ジェイテクト、LEXUS RZにステア・バイ・ワイヤシステムとバックアップ電源(Libuddy®搭載)が採用
株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:近藤 禎人、以下「ジェイテクト」)が、開発・量産を進める次世代のステアリングシステムの一つであるリンクレスのステア・バイ・ワイヤシステムと、そのバックアップ電源装置に搭載される高耐熱リチウムイオンキャパシタ「Libuddy®」(以下、「Libuddy®」)が、2025年3月12日にトヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:佐藤 恒治)よりリリースされたLEXUS初となるBEV専用モデル 「RZ」 に搭載されました。リンクレスステアバイワイヤシステムの搭載はLEXUSでは初採用となります。
Libuddy®は株式会社ジェイテクトの登録商標です。
LEXUSはトヨタ自動車株式会社の登録商標です。

ジェイテクトグループは「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」というミッションに基づき、2030年までに目指す姿としてJTEKT Group 2030 Vision「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を掲げています。このソリューションプロバイダーへの変革のために、既存製品の高付加価値化と新領域へのチャレンジの両軸での成長と変革を目指しています。

1.ステア・バイ・ワイヤシステム、Libuddy®について
ジェイテクトは、1988年に電動パワーステアリング(以下、EPS)の量産を世界で初めて開始しました。EPSにおいて安全・環境に配慮した性能向上に加え、快適性向上による将来のモビリティ社会を見据えて、操舵ユニットと転舵ユニットの機械的な接続構造のないリンクレスのステア・バイ・ワイヤシステムの開発を進めてまいりました。開発したステア・バイ・ワイヤシステムは、安全第一で構成されたシステムの冗長化、新しい制御技術を実装し、車両への搭載可能なシステムとなりました。
そして、電動化技術で操作系を拡げ、ワインディングでの直感的な操作フィーリングや低速域での取り回し性において、LEXUSが大切にしている「人とクルマとの対話」をより加速させ、従来のコックピットに大きな変革をもたらすと認められ、搭載されました。ステア・バイ・ワイヤシステムは機械的な接続構造がないため、搭載性がよく、その他機器のレイアウトの自由度が高まります。また、車両衝突の際でも、その構造によりハンドルからの突き上げがなく、運転手の安全確保にも寄与しています。
Libuddy®は、当社のEPSシステムの補助電源用高耐熱リチウムイオンキャパシタとして開発されましたが、現在では、様々な設備・装置のエネルギーマネジメントなど、自動車以外の用途でも提案を進めている製品です。
Libuddy®をバックアップ電源にすることで、万が一、車両電源トラブルが発生した際、路肩に寄せるなど安全な位置まで車両を操作できる電力を供給し、車両、運転手、同乗者、周囲の環境への安全性向上に寄与しています。
2.今後について
ジェイテクトグループがもつコアコンピタンスを掛け合わせて、モビリティの安全性や走行性の向上、環境性向上に貢献する製品・サービスの技術力を更に高めてまいります。
そして、次世代の自動車技術に貢献することができるソリューションプロバイダーとしてお客様に新たな価値を提案してまいります。
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