大日本印刷とJR東日本クロスステーション「半歩先の日常」を体験できるショールーミング店舗「＆found」をJR大宮駅にオープン

「ココロやカラダにいいもの」をテーマに第3弾の実証実験を3月1日に開始

大日本印刷（DNP）

2024年2月15日 14時06分

大日本印刷株式会社（DNP）は、株式会社JR東日本クロスステーション（JR-Cross）デベロップメントカンパニーと協業し、JR大宮駅構内の「エキュート大宮」内に、新しい買い物のスタイルや商品を体験できるショールーミング店舗「＆found（アンドファウンド）」を3月1日（金）～24日（日）の期間限定でオープンします。両社は2022年7月から、生活者の体験価値（CX：Customer Experience）や満足度を高める“次世代店舗”の実証実験を実施しており、今回はその第3弾となります。

【「＆found」第3弾の実証実験の概要と狙い】

実証期間： 2024年3月1日（金）～24日（日）　9：30～22:00（日・祝：9:30-20:30）　※時間は変更する場合があります。
場所： JR東日本　大宮駅構内エキュート大宮「グッズイベントスペース」(改札内)
エキナカ（駅構内）のショールーミング店舗「＆found」は、生活者が駅での“スキマ時間”などに立ち寄り、「半歩先の日常」を体験できるアイテムを“見る・触れる・試す・持ち帰る”ことができます。リアルな場としての“駅の強み”と、DNPが提供する“新しい買い物体験”を支援する「ストアDX（デジタルトランスフォーメーション）」＊1の技術・ノウハウを掛け合わせた取り組みです。
第2弾の実証実験＊2では、22日間で約1万5千人が来店し、4千人以上が商品の試食・試飲等を体験しました。また、接客を通じて約2千件のアンケートデータを取得しました。こうしたリアルな声を出店企業にフィードバックすることで、ブランド・商品のプロモーションだけでなく、生活者とのコミュニケーション課題の発見につなげることができました。
第3弾では、来店客に商品を試していただくだけでなく、店舗で販売も行います。第2弾までは、来店客が体験を通じて商品に興味を持つもECサイトでの購入にハードルがあったため、今回、「＆found」での販売の効果も検証します。スタッフの説明や試食・試飲等の体験、アンケートのスタンプラリーの実施などを通じて、商品への理解・共感が購買にどう影響するかといった検証や、より深い購買欲求（インサイト）の獲得、継続的な来店や購買の促進などにつなげていきます。

【「＆found」第3弾の特長】

１．新たなAIの導入による来店客のリアルな“声”の精度向上

来店する生活者に許可を得た上で、接客スタッフとの会話をスタッフが付けたマイクを通して音声データとして取得し、AIを用いて即時にテキストデータ化します。第3弾で導入するAIの機能(話者分離機能や自動要約機能等)を活かして、自然な会話をそのまま分析に活かすことで、来店客のインサイトやコミュニケーション上の課題を可視化します。なお、こうした“声”の情報は、個人が特定できないように統計処理を行った上で、企業のマーケティング活動のみに活用します。

２．アバター接客やスタンプラリー等による会話や来店の促進

店舗ディスプレイ上のアバターが接客を行うことで、来店客の興味を喚起するとともに、省人化の可能性を検証します。また、人と人との一定の距離を保ったコミュニケーションが、どのようなインサイトを引き出せるかという検証も行います

「＆found」内の各出店企業ブースでQRコードを用いたアンケートのスタンプラリーを実施します。商品・サービスに興味を持った来店客の属性や商品の認知状況・使用経験等のアンケート結果を出店企業へフィードバックします。

大宮駅を最寄り駅として日常的に利用する生活者を主なターゲットに設定し、新しい製品・サービスの利用に積極的な層から保守的な層まで、より幅広い来店客の声を収集・分析します。

３．「ココロやカラダにいいもの」をテーマにした商品・サービスを体験でき、一部購買も可能に

大宮駅の利用者は10分程度の“スキマ時間”で、出店企業が提供する「ココロやカラダにいい」商品・サービスを体験できます。飲料・加工食品・調味料等を試食・試飲できるほか、一部の商品を購入できます。専門スタッフの説明を通じて、12ブランドの商品・サービスの魅力を体験することで、企業ブランドや商品・サービスに対する理解・共感を促します。

■体験できる商品・サービス一例

＜カゴメ株式会社＞　「ベジチェック®」：手のひらから野菜摂取量を推定する「ベジチェック」を体験できます。約 30秒で簡単に野菜摂取レベルや推定野菜摂取量を表示して、食習慣の改善に向けた行動についてサポートします。