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NVIDIA Omniverse フィジカル AI オペレーティング システムが、より多くの業界とパートナーにエコシステムを拡張

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  • Accenture、Ansys、Cadence、Databricks、Dematic、Hexagon、オムロン、SAP、Schneider Electric With ETAP、Siemens が Omniverse を業界をリードするソフトウェア ツールに統合

  • 4 つの新しい Blueprint がロボット対応のファクトリーと大規模な合成データの生成を可能に

  • Foxconn、General Motors、Hyundai Motor Group、KION Group、Mercedes-Benz、Pegatron および Schaeffler が、産業用 AI の変革に Omniverse を採用

カリフォルニア州サンノゼ - GTC - 2025 年 3 月 18 日 - NVIDIA は本日、業界をリードするソフトウェアおよびサービスプロバイダーである Ansys、Databricks、Dematic、オムロン、SAP、Schneider Electric with ETAP、Siemens などが、フィジカル AI による産業のデジタル化を加速するために、NVIDIA Omniverse™ プラットフォームを自社のソリューションに統合していることを発表しました。

NVIDIA Cosmos™ 世界基盤モデルに接続された新しい NVIDIA Omniverse Blueprint が利用可能になりました。これにより、フィジカル AI 開発に必要なロボット対応の施設および大規模な合成データの生成が可能になりました。

NVIDIA の Omniverse およびシミュレーション テクノロジ担当副社長である レブ レバレディアン(Rev Lebaredian) は次のように述べています。「Omniverse は、世界の物理データをフィジカル AI の世界に接続するオペレーティング システムです。Omniverse により、産業用ソフトウェア、データ、プロフェッショナル サービスの世界的リーダー企業は、産業エコシステムを統合し、産業用の次世代 AI を前例のないスピードで進化させる新しいアプリケーションを構築しています。」

新しい Blueprint がロボット対応施設と大規模な合成データの生成を可能に

産業用デジタル ツインで複数ロボットのフリートを大規模にテストするための Omniverse Blueprint である Mega は、現在 build.nvidia.com でプレビュー版が公開されています。また、NVIDIA Metropolis プラットフォームを搭載したビデオ検索および要約用の NVIDIA AI Blueprint も公開されています。これは施設全体の活動を監視する AI エージェントの構築に役立ちます。

製造業界のリーダー企業は、フィジカル AI を使用して産業オペレーションを最適化するために Blueprint を活用しています。

自動車製造では、Schaeffler と Accenture が Mega の導入を始めています。これは材料ハンドリングの自動化を目的とした Agility Robotics Digit のフリートをテストおよびシミュレーションを行うためです。Hyundai Motor Group は組み立てラインで Boston Dynamics Atlas ロボットをシミュレーションするために、この Blueprint を使用しています。一方、Mercedes-Benz は車両組み立て作業の最適化のために、この Blueprint で Apptronik の Apollo ヒューマノイド ロボットをシミュレーションしています。

電子機器製造の分野では、Pegatron が Mega を使用して、フィジカル AI ベースの NVIDIA Metropolis ビデオ分析エージェントを開発し、工場オペレーションと作業員の安全性を向上させています。Foxconn は、NVIDIA Blackwell プラットフォーム向けに製造施設で産業用マニピュレーター、ヒューマノイド、モバイル ロボットをシミュレーションするために、この Blueprint を活用しています。

Foxconn の中核子会社である Fii の CEO、Brand Cheng 氏が次のように述べています。「Foxconn は、未来の工場の実現という目標に向かって歩み続ける中で、事業を変革する方法を常に模索しています。NVIDIA Omniverse と Mega を使用して、当社はフィジカル AI の次の波へと前進するために、主要な工場で稼働するヒューマノイドをテストし、トレーニングを行っています。」

倉庫およびサプライ チェーン ソリューションについては、KION Group、Dematic、Accenture が次世代の AI による自動化を推進するために Mega を統合していると発表しました。また、idealworks はロボティクス フリートのシミュレーション、テスト、および最適化を実施するために、同社のフリート管理ソフトウェアに Mega を統合しています。SAP のお客様とパートナーは、Omniverse を使用して、倉庫管理シナリオ用の独自の仮想環境を開発することができます。

