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NVIDIA Blackwell RTX PRO が、ワークステーションとサーバーに登場し、デザイナー、開発者、データ サイエンティスト、クリエイターが、エージェント型 AI の構築と共同作業が可能に

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革新的な AI とグラフィックス パフォーマンスにより、デスクトップからデータ センターにいたるまで世界中の数百万ものプロフェッショナル向けにビジュアライゼーション、シミュレーション、科学技術計算を再定義

カリフォルニア州サンノゼ - GTC - 2025 年 3 月 18 日 - NVIDIA は本日、NVIDIA RTX PRO™ Blackwell シリーズを発表しました。これは、AI、テクノロジ、クリエイティブ、エンジニアリング、デザインのプロフェッショナル向けに画期的なアクセラレーテッド コンピューティング、AI 推論、レイ トレーシング、ニューラル レンダリング テクノロジを使用してワークフローを再定義する革命的な新世代のワークステーションおよびサーバー GPU です。

エージェント型 AI、シミュレーション、拡張現実、3D デザイン、複雑な視覚効果から自律型ロボット、車両、スマート スペースを支えるフィジカル AI の開発まで、RTX PRO Blackwell シリーズは、あらゆる業界のプロフェッショナルに、自分のデスクトップからでも、外出先でのモバイル ワークステーションからでもすぐ手元で使える最新かつ優れたコンピューティング パワー、メモリ容量、データ スループットを提供します。

新しいラインナップには以下が含まれます。

  • データセンター 向け GPU: NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition

  • デスクトップ 向け GPU: NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Max-Q Workstation Edition、NVIDIA RTX PRO 5000 Blackwell、NVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell、NVIDIA RTX PRO 4000 Blackwell

  • ノート PC 向け GPU: NVIDIA RTX PRO5000 Blackwell、NVIDIA RTX PRO 4000 Blackwell、NVIDIA RTX PRO 3000 Blackwell、NVIDIA RTX PRO 2000 Blackwell、NVIDIA RTX PRO 1000 Blackwell、NVIDIA RTX PRO 500 Blackwell

NVIDIA のエンタープライズ プラットフォーム担当 バイス プレジデントである ボブ ペティ(Bob Pette) は次のように述べています。「ソフトウェア開発者、データ サイエンティスト、アーティスト、デザイナー、エンジニアには、ビジュアル コンピューティングとシミュレーションの限界を押し広げ、驚異的な業界の課題に取り組むために強力な AI とグラフィックス性能が必要です。NVIDIA Blackwell をワークステーションとサーバーに導入することで、生産性、パフォーマンス、スピードが新たな高みに引き上げられ、AI 推論サービス、データ サイエンス、ビジュアライゼーション、コンテンツ作成が加速します。」

Blackwell テクノロジがワークステーションとデータセンターに登場

RTX PRO Blackwell GPU は、卓越したパフォーマンス、効率性、スケールを提供することで、生成 AI、エージェント型 AI、フィジカル AI の可能性を引き出します。

 

NVIDIA RTX PRO Blackwell GPU の特徴:

  • NVIDIA Streaming Multiprocessor (SM): 最大 1.5 倍高速のスループットとプログラマブル シェーダーに AI を統合する新しいニューラル シェーダーを提供し、今後の 10 年の AI を活用したグラフィックスのイノベーションを推進します。

  • 第 4 世代 RTコア: 前世代比で最大 2 倍のパフォーマンスを実現し、NVIDIA RTX™ Mega Geometry 向けに最適化されることで、写真のようにリアルで、物理的に正確なシーンと複雑な 3D デザインを作成できます。

  • 第 5 世代 Tensor コア: 最大 4,000 AI TOPS を達成し、FP4 精度のサポートと NVIDIA DLSS 4 マルチ フレーム生成を追加することで、AI を活用したグラフィックスの新時代を実現し、より大規模な AI モデルをより高速に実行し、プロトタイプの作成が可能です。

  • より大容量で高速な GDDR7 メモリ: 帯域幅と容量を、ワークステーションとサーバー向けで最大 96GB、ノート PC 向けで最大 24GB まで拡張します。これにより、アプリケーションをより高速に実行し、膨大な 3D や AI プロジェクトに取り組むことから、大規模な仮想現実環境を探索するところまで、すべてに対してより大規模で、より複雑なデータセットを使用して作業できるようになります。

