「AUTOMOTIVE WORLD 2025」に出展

通信型ドライブレコーダーを活用した各種ソリューションを展示

株式会社JVCケンウッド

2025年1月15日 11時09分

株式会社JVCケンウッドは、1月22日（水）から24日（金）まで、東京ビッグサイトで開催される「AUTOMOTIVE WORLD 2025」内の「第17回［国際］カーエレクトロニクス技術展」に出展します。

今回、当社ブースでは、通信型ドライブレコーダーを活用した各種ソリューションを展示します。生成AIを搭載したドライブレコーダーとの対話が楽しめる、未来の移動体験デモンストレーションを体験いただくほか、生成AIを活用した高齢者向け運転支援サービスの構想をはじめ、エッジAIカメラによるドライブレコーダーの映像・画像データのプライバシー保護の取り組みや人流検知などの新ビジネス提案を紹介します。また、トヨタ自動車株式会社（以下、「トヨタ自動車」）との協業による、迅速で的確な消防・救急活動支援の取り組みも紹介します。

＜主な展示内容＞（当社ブース：東展示棟1F 東5ホール「第17回［国際］カーエレクトロニクス技術展」内　E52-8）

1. ドライブレコーダーと生成AIを組み合わせた未来の移動体験デモンストレーション

人とAIをつなぐ新たな可能性の提案として、生成AIを搭載したドライブレコーダーとの対話が楽しめる、未来の移動体験デモンストレーションを行います。来場者の服装を褒めたり、興味深い話題を提供して雑談したり、クイズを通して交流したりと、ドライブレコーダーと来場者がまるでパートナーのようにコミュニケーションを楽しむことができ、未来の車内コミュニケーションがどのように進化するかを体感いただきます。

2. 高齢者の安全運転支援と運転寿命の延長を目指す取り組み

高齢者ができるだけ長く、自分の意思で安全に移動できる社会を目指す取り組みとして、通信型ドライブレコーダーのセンサーやADAS（先進運転支援システム）、DMS（ドライバーモニタリングシステム）に加え、生成AIといった最新技術を組み合わせた、新たな高齢者向け運転支援サービスの構想を紹介します。ドライバーとの音声対話を通じて、運転特性だけでなく、性格や趣味といった個性を収集することで、より親しみやすい、高齢者向け音声対話型運転支援のデモンストレーションを行います。

3. ドライブレコーダー映像の活用による迅速で的確な消防・救急活動支援の取り組み　

トヨタ自動車と大阪府堺市・京都府京都市の消防局で推進する、当社ドライブレコーダーを活用した実証実験の取り組みを紹介します。火災や交通事故の発生時、消防指令室から対象付近を走行する協力企業の車両（バスやタクシー、トラックなど）に設置した通信型ドライブレコーダーより、現場の映像を取得・閲覧することができます。119番通報だけでは把握しきれない現場の状況を迅速かつ詳細に捉えることができるため、的確な消防活動や人命救助に貢献します。

4. 通信型ドライブレコーダーのエッジAIカメラとしての活用

1) ドライブレコーダーの映像・画像データのプライバシー保護

エッジAI技術を用いて、通信型ドライブレコーダーの映像に映る歩行者や車両の個人情報にマスキング処理を施し、サーバーへ送信する取り組みを紹介します。プライバシー保護に配慮した映像・画像データが送信できるため、ビッグデータへの活用がスムーズに進められることが期待できます。

2) 人流検知により、ビジネス課題解決に貢献

ドライブレコーダーに搭載されたエッジAIがリアルタイムに人流検知を行い、映像データを端末側で分析・集約したうえでサーバーに送信するソリューションを紹介します。店舗や工場、物流拠点などでの混雑状況の検知を通じ、ビジネス課題解決への貢献を目指します。

5. 聴覚に不安がある方や加齢による聴力低下をサポートするソリューション

聴覚に不安がある方や加齢による聴力低下に悩む方の安全運転や日常生活をサポートするソリューションとして、緊急車両のサイレンや他車のクラクション、呼び鈴や電話着信音などを音声認識し、ディスプレイ上にイラストと「ピーポーピーポー」「リンリン」などのオノマトペ（擬音語・擬態語）で通知するデモンストレーションを行います。