デジタル地域通貨「せたがやPay」、現地決済型の独自のふるさと納税機能を公開

デジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」に新機能追加。「流出する自治体」から「呼び込み、循環させる自治体」へ

株式会社アイリッジ

ふるさと納税メニューボタン / チュートリアル画面 / 返礼品選択画面 / 寄付額選択画面

 株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、東京証券取引所グロース:3917、以下「アイリッジ」)の連結子会社でデジタル地域通貨事業を展開する株式会社フィノバレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:川田 修平、以下「フィノバレー」)は、デジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」の新機能「ふるさと納税機能」が、2025年2月3日より東京都世田谷区のデジタル地域通貨「せたがやPay」で公開されたことをお知らせします。今後も区外から流入するお金を増やし、入ってきたお金を区内で循環させる、域内循環を目指してまいります。

ふるさと納税機能提供の背景

 ふるさと納税の利用増加に伴い、2024年度の世田谷区の区民税流出額は111億円にものぼりました。流出額は11年連続で増加し、都内自治体で最多の状況が続いています。一方、地方交付税の不交付団体であることから国からの減収分の補填もなく、そのまま減収につながる深刻な事態となっています。これを受け、世田谷区ではふるさと納税仲介サイトを通じて、「せたがやPay ふるさとポイント」を含む返礼品の拡充などを行ってきました。今回、「せたがやPay」自体に現地決済型ふるさと納税機能が搭載されることで、送料や仲介サイトへの手数料の負担もなく、返礼品の提供が可能になります。またユーザーにとっても、寄付から返礼品(ポイント)の受け取り、利用まで「せたがやPay」アプリ内で完結することができ、利便性が向上します。

「せたがやPay」のふるさと納税機能について

 「せたがやPay」ふるさと納税機能では、「せたがやPay」アプリ内のバナーから寄付ページに遷移して行ったふるさと納税(寄付)に対して、即時に返礼品として、「せたがやPayふるさとポイント」が付与されます。対象店舗は現在約3,000店舗あり、アプリ内から確認できます。ふるさと納税は「せたがやPay(せたがやコイン)」での寄付はもちろん、クレジットカードからの寄付も可能です。

※決済に対する「せたがやPay」ポイント還元を実施中の場合でも、寄付分は還元対象外となります

 また金融機関や行政は、専用管理画面から返礼品や寄付額、寄付履歴などの登録・管理やCSVダウンロードなども行えるようになっています。

 現地決済型ふるさと納税では、滞在中に現地の魅力を感じてもらうことや、関係人口の増加が鍵になります。フィノバレーでは今後も、デジタル地域通貨を通じた新しい価値の創造に取り組んでまいります。

せたがやPayについて

 「せたがやPay」は、東京都世田谷区の支援のもと、世田谷区商店街振興組合連合会が2021年2月に提供開始した、世田谷区を対象とするデジタル地域通貨です。ユーザーは「せたがやPay」アプリをダウンロードして現金をチャージすることで、世田谷区内の「せたがやPay」加盟店でキャッシュレス決済が行えるようになります。チャージは全国のセブン銀行ATMやローソン銀行ATM、その他連携する銀行口座から原則24時間365日、スマホで簡単に行えます。店舗の二次元コードをアプリで読み取る方式で専用端末不要のため、店舗側は初期投資費用がかからず導入できます。

 地元商店街と連携したイベントやスタンプラリー機能を活用し、地域活性化や関係人口の創出に取り組んでいるほか、自治体が支援する強みを活かし、世田谷区が付与する行政ポイントの受け皿としての活用や、地域の情報インフラとしての活用も始まっています。

https://setagayapay.com/

MoneyEasy(マネーイージー)とは

 株式会社フィノバレーが提供する、デジタル地域通貨サービスを短期間で安価に開始できるプラットフォームシステムです。スマートフォンアプリを使って、チャージから決済までを可能にします。支払方法として二次元コード読取方式を採用しているため、店舗側での初期投資や手間がかからず導入できるのが特長です。また、自治体でのプレミアム付商品券事業や行政ポイント(市民活動・ボランティア支援、健康増進活動支援など)等の運用も容易に実施でき、地域でのさまざまな活動をより効率化していき、持続可能な地域づくりに活用できるプラットフォームを目指しています。

■全国で展開中のデジタル地域通貨(提供開始順)

岐阜県飛騨高山地域「さるぼぼコイン」/千葉県木更津市「アクアコイン」/東京都江東区「カケハシコイン」/長崎県南島原市「MINAコイン」/東京都世田谷区「せたがやPay」/岐阜県「ぎふ旅コイン」/熊本県人吉市「きじうまコイン」/福島県磐梯町「ばんだいコイン」/東京都府中市「ふちゅチケ」※商品券/東京都板橋区「いたばしPay」/長崎県佐世保市「させぼeコイン」/岡山県真庭市「まにこいん」/東京都東村山市「東村山アインPay」/長崎県大村市「ゆでぴ」/高知県「ジモッペイ」/神奈川県秦野市「OMOTANコイン」/島根県海士町「ハーンPay」/神奈川県寒川町「さむかわPay」

株式会社フィノバレー

株式会社フィノバレー

株式会社フィノバレーは、デジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を軸としたローカル決済ソリューションを通じて、地域や行政の様々な課題の解決を目指しています。2017年に国内初の金融機関発行電子地域通貨として始まった「さるぼぼコイン」を皮切りに、2018年には行政・商工会議所・金融機関が連携して取り組む初事例の「アクアコイン」をスタート。地域の皆さまとの協力関係をもとにした"顔の見える導入・運営体制"を強みに、全国各地で取り組みを推進しています。

https://finnovalley.jp/

株式会社アイリッジ

株式会社アイリッジ

株式会社アイリッジは、企業のアプリビジネス支援とビジネスプロデュース支援を軸に、リテールテック、フィンテック、MaaS、業務支援等、幅広い領域でDXを支援しています。

アプリビジネス支援ではOMO*アプリの企画・開発における業界トップクラスの実績があり、手がけたアプリの月間アクティブユーザー数は国内最大級の9,000万超。開発から機能拡張、マーケティング施策まで行えるアプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」が主力プロダクトです。
*Online Merges with Offline:オンラインとオフラインを統合したマーケティング

ビジネスプロデュース支援では、アプリに限定しない、コミュニケーションデザインの戦略立案からデジタルとリアルを統合した施策の企画・実行までを支援可能。グループ会社のQoilと連携し、プロデューサーとプランナー、クリエイティブディレクター等から成るチームで、”点”の相談を”面”の課題解決に導く独自の価値提供を行います。総合電機メーカーや金融サービス事業者、電気通信事業者等、業界トップ企業の幅広い実績を持ちます。

https://iridge.jp/

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会社概要

株式会社アイリッジ

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URL
https://iridge.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区麻布台1-11-9 BPRプレイス神谷町10F
電話番号
03-6441-2325
代表者名
小田健太郎
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2008年08月