2020年 新成人に関する調査 ~未来への不安が高まる一方で、グローバル化への意識は向上~(マクロミル調べ)
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 グローバルCEO:スコット・アーンスト)は、旬な情報や話題のネタについてアンケートを行い、ニュースレター「HoNote通信」として調査結果をお届けしています。
今回のテーマは「2020年 新成人」。2020年(令和2年)の成人式を目前に、対象となる新成人500名に調査を実施しました。この調査は 2008 年から開始し、今回で13年目の定点調査です。夢や関心事、就職や世の中の潮流に対する考え、SNSやデジタル機器の利用実態、情報感度など幅広く聴取した中から、特徴的だった結果をピックアップしてご紹介します。
今回のテーマは「2020年 新成人」。2020年(令和2年)の成人式を目前に、対象となる新成人500名に調査を実施しました。この調査は 2008 年から開始し、今回で13年目の定点調査です。夢や関心事、就職や世の中の潮流に対する考え、SNSやデジタル機器の利用実態、情報感度など幅広く聴取した中から、特徴的だった結果をピックアップしてご紹介します。
■トピックス
- 「日本の未来は明るい」31%。昨年より6ポイントダウン
- 明るいと思う理由は、「オリンピック」「景気回復」「平和」、
暗いと思う理由は、「少子高齢化」「年金問題」「政治家の不祥事」「外交問題」「オリンピック後の景気後退」「災害」など - 国民年金制度を「信頼できる」36%。「信頼できない」は64%で、「受給」に対する不安・不満が多数
- グローバル化への意識が向上。6割が「国内で外国人と働くこと」に関心あり、「英語で仕事」も5割
- 所有率1位のデジタル端末は「iPhone」で69%
- SNS利用率、「Instagram」が躍進し4年で2.7倍に
- 活躍を期待する2020年新成人ランキング! 1位「永野芽郁」、2位「上白石萌歌」、3位 「清宮幸太郎」
■調査結果
- 1. 「日本の未来は明るい」31%。昨年より6ポイントダウン
日本の未来は明るいと思う人は、「明るいと思う(2%)」と「どちらかといえば、明るいと思う(29%)」を合計し31%で、昨年よりも6ポイント減となりました。明るいと思う人の割合を過去の調査データで振り返ると、2014年に大きな上昇の山、そして2019年に小さな上昇の山が見られます。2つの年の共通点として、“消費税率の引き上げ”が挙げられます。2014年は4月に実施された8%増税前の調査で、前年よりも22ポイントと大きく上昇し翌年に下降、2019年は10月に実施された10%増税前の調査で、徐々に復調していたスコアが今年下降しました。
- 2. 明るいと思う理由は、「オリンピック」「景気回復」「平和」、暗いと思う理由は、「少子高齢化」「年金問題」「政治家の不祥事」「外交問題」「オリンピック後の景気後退」「災害」など
- 3. 国民年金制度を「信頼できる」36%。「信頼できない」は64%で、「受給」に対する不安・不満が多数
信頼できるという人は、「信頼できる(3%)」と「どちらかといえば、信頼できる(33%)」を合計し36%で、昨年まで上昇傾向にありましたが今年は6ポイント減となりました。「信頼できない」という人の方が引き続き多数派であることは変わらず、その理由としては、「金額が減る・貰えない」といった受給に対する不安・不満が圧倒的で、「老後2,000万円問題」を理由に挙げる人も見られました。
- 4. グローバル化への意識が向上。6割が「国内で外国人と働くこと」に関心あり、「英語で仕事」も5割
「外国語習得」に関心がある人は67%、「仕事で英語を使うこと」に関心がある人は49%で、いずれも年々増加しています。また、「外国人と日本国内で働くこと」に関心がある人も58%で、新成人の半数以上が該当しました。これらを裏付けるかのように、「英語に不安がある」という人は年々減少しています。このように、外国語(英語)、外国人とのコミュニケーションに関心を持つ人は年々増加し、グローバル化への意識は向上しています。
※「外国語習得」・「仕事で英語を使うこと」・「外国人と日本国内で働くこと」は、いずれも「関心がある」と「やや関心がある」の合計。また、「英語に不安がある」は、「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計
- 5. 所有率1位のデジタル端末は「iPhone」で69%
今年、新成人が所有するデジタル端末の1位は「iPhone」で69%でした。2013年から所有率が上昇し続けています。スマートフォンの観点で見ると、2016年に「iPhone」と「Android」が逆転し、以降その差は年々広がっています。また、「iPhone」以外のデジタル端末の所有率は、おおむね下降傾向にあります。
- 6. SNS利用率、「Instagram」が躍進し4年で2.7倍に
なお、2018年の流行語大賞にノミネートされた「TikTok」は12%で、昨年とほぼ横ばいでした。
- 7. 活躍を期待する2020年新成人ランキング! 1位「永野芽郁」、2位「上白石萌歌」、3位 「清宮幸太郎」
※HoNote編集部にて選定した29名の著名人を選択肢として用意。今後の活躍を期待・応援する人を複数回答で聴取
●活躍を期待する2020年新成人ランキング トップ5
ベース:新成人(n=500)/複数回答
1位 永野芽郁/女優・モデル(37.6%)
2位 上白石萌歌/女優(24.0%)
3位 清宮幸太郎/プロ野球選手(北海道日本ハムファイターズ)(20.6%)
4位 山下美月/アイドル(乃木坂46)(14.8%)
5位 高橋海人/アイドル(King & Prince)(14.0%)
5位 マリウス葉/アイドル(Sexy Zone)(14.0%)
▼その他の調査内容 ・関心を持っている政治・経済・社会のニュース ・政治・選挙・経済・外交への関心 ・理想の大人はいるか ・20歳になって(なったら)嬉しいと思うこと ・将来就きたいと思う職業 ・・・など ▼すべての調査結果は、以下よりダウンロードいただけます。 https://honote.macromill.com/report/20200107/?utm_source=release&utm_medium=page-link |
■調査概要 「2020年 新成人に関する調査」
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:2020年(令和2年)1月に開催される成人式の対象者(マクロミルモニタ会員)
割付方法:男性250サンプル、女性250サンプル(合計500サンプル)
調査期間:2019年12月16日(月)~2019年12月17日(火)
※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。
■データ引用について
データを引用・転載される際は「株式会社マクロミル調べ」と出典を明記してご利用いただくようお願いします。
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