『宙(そら)わたる教室』シーズン2が、本日発売の「オール讀物」11・12月特大号で連載開始!
「新たな主人公」が登場! 彼女をつき動かす〝夢〟とは……
株式会社文藝春秋(本社:千代田区紀尾井町 社長:飯窪成幸)は、文芸誌「オール讀物」11・12月特大号で、伊与原新さんの『宙わたる教室』シーズン2の連載を開始します。
『宙わたる教室』は現在、NHK「ドラマ10」にて窪田正孝さん主演のドラマが放送中です。今夜22時から第3話が放送予定です。
第70回「青少年読書感想文全国コンクール」課題図書・高等学校の部にも選出されました。
■『宙わたる教室』シーズン2
第1話「コズミック・ガール」あらすじ
飯星佐那は、名門女子高を退学し、東新宿高校定時制2年に編入してきた。
中学で不登校になった生徒らや、外国籍の生徒らを前にして、入学早々
「科学部を立ち上げたい!」とメンバーの募集を開始する。
クラスメイトたちからドン引きされる佐那に、唯一話しかけてくる
間宮みちるに明かされる、エリート女子の辛い過去。
「科学部」を立ち上げることは、どうしても、佐那が生き延びるために
必要なのだ。感動の第1シリーズから6年後、傷だらけの若者たちの
「青春やり直し」が始まった!
■作者・伊与原新さんコメント
おかげさまで、『宙わたる教室』は多くの方に愛していただける作品となりました。
これから始まる「シーズン2」は、岳人たちの初めての学会発表会から6年後の東新宿高校定時制が舞台です。
時の流れとともに定時制の雰囲気も変わり、そこには科学部を立ち上げた藤竹の姿もありません。
「伝説の科学部」を復活させるためには、教師ではなく、生徒たち自身の思いと頑張りが必要になりそうです。
新生科学部が彼らなりのやり方で再び"宙をわたる”までの道のりを、ぜひ一緒に見届けていただければと思います。
(プロフィール)
1972年、大阪府生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻。博士課程修了後、大学勤務を経て2010年、『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。19年、『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、静岡書店大賞を受賞。20年刊行の『八月の銀の雪』は直木三十五賞候補、山本周五郎賞候補となり、21年、本屋大賞で6位に入賞。近著に『藍を継ぐ海』。
■「オール讀物」編集長・石井一成より
NHKドラマ10で『宙わたる教室』をご覧になって、新たに「宙わた推し」になられた方もいらっしゃるかもしれません。オール讀物の誌面に、あの定時制科学部が帰ってきます。
第2シーズンの舞台は『宙わたる教室』の6年後。東新宿高校定時制2年A組に、ひとりの少女が転入してくるところから始まります。彼女は、身体の中に熱源を抱えて生きている子です。ひとたび心の炎がもえあがると、言葉が止まらなくなり、空気も読めなくなり、後先考えずに走りだしてしまう。彼女をつき動かしている〝夢〟とは、いったい何か――。
新たな主人公をえて、科学部の物語がリスタートします。みなさま、『宙わたる教室』第2シーズンの始まりを、その目で確かめてみませんか。そして主人公の少女とともに、青春を疾走しようではありませんか。
■雑誌 詳細
掲載誌:「オール讀物」11・12月特大号
発売日:2024年10月22日
定価:1,500円(税込)
出版社:文藝春秋
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