[DALI 新製品] ブックシェルフ・スピーカー「DALI KUPID」発売のお知らせ

フラッグシップスピーカーDALI KOREの技術および設計思想を継承するエントリー・ブックシェルフ・スピーカー

株式会社ディーアンドエムホールディングス

2025年9月24日 11時00分

株式会社ディーアンドエムホールディングスは、2025年9月26日（金）にDALIブランドのスピーカー「KUPID」を発売することをお知らせいたします。このKUPIDは、2022年に発表されたDALIの新世代のフラグシップモデル「DALI KORE」以降初めて製品化されるエントリーグレードのブックシェルフ・スピーカーです。それゆえにKUPIDは、DALIのこれまでの長い歴史とフラッグシップスピーカーDALI KOREの開発を通して培われた、音響工学に関する先進的な技術および設計思想を継承しています。DALIの代名詞とも言える、ソフトドーム・トゥイーターやウッドファイバー・コーンのような、しなやかで音楽性に溢れるサウンドを奏でるDALI伝統の有機素材を用いる一方で、機械的ロスを限界まで抑えた独自開発の高速ドライバーによりトランジェントを高めていることは、まさにKOREと共通するポイントです。ウォームでありながら、ディテールの表現に優れ、広大な空間さえも描き切るという新世代のDALIサウンドを継承するKUPIDは紛れもない正統派のHi-Fiスピーカーです。

KUPIDがもたらす価値はそのサウンドだけではありません。5色の大胆なカラーバリエーションとエレガントなカーブを描くエンクロージャーも大きな魅力です。目に見える箇所にはネジが使用されておらず、グリルの固定も埋め込まれたマグネットで行うため、非常にクリーンな外観となっています。どんな空間にも溶け込むカラーリング、そしてインテリアのアクセントとして個性を演出する洗練されたカラーリングが豊富に用意されており、リビングのメインシステムにも、またはデスクトップや寝室のサブシステムにも、あなたらしい個性と彩りを加えることができます。

EVOLUTION THROUGH KORE TECHNOLOGY

DALI KUPIDは、自社開発のKUPID専用26mmソフトドーム・トゥイーターを搭載しています。エントリーグレードながら、強力なネオジウムマグネットを採用。一般的なトゥイーターのおよそ1/6の粘性の磁性流体を用いることでボイスコイルおよび振動板がより速く、よりスムーズに動作できるようになり、OBERON 1を凌ぐトランジェント性能を実現しています。バス／ミッドレンジドライバーには115mmのウッドファイバー・コーンを採用。コーンの形状は、小口径ドライバーに最適なセンターキャップのないスフェリカル（球形）としています。一般的にスフェリカル・コーンには、ボイスコイルボビンとコーンの接合部の剛性が不足し、ピストンモーション時にコーンが変形してしまうという課題がありますが、KUPIDでは接合部にアルミカプラーを追加することで、ボイスコイルボビンとコーンの接合部の剛性を高め、この課題を解決しました。

クロスオーバー・ネットワークには、高品位なフィルムコンデンサーなど、クラスを超えたグレードのパーツを採用しています。高音域の減衰が大きいスフェリカル・コーンの恩恵により、シンプルなネットワーク構成が可能となり純度の高いサウンドを実現しています。コンパクトサイズながらエンクロージャーには、OBERON 1を超える板厚のMDF材を用いており、圧倒的な高剛性を実現。背面のバスレフポートには、専用設計のデュアル・フレア・バスレフポートを採用。ポートの両端をカーブさせることにより、ポートを出入りする空気の乱流やポートノイズを効果的に抑制しながら、空気の流れを最大化させ、クリーンで低歪、深みのある低音を実現しています。