少数株ドットコム・山中裕が語る2026年ノーベル経済学賞【選考委員②】トミー ・アンダーソン――「価格のつかない市場」を設計するマッチング理論の実務家
難民の住宅割り当てを実装したマーケットデザインの専門家が委員会に座る意味と、社会に実装された経済学を評価する近年の傾向から、選考を読み解く
非上場企業の株式流動化プラットフォームを運営する少数株ドットコム株式会社(本社:東京都練馬区、代表取締役会長:山中 裕、以下「当社」)は、2026年10月12日に発表が予定されるノーベル経済学賞にあわせ、特別ウェビナー『山中裕が語る2026年ノーベル経済学賞』を開催しております。本シリーズでは、賞の行方を左右する「選考委員会」の顔ぶれと、受賞が有力視される「予測候補」を一人ずつ取り上げます。今回はその『選考委員編②』として、下記セッションを2026年10月上旬に開催することをお知らせいたします。
当社は、資本市場の最前線を読み解くうえで、経済学の理論と実証がいかに現実の制度や投資判断を形づくってきたかを重視しております。ノーベル経済学賞は、その到達点を映す鏡にほかなりません。
本セッションでは、2026年ノーベル経済学賞選考委員会の一員であるトミー・アンダーソン(Tommy Andersson)氏を取り上げます。ルンド大学経済学教授で、ゲーム理論、とりわけマーケットデザインとマッチング理論を専門とし、設計したアルゴリズムを実際の行政に実装する「実装する研究者」です。東大経済学部卒の投資家であり、同国で自ら実業(医療・教育・農業等)を展開する当社代表取締役会長の山中裕が、同氏の専門と選考への含意を解説いたします。

■1.ウェビナー開催の背景
マッチング理論は、学校配置・医師研修・臓器移植など、価格メカニズムが機能しない市場を対象とします。1962年のゲール=シャプレーの「受入保留方式」を基礎に、参加者が組み直す誘因を持たない「安定性」、正直な申告が最適となる「耐戦略性」、取りこぼしのない「効率性」という三原則を追求する分野です。
アンダーソン氏の特徴は、机上の最適解ではなく「実装できる次善解」を作る点にあります。ラース・エーラースとの共同研究では、言語や信用情報の壁で住宅を見つけられない難民と、受け入れ能力のある家主を、住宅の法定基準・世帯分割不可・家主の拒否権といった実制約を組み込んでマッチングしました。公営住宅や電波免許のように「価格を部分的にしか使えない市場」でも、正直申告を促しつつ市場を清算する「最小価格均衡」を理論化しています。
マーケットデザイン分野は2012年(ロス=シャプレー)と2020年(ミルグロム=ウィルソン)に受賞済みで、三度目の授賞は考えにくいとされます。むしろ重要なのは、同分野の専門家が委員会にいることで、機械学習・デジタルプラットフォームや労働経済学といった隣接領域の候補を精密に評価できる点であり、「社会に実装された経済学」を重んじる近年の傾向を反映した人選と言えます。
投資の世界でも、理論の正しさより「現実の制約のなかで動く仕組みをつくれるか」が価値を分けます。アンダーソン氏の実装志向は、委員会が候補の学術的美しさだけでなく社会実装の実績を見ることを示唆します。本ウェビナーでは、この視点から選考を読み解きます。
■2.本ウェビナーの主なトピック
本ウェビナーでは、主に以下の4つのトピックについて詳しく解説を行います。
(1)価格のつかない市場を設計する理論
学校配置や臓器移植など、価格が使えない市場を安定性・耐戦略性・効率性で設計するマッチング理論。
(2)難民の住宅割り当ての実装
法定基準や家主の拒否権など実制約を組み込み、机上の解でなく実装できる次善解を作った実績。
(3)価格を部分的に使える市場
公営住宅や電波免許で、正直申告を促しつつ市場を清算する最小価格均衡の理論化。
(4)隣接領域の評価への含意
マーケットデザインの専門家が委員にいることが、機械学習・労働など隣接候補の評価に持つ意味。
■3.開催概要
日時: 2026年10月上旬(ノーベル経済学賞発表前)
タイトル: 少数株ドットコム代表 山中 裕「2026年ノーベル経済学賞を語る」シリーズ 選考委員編②『トミー・アンダーソン――「価格のつかない市場」を設計するマッチング理論の実務家』
形式: オンライン配信(Zoomウェビナー)
参加費: 無料(事前登録制)
