【最新オフィスマーケットレポート発表】オフィス空室率・潜在空室率 6ヵ月ぶりで上昇

募集賃料 15ヵ月連続で前月比上昇・横ばい

三幸エステート株式会社

三幸エステート株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:武井重夫)は、2025年2月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル※1のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2025年3月号」を公表します。

※1:大規模ビル=1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル

※調査時点:2025年2月末現在および各年12月31日時点

※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/

東京都心5区 大規模ビル 空室率&潜在空室率

空室率・潜在空室率 6ヵ月ぶりで上昇 複数の新築ビルが空室を抱えて竣工

空室率は前月比プラス0.22ポイントの3.58%となった。複数の新築ビルが空室を抱えて竣工したことが上昇要因だが、成約に向けた話が進んでいる募集床があることから、今後は空室消化が進むとみられる。潜在空室率も前月比プラス0.33ポイントの5.59%と、空室率同様に6ヵ月ぶりで上昇した。

<空室率&潜在空室率>

東京都心5区 大規模ビル 募集賃料&募集面積

募集賃料 15ヵ月連続で前月比上昇・横ばい 上昇傾向が継続

募集賃料は前月から小幅に上昇した。15ヵ月連続で前月から上昇または横ばいとなり、上昇傾向が継続している。募集床の品薄感が漂うエリアを中心に、オーナー側が募集賃料を引き上げる動きが引き続き見られる。


<募集賃料&募集面積>

東京都心5区 大規模ビル 成約面積(四半期)

リーシング活動は拡大傾向が続く

成約面積はリーシング活動の活発度を表す指標である。2024年の年間の成約面積は約52万坪となり、2023年の約47万坪を上回った。また、50万坪を超えるのは2014年以来となる。成約面積は4年連続で対前年比プラスを記録し、リーシング活動は拡大傾向が続いている。

<成約面積(四半期)>

アナリストの視点

2024年の年初時点では、大量供給となった前年に竣工したビルに8万坪超の募集床が残っていた。それら新築ビルに加え建築中ビルでもテナント誘致が進んだことが、2024年の成約面積が増加した要因となっている。高価格帯の新築・建築中ビルではコロナ禍以降テナント募集が長期化する傾向にあったものの、リーシング活動が活発になっている。(市場調査室 今関豊和・津田宏美)

<空室率の推移(6大都市 大規模ビル)>

<募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)>

三幸エステートHP:https://www.sanko-e.co.jp/

三幸エステート株式会社について

三幸エステート株式会社(1977年5月17日設立)は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。

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会社概要

三幸エステート株式会社

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URL
https://www.sanko-e.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都中央区銀座4-6-1 銀座三和ビル
電話番号
03-3564-8089
代表者名
武井 重夫
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1977年05月