第20回出版甲子園 準グランプリ受賞の話題作が、ついに書籍化! 19歳の著者が自分のルーツを探すなかで知った、「占守島の戦い」のこと、戦争と平和、そして家族愛について
青春出版社(東京都・新宿区)は『8月15日に終わらなかった戦争 「占守島の戦い」で散った曾祖父を追う』(牛谷 雅/著)を12月17日に発売いたしました。


2023年、筆者は自宅の掃除中に、曾祖父についての文書を見つけました。文書のタイトルは「昭和二十年八月十八日占守島戰鬪間行方不明となつた牛谷功社員の行動について」。そこから筆者は、名前すら知らなかった曾祖父の人物像に興味をもつことになります。
調べていくと、曾祖父は「占守島の戦い」に、停戦交渉軍使のロシア語通訳として随行し、戦死していたことを知るのでした。“終戦”3日後にそんな戦いがあったのか。19歳の情報系高専生が、あらゆる方法で自分のルーツを探すなかでわかった、占守島の戦いのこと、そして戦争、平和、家族愛について、等身大の思いを綴ります。

本書の目次

著者プロフィール
牛谷 雅(うしたに まさし)
2005年生まれ。長野県出身。長野工業高等専門学校電子情報工学科在学中。専門の情報工学を活かし、趣味でウェブサイト開発も行う。2023年から、「占守島の戦い」で停戦交渉軍使に通訳として随行し戦死した曾祖父を調べ始める。学生生活の傍ら、自ら靖国神社や国立国会図書館へ足を運び、全国戦没者追悼式にも遺族として参列。およそ2年半の歳月をかけて、曾祖父の足跡を辿った。2024年、本調査の記録を元にした企画で「第20回出版甲子園」に応募し、準グランプリを受賞。本作がデビュー作となる。
書籍情報

8月15日に終わらなかった戦争
「占守島の戦い」で散った曾祖父を追う
著者:牛谷 雅
発売日:2025年12月17日
定価:1,870円(税込)
ISBN:978-4-413-23422-1
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