対象者: マーケットデザインや制度設計に関心のある方、ノーベル経済学賞の選考構造を知りたいビジネスパーソン、経済理論の社会実装に関心のある投資家
申込方法: info@shosukabu.com 宛に、件名へ『「2026年ノーベル経済学賞 選考委員②」ウェビナー参加希望』と明記のうえ、お申し込みください。
■4.今後の展望
『山中裕が語る2026年ノーベル経済学賞』シリーズでは、話題性や印象論に流されることなく、選考委員会の専門性と候補者の学術的貢献という「構造」から、賞の行方を冷静に読み解いてまいります。今後も少数株ドットコムでは、経済学の最前線を投資と社会の文脈に接続し、当社ならではのグローバルインテリジェンスを提供してまいります。
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【本件に関するお問い合わせ先】
少数株ドットコム株式会社
担当部署: 広報担当窓口 info@shosukabu.com
https://note.com/syousuukabu_koho
【関連リンク】
男女産み分けドットコム:https://danjo-umiwake.com
CapitalJusticeLab:https://capital-justice-lab.com/
投資ブラザーズ:https://m.youtube.com/watch?v=2MG5joxYNn8&ra=m
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■当社代表プロフィール
山中 裕(やまなか・ゆたか)
1976年東京都文京区生まれ、練馬区育ちの日本を代表する投資家。ADHDや難読症に苦しみながらも、独自の学習法を開発し、東京大学経済学部を総代で卒業後、コロンビア大学大学院(金融工学)修士号取得、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に留学。
保谷硝子(現HOYA株式会社)創業者のひとり、山中茂の孫。世界的にも「テクノロジーのわかるアクティビスト」と評される一方、地道な銘柄研究により、2010年代初頭にNVIDIAに着目したほか、ブロードコムや、TSMC、モンスター・ビバレッジ、ノボノルディスクなどの銘柄を早期に発掘して、投資を実行し、極めて高いリターンをあげることに成功した。
日本国内では、株主提案実務を牽引し、2010年、HOYAに創業家株主として15議案の株主提案を提出。役員報酬の個別開示(45パーセント強の賛成)、社外取締役のみの経営会議設置、株主提案説明文字数の拡大(4,000字)など、ガバナンス改革を求める内容で、ISS・Glass Lewis・日本プロクシー・ガバナンス研究所の3社すべてから、複数の議案で、賛成推奨を受け、2011年にはハーバード大学法科大学院で講演し、その後も、みずほFG・MUFG・りそなHDなどでも40%台の支持を集める株主提案を実施した。
株主補助参加人として参画したハイアス・アンド・カンパニー(現くふう住まいコンサルティング)損害賠償請求事件で、2025年勝訴判決を得るなど、少数株主の権利行使でも実績を重ねる。現在、徳島県美馬市の株式会社河野メリクロンの筆頭株主としてスマート農業に注力。コーカサス地方のジョージア(トビリシ)では農業・病院・学校経営を展開し、代理出産などを含む医療サービスも手がけている。
投資ブラザーズ合同会社共同代表社員、少数株ドットコム株式会社共同創業者兼会長。世界の上場企業1,000社超、非上場企業200社超の株主。座右の銘は故・柴田保光投手の「チャンピオンに立ち向かって勝つことがプロの目標のひとつ」。30年来の日本ハムファイターズファンでもある。
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会社概要
少数株ドットコム株式会社
URL: https://www.shosukabu.com/
業種: サービス業
本社所在地: 東京都練馬区東大泉三丁目37番7号
電話番号: 03-3590-4667
代表者名: 山中 裕
上場: 未上場
資本金: 9000万円
設立: 2023年03月
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