AI ファクトリーのデジタル ツイン向けの新しい Omniverse Blueprint により、データ センター エンジニアは AI ファクトリーのレイアウト、冷却、電気設備の設計およびシミュレーションを行い、その利用率と効率を最大限に高めることができます。Cadence Reality Digital Twin Platform と Schneider Electric with ETAP は、自社のシミュレーション ソフトウェアを初めて Blueprint に統合した企業となりました。また、Vertiv と Schneider Electric は、AI ファクトリーのデジタル ツイン開発を加速するために、電源および冷却装置の Omniverse SimReady 3D モデルを提供しています。

また、合成操作モーション生成用の NVIDIA Isaac GR00T Blueprint も現在ロボティクス開発者向けに提供が開始されており、Omniverse と Cosmos からの大規模な合成データ生成が可能になっています。Blueprint は、ヒューマノイド開発者がデータ収集時間を数時間から数分に短縮し、ロボット開発を高速化するのに役立ちます。

 

Omniverse フィジカル AI オペレーティング システムが多様な産業に拡張

デジタル化は、物理世界に根ざした産業にとって難しい課題です。レガシー システムからのデジタル データと物理世界のデータが大量に蓄積され、サイロ化が生じます。Omniverse は、OpenUSD 上に構築されたオペレーティング システムで、開発者が物理世界のデータとアプリケーションを統合することを可能にします。

AnsysCadence、Hexagon、オムロン、Rockwell Automation、Siemens は、Omniverse のデータ相互運用性とビジュアライゼーション テクノロジを、それぞれ の主要な産業用ソフトウェア、シミュレーション、オートメーションソリューションに統合し、製品開発の加速と製造プロセスの最適化を目指しています。

フィジカル AI については、Alphabet 傘下の Intrinsic が、Omniverse ワークフローと、NVIDIA のロボティクス基盤モデルにより、デジタル ツインから Flowstate を使用したハードウェアの展開への移行を実現しています。Databricks は、NVIDIA Omniverse と Databricks Data Intelligence Platform を統合しており、これによりフィジカル AI 向けの大規模な合成データ生成が可能になっています。

米国最大の自動車メーカーである General Motors は、マテリアル ハンドリング、輸送、精密溶接などの業務向けに工場を強化してプラットフォームをトレーニングするために、Omniverse を採用したことを発表しました。

製造ライフサイクルのもう 1 つの例として、Unilever は自社製品のマーケティング コンテンツ作成を効率化および最適化するために Omniverse および物理的に正確なデジタル ツインの導入を発表しています。

あらゆるクラウドにおける Omniverse

OpenUSD ベースのアプリケーションの開発、展開、スケールアウトを簡素化するために、現在、AWS Marketplace で NVIDIA L40S GPU を搭載した EC2 G6e インスタンスの仮想デスクトップ イメージとして、NVIDIA Omniverse が利用可能になりました。Microsoft Azure  Marketplace では、NVIDIA A10 GPU 上で事前構成済みの Omniverse インスタンスと Omniverse Kit App Streaming が現在提供されています。これにより、開発者はカスタム Omniverse アプリケーションを簡単に開発し、ライブ配信できるようになります。

これらのクラウド ベースの NVIDIA Omniverse の開発者ツールとサービスは、今年後半に NVIDIA L40S GPU を搭載した Oracle Cloud Infrastructure のベアメタル インスタンス、および新しく発表された Google Cloud Platform 上の NVIDIA RTX PRO™ 6000 Blackwell Server Edition で提供される予定です。

OpenUSD がロボティクスのワークフローを統合

GTC では、NVIDIA が Disney Research および Intrinsic と共同でロボティクス向け OpenUSD Asset Structure Pipeline について紹介しました。この新しい構造とデータ パイプラインは、OpenUSD 内で現在使用されているベスト プラクティスを活用し、ロボティクスのワークフローの一元化を目指し、すべてのデータ ソースに共通言語を提供するものです。

詳細については、NVIDIA GTC の基調講演をご覧いただき、OpenUSDフィジカル AI と産業用 AI のセッション、NVIDIA のエキスパートと業界のリーダーによるトレーニングセッションにご登録ください。

※本発表資料は米国時間 2025 年 3 月 18 日に発表されたプレスリリースの抄訳です。

NVIDIA について
NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、アクセラレーテッド コンピューティングの世界的リーダーです。

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会社概要

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都港区赤坂2-11-7 ATT New Tower13F
電話番号
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代表者名
大崎 真孝
上場
未上場
資本金
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設立
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