  • 第 9 世代 NVIDIA NVENC: ビデオのエンコード速度を高速化し、4:2:2 エンコーディングに対する追加サポートによりプロフェッショナル ビデオ アプリケーション向けに品質を向上させます。

  • 第 6 世代 NVIDIA NVDEC: 最大 2 倍の H.264 デコーディング スループットを実現し、4:2:2 H.264 および HEVC デコーディングをサポートします。プロフェッショナルは、高品質のビデオ再生、ビデオ データの取り込みの高速化、高度な AI を活用したビデオ編集機能を使用できるようになります。

  • 第 5 世代 PCIe: 第 5 世代のPCI Express に対するサポートにより、前世代比 2 倍の帯域幅が提供されます。これにより、CPU メモリからのデータ転送速度が向上し、データ集約型タスクのパフォーマンスが高速化します。

  • DisplayPort 2.1: 480Hz で最大 4K、165Hz で最大 8K の高解像度表示を実現します。帯域幅の増加により、シームレスなマルチモニターの設定が可能になり、ハイダイナミック レンジやより高い色深度のサポートにより、ビデオ編集、3D デザイン、ライブ配信などのタスクでより正確な色精度が確保されます。

  • マルチインスタンス GPU (MIG): RTX PRO 6000 および 5000 デスクトップ シリーズ GPU は MIG テクノロジを採用し、単一の GPU を最大 4 つのインスタンス (6000 シリーズ) または 2 つのインスタンス (5000 シリーズ) に安全にパーティション化できます。障害の切り離しが、多様なワークロードに対して安全で効率的にリソースを割り当てられるようワークロードの干渉を防ぐことを目的に設計されており、パフォーマンスと柔軟性を最大化します。

新しいノート PC 向け GPU は、最新の NVIDIA Blackwell Max-Q テクノロジもサポートしています。これにより、AI を使用したノート PC のパフォーマンスと電力効率がインテリジェントかつ継続的に最適化されます。

ニューラルレンダリングと AI を活用したツールにより、NVIDIA RTX PRO Blackwell GPU は、これまでにないスピードと効率性で、素晴らしいビジュアル、現実世界の環境のデジタルツイン、没入型体験の作成を可能にします。この GPU は、3D コンピューター支援設計 (CAD) と建築情報モデル (BIM) のワークフローを向上させるために構築されており、これにより、デザイナーとエンジニアは複雑なモデリング、レンダリング、ビジュアライゼーションのための優れたパフォーマンスを得ることができます。

エンタープライズ データ センター向けに設計された RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition は、パッシブ冷却のサーマル設計を特徴とし、サーバーあたり最大 8 基の GPU を搭載できます。データ センターが提供する計算密度とスケールを必要とするワークロード向けに、RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition は、ヘルスケア、製造、小売、メディア、エンターテイメントなどさまざまな業界に次世代の AI、科学、ビジュアル コンピューティング アプリケーションに強力なパフォーマンスをもたらします。

「Foster + Partnersは、GPU ベースのレイトレーシング製品である Cyclops で、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Max-Q Workstation Edition GPU をテストしました。新しい NVIDIA Blackwell GPU は、これまでテストしたものすべてを凌駕する性能を発揮しました。例えば、Cyclops と併用した場合、NVIDIA RTX A6000 GPU の 5 倍高速化しました。レンダリング速度も 5 倍に向上し、Cyclops のようなツールが、設計中にリアルタイムで設計ソリューションのパフォーマンスをフィードバックできるようになりました。これにより、初期のコンセプト段階から直感的かつ情報に基づいた意思決定が可能になります。」

 - Foster + Partners の応用研究開発部門の責任者でありシニアパートナーである Martha Tsigkari氏

「GE Healthcare のエンジニアリングチームによる RTX PRO 6000 Blackwell テクノロジの初期評価では、再構成アルゴリズムにおける GPU 処理時間の最大 2 倍の改善の可能性が示され、顧客に大きな利益をもたらす可能性があることが分かりました。」

- GE Healthcare のシニアエグゼクティブ兼プラットフォームおよびデジタルソリューション担当ゼネラルマネージャーである Rekha Ranganathan 氏

「NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition GPU は、驚くほどシャープで写真のようにリアルなグラフィックスを可能にしました。Varjo XR4 のヘッドセットと Autodesk VRED とを組み合わせることで、このシステムは、没入型の自動車設計レビューに必要なレベルの明瞭さを実現しました。PCIe 第 5 世代向けの NVIDIA Blackwell サポートを使用して、VR SLI 経由で 2 つの強力な 600W の GPU を使用した結果、VR でかつて経験したことのない最高のピクセル密度と最も驚くべきビジュアルを実現することができました。」

– Rivian の最高設計責任者、Jeff Hammoud 氏

 

「NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition GPU に搭載された 96GB のメモリと強力な AI 処理能力により、Llama 3.3-70B や Mixtral 8x7b などの AI モデル、NVIDIA Omniverse プラットフォーム、産業用コパイロットで生産性が最大 3 倍に向上しました。すぐにパフォーマンスの向上を実感できました。以前はクラウドやラック サーバーでしかできなかった AI ワークロードを、ワークステーションを使用して処理できるようになりました。これにより、小売、製造、産業用エッジ アプリケーションにおける双方向デモや本番環境ワークロード用の新たな可能性が生まれます。」

– SoftServe の産業用ソリューション担当ディレクター、Shaun Greene 氏

RTX PRO GPU は、NVIDIA AI プラットフォーム上で実行され、より大容量のメモリと最新の Tensor コアを搭載しています。これにより、NVIDIA CUDA® および RTX テクノロジを基盤とする AI で高速化されたアプリケーションのエコシステムを加速します。最新の AI ベースのコンテンツ作成ツールの使用から、NVIDIA Llama Nemotron Reason のモデル ファミリや本日発表された NIM™ マイクロサービスなどの新しい推論モデルにより、推論がこれまで以上に高速化されます。また、400 以上の NVIDIA CUDA-X™ ライブラリにより、開発者はワークステーションからデータ センターやクラウドまで、新しい AI アプリケーションを簡単に構築、最適化、展開、拡張できます。

企業は、NVIDIA RTX PRO GPU、NVIDIA Omniverse™、NVIDIA AI Enterprise プラットフォームNVIDIA Blueprint、エンタープライズ レベルのサポートに支えられた使いやすい推論マイクロサービスにアクセス可能な NVIDIA NIM を使用してローカルでプロトタイプを作成することで AI の開発やデプロイを迅速に進めることができます。AI および ビジュアル コンピューニング向けの究極の世界規模のデータ センター GPU で大規模にこれらのアプリケーションを実行することもできます。これにより、RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition を使用して最も要求の厳しい計算集約型のエンタープライズ ワークロードを画期的に高速化できます。

提供予定

NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition は、Cisco、Dell Technologies、Hewlett Packard Enterprise、Lenovo、Supermicro など主要なデータ センター システム パートナーから今後数か月でサーバー構成で提供予定です。AWS、Google Cloud、Microsoft Azure、CoreWeave などのクラウド サービス プロバイダーおよび GPU クラウド プロバイダーから、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition を搭載したインスタンスが今年後半に提供開始される予定です。さらに、サーバー エディションの GPU は、ASUS、GIGABYTE、Ingrasys、Quanta Cloud Technology (QCT)、その他のグローバル システム パートナーからデータ センター プラットフォームとして提供される予定です。

NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition と NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Max-Q Workstation Edition は、PNY、TD SYNNEX などグローバル販売パートナーから 4 月に、BOXX、Dell、HP Inc、Lambda、Lenovo などのメーカーから 5 月に提供予定です。

NVIDIA RTX PRO 5000、RTX PRO 4500、RTX PRO 4000 Blackwell GPU は、BOXX、Dell、HP、Lenovo およびグローバルな販売パートナーを通じて、今夏に提供予定です。

NVIDIA RTX PRO Blackwell ノート PC 向け GPU は今年後半から Dell、HP、Lenovo、Razer より提供予定です。

NVIDIA RTX PRO Blackwell GPU についての詳細は、GTC の基調講演をご覧いただくか、3 月 21 日まで開催される本イベントで NVIDIA と業界のリーダーたちによるセッションに参加登録してください。また、Tech Interactive Museum の XR パビリオンで RTX PRO Blackwell GPU で実行されるエクステンデッド リアリティのデモもぜひご覧ください。

NVIDIAについて

NVIDIA (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッド コンピューティングの世界的なリーダーです。

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会社概要

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都港区赤坂2-11-7 ATT New Tower13F
電話番号
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代表者名
大崎 真孝
上場
未上場
資本金
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設立
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