搭載AIエンジンの分類性能を向上させた改良版デジタルフォレンジックツール「KIBIT XAMINER」提供開始
コロナ禍で使用の増加したチャットツールテキストも解析可能に
株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)は、デジタルフォレンジック調査において効率的、効果的な証拠発見をする能力を高めたデジタルフォレンジックツール 「KIBIT XAMINER(読み:キビットエグザミナー)」の提供を4月より開始することをお知らせします。
KIBIT XAMINERは当社が従来提供してきたオンプレミス型フォレンジックツール「Lit i View XAMINER(読み:リットアイビューエグザミナー)」が持つ、日本語処理の正確性やAI解析の特徴を引き継ぎながら、処理速度や分類性能のさらなる向上を実現したレビューツールです。搭載した自社開発AIエンジン「KIBIT(読み:キビット)」の改良により、ドキュメントレビューの初期段階で必要なデータが十分にそろっていない状況でも、証拠に関連のある文書を従来製品より効率的に識別することが可能となりました(参考:プレスリリース「AIレビューツール『KIBIT Automator』に精度を向上したアルゴリズム、新Landscapingを搭載」, https://www.fronteo.com/20221031)。
また、解析可能な対象ドキュメント形式にチャットアプリケーションのテキストデータが加わり、レビュー業務の支援性がさらに高まりました。長いコロナ禍がもたらした働き方の変化に伴い、ビジネスシーンにおけるチャットアプリケーションの導入が大幅に進んだ結果、チャットデータのデジタルフォレンジック調査対象としての重要度が増しています。メールやチャットなどのコミュニケーションツールのテキストデータは、一般的なドキュメントと比較して構成要素が多岐にわたり、その中でもチャットは情報の往復が短時間で行われ、かつ不完全な文章構成であることが少なくないという特性から、解析の難易度が高いドキュメントです。KIBIT XAMINERは、AIを搭載したデジタルフォレンジック調査を行うオンプレミス型フォレンジックツールで、チャットドキュメントまで解析可能なものとしては、日本国内開発では初登場の製品*です。
国際訴訟におけるeディスカバリへの対応や、セキュリティ・インシデント発生時の要因調査などに代表されるデジタルフォレンジック調査においては、対象者が保有する膨大なデータのレビューを短期間に高精度で行う必要があります。しかしながら、多くの業務でデジタルツールが活用される昨今、対象データは膨大化の一途をたどり、有事にマンパワーのみによるデータレビューを行うことは非現実的なこととなりつつあります。
FRONTEOは、AIソリューションの開発・改良と高品質のサービス提供に努め、複雑かつ多様化する企業の訴訟や調査対応における作業負担軽減と効率化の支援に取り組んでまいります。
*FRONTEO調べ
■FRONTEOについて URL:https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT(読み:キビット)」と「Concept Encoder(商標:conceptencoder、読み:コンセプトエンコーダー)」、「Looca Cross(読み:ルーカクロス)」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援する、データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子証拠開示)」や「デジタルフォレンジック調査」などのリーガルテック事業をメインに、日本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。同事業で培ったAI技術をもとに、2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野、経済安全保障へと事業のフィールドを拡大し、AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・人事・営業支援など、さまざまな企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ(現:東証グロース)上場。2021年1月第一種医療機器製造販売業許可を取得(許可番号:13B1X10350)、同9月管理医療機器販売業を届出(届出番号:3港み生機器第120号)。資本金3,034,846千円(2022年3月31日現在)。
※FRONTEO、XAMINER、Lit i View、KIBIT、conceptencoder、Looca CrossはFRONTEOの日本における登録商標です。
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