柱の一つであり、オペラ、バレエ、演劇の3つ研修所を擁し、充実した研修を実施しています。
所在地:東京都渋谷区本町1-1-1
https://www.nntt.jac.go.jp/
- 中国国家大劇院について
2007年12月22日に開設された中国国家大劇院(National Centre for the Performing Arts・通称NCPA)は、北京を拠点とした中国最高レベルの芸術機関です。NCPAは、「人々のため、芸術のため、そして世界のため」を理念としており、専属のオーケストラ、合唱団、アンサンブルグループ、劇団、ダンスグループを擁しています。
新国立劇場と中国国家大劇院は、2012年に日中国交正常化40周年記念 2012「日中国民交流友好年」 認定行事としてコンサート形式『アイーダ』を共同制作しました。両者は今後、様々な形での連携・協力を進めていくことで覚書を締結しており、2021年には新国立劇場のオペラ『トゥーランドット』公演映像の上映会が中国国家大劇院で開催されています。
http://en.chncpa.org/
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