日販×静岡県長泉町の包括連携協定における取り組み第2弾 書店ゼロ自治体にライブラリを新設

～3月9日、鮎壺公園の全面開園とともにオープン～

　日本出版販売株式会社（代表取締役社長：奥村 景二、略称：日販）は、2025年3月9日（日）に全面オープンした静岡県駿東郡長泉町の鮎壺公園「鮎壺テラス」内に新設されたライブラリスペース「UzuUzuライブラリ」の企画・プロデュースおよびブックディレクションを手掛け、同日、鮎壺公園の全面開園とともにオープンしました。

　今回手掛けた「UzuUzuライブラリ」のプロデュースは、日販と長泉町が2024年2月に締結した「本を起点としたまちづくりに関する包括連携協定」の一環として、長泉町に新たな文化接点を創出し、“本を起点としたにぎわい”をつくるための取り組みです。

　鮎壺公園は、地域住民が豊かさを実感できるまちづくりのため、芝生広場や展望デッキ、町内最大級の複合遊具、複合施設などを備えた“地域の人々が集う公園”として、2021年から整備事業が進められてきました。今回のライブラリプロデュースを通して、日販は、長泉町の人々に、本が身近にある暮らしの豊かさを届けます。

（写真左から）鮎壺公園、鮎壺テラス

＜日販と長泉町のこれまでの取り組み＞

・2023年9月 長泉町が実施した社会実験「駅前リビング」を日販が企画・運営

・2024年2月 「本を起点としたまちづくりに関する包括連携協定」を締結

・2024年10月 長泉町の旧ヴァンジ彫刻庭園美術館を活用し、本とマルシェと文学のイベント「BOOK PARK×mishima vege marche×伊豆文学アートミーツフェスタ in クレマチスの丘」を開催

■「地域」「自然」「学び」「子ども」をキーワードに“心をウズウズさせる”本をセレクト

　「UzuUzuライブラリ」は、鮎壺公園に新たに設けられた屋内施設「鮎壺テラス」内にある、子どもから大人まで自由に利用できるスペースです。25平米ほどの空間に、好奇心を刺激する本を約100冊並べ、地域の人々が憩い、豊かな時間を過ごすきっかけを提供します。

　ライブラリの蔵書は、日販のブックディレクターが、「地域」「自然」「学び」「こども」の4つをキーワードに選書しました。本棚は、静岡ゆかりの作家の本を集めた「地域とウズウズ」、公園の自然に親しむきっかけになるような本を揃えた「自然とウズウズ」、大人も知的好奇心をくすぐられる「学びとウズウズ」、絵本・児童書を中心に、子どもが“本をめくる楽しさ・本を読む楽しさ”に触れられるような「わくわくウズウズ」の4つのジャンルで構成されています。

　「UzuUzuライブラリ」という名称は、公園に隣接する鮎壺の滝から着想を得た「渦」と、本を手にとることで「気持ちが高ぶり、ウズウズする」というイメージから名付けました。また、このライブラリが、まちと人、人と人のつながりを生み、渦を巻くような場所になるようにという願いも込めています。

◀「UzuUzuライブラリ」メインビジュアル

長泉町のシンボルカラー（青・黄色）を基調とし、

「鮎壺の滝」の流れが生むらせん状の渦に、

遊具や読書、散策など、

思い思いに鮎壺公園を楽しむ人々の姿が描かれている。

（ビジュアルデザイン：芦野公平）

■「UzuUzuライブラリ」施設概要

オープン日：2025年3月9日（日）

所在地：〒411-0943 静岡県駿東郡長泉町下土狩1069-1 鮎壺公園「鮎壺テラス」内

開館時間：9:00～17:30

■長泉町との包括連携協定における今後の取り組み

　今後の取り組みとしては、長泉町内の文化複合施設「クレマチスの丘」で行われる「さくらフェスタ2025 in クレマチスの丘」（3月22日（土）開催）にて、本の交換会をはじめとしたプログラムの企画・協力を担います。また、長泉町民図書館でのにぎわいづくりに関する企画も準備しています。

　日販は今後も、長泉町の各所で、“本を起点としたまちづくり”を推進していきます。

■本件に関するお問い合わせ

日本出版販売株式会社　プラットフォーム創造事業本部　担当：植木、奈良部

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