『NAVITIME』『鉄道時刻表クラウド by NAVITIME』AIを活用し、大規模イベントによる駅の混雑予報の精度向上と、混雑理由を可視化する新機能

「18時は、ドームでライブのため混雑します」など、なぜ混雑するかひと目でわかる。混雑回避をサポート

株式会社ナビタイムジャパン

2025年12月24日 13時00分

　株式会社ナビタイムジャパン（代表取締役社長：大西啓介、本社：東京都港区）は、2025年12月24日（水）より、個人向け総合ナビゲーションアプリ『NAVITIME』および法人向け『鉄道時刻表クラウド by NAVITIME』にて、AIを活用し、大規模イベントに影響を受ける駅の混雑予報の精度を向上させ、混雑理由を可視化する新機能を提供開始します。

　『NAVITIME』では、「駅混雑予報」として、ユーザーの検索データに基づき、駅が混雑する時間帯を1時間単位で予測・グラフ表示する機能を提供しています。ユーザーから「いつ」混雑するかだけでなく、「なぜ」混雑しているのか具体的な理由を知った上で、移動計画を立てたいというニーズがありました。

　今回の対応では、新たに生成AIを活用し、Web上に公開されている様々な大規模イベント情報※1を自動で収集・解析を行います。これにより、既存の検索データだけでは把握できなかった混雑の理由まで特定できます。

　『NAVITIME』のルート検索結果には、「周辺で大規模イベント　混雑注意」と表示され、これをタップすると、具体的なイベント会場、イベントの開場・開始・終了時間、いつもの混雑とイベントによる混雑予測を可視化した「混雑予報グラフ」などの混雑予報を確認できます。ユーザーは、事前に混雑理由を把握できるため、「混雑する前に移動する」「少し遠回りだが別の駅を利用する」といった、混雑回避の具体的な判断の一助として活用できます。

　また、法人向け『鉄道時刻表クラウド by NAVITIME』にて同機能を提供することで、サービスを導入する鉄道事業者様は、自社Webサイトやアプリを通じて駅の利用者に「駅混雑予報」を発信し、混雑する時間を避けた移動を案内することが可能になります。

　予測技術に関しては、既存の検索データに基づく予測は、ユーザーが検索する（通常、3日前～前日）まで予測できない課題がありました。生成AIを活用することにより、Web上のイベント情報を公開と同時に検知・解析できるため、数ヶ月先のイベントに伴う混雑の根拠も早期に把握することが可能です。また、Web上の複数ソース（イベント名、主催者、開催場所・時間など）を横断的に解析・関連付けすることで、イベント情報を正確に整備できます。ナビタイムジャパンの検索データとAIを組み合わせることで、リアルタイムから数ヵ月先の未来の混雑予報までを、より高精度に提示することが可能になりました。