福島国家石油ガス備蓄基地における令和元年度国家備蓄石油ガス放出訓練の実施について
本年度実施の福島国家石油ガス備蓄基地(以下「福島基地」)の放出訓練では、石油ガスの供給途絶や災害時を想定し、国が備蓄する石油ガス(以下「国備ガス」)を隣接する操業会社の低温タンクへ放出しました。今回の訓練数量はプロパンおよびブタン各300トンでした。本訓練はJOGMECが主催し、福島基地の操業会社である九州液化瓦斯福島基地株式会社が実施主体となって行ったものです。
福島基地は2005年10月から操業を開始しており、緊急時の国備ガスの放出を想定した訓練を2008年度から毎年実施しています。今回の訓練は12回目となりました。
訓練の実施にあたっては、訓練従事者の役割別に色分けしたビブス着用による指揮・命令系統の明確化、プロジェクター等の活用による作業手順や状況の説明といった訓練内容の「見える化」を意識して取り組み、緊急時対応能力の向上に努めました。
訓練では訓練従事者の意識も高く、各種作業手順や関連機器設備の作動確認等を本番さながらに実施し、安全かつ迅速に訓練を終了しました。
【福島基地のこれまでの主な経緯】
1998年11月 | 立地決定 |
2002年9月 | 本工事着工 |
2005年9月 | 基地完成・操業開始 |
2008年8月 | 約20万トン備蓄完了 (プロパン:5万トン×3基) (ブタン:5万トン×1基) |
【福島基地の特徴】
立地地点の特色に合わせ地上低温タンク方式を取り入れています。これは石油ガス輸入基地で一般的に見られる貯蔵法です。国家石油ガス備蓄基地では他にも、神栖基地と七尾基地が同じ貯蔵法を採用しています。
福島国家石油ガス備蓄基地(JOGMECウェブサイト)
(URL)http://www.jogmec.go.jp/about/domestic_008-02.html
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_08_000081.html?mid=pr_200303
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