ブラザー、名古屋市に新倉庫を建設
ブラザー工業株式会社(社長:佐々木一郎)は、名古屋市港区にある港工場敷地内に新倉庫を建設することを決定した。今回建設を決定した新倉庫「港第2倉庫」は、延べ床面積約16,000㎡の3階建て、2025年11月の完成を予定しており、総事業費は約50億円となる見込み。
■ 港第2倉庫の概要
所在地 :ブラザー工業株式会社 港工場敷地内 (名古屋市港区港明一丁目1015番1)
施設用途:製品、部品の保管用倉庫、オフィス
着工予定:2024年秋
完成予定:2025年11月
建設延べ床面積:約16,000㎡ 3階建て
ブラザーグループは、2030年を見据えたグループビジョン「At your side 2030」において「産業用領域」を注力領域として位置づけており、同領域のビジネス拡大を見込んでいる。これに伴い、関連する製品や部品の保管需要の増加が予想されている。現在の港工場の敷地内には複数の工場棟があり主に倉庫として活用されているが、工場棟は老朽化が進んでいることに加え、海抜が低い港湾地区に位置しており津波による水害リスクが想定されるなど、BCP(事業継続計画)対策が必要な状況にあった。ブラザーは、これらの課題に対応するため、港工場に複数ある工場建屋の一部を解体し、跡地に港第2倉庫を建設することを決定した。
港第2倉庫は建物の床面を津波で想定される高さよりも80cm高い位置に設置することで、BCP(事業継続計画)対策への対応を図る。また、屋上に太陽光パネルを設置することで、再⽣エネルギー化を促進することも計画している。
港第2倉庫は、2021年11月に完成して同年12月から稼働している港第1倉庫の隣に建設される。港第2倉庫の完成後には、マシナリー事業の保管需要増加への対応に加え、名古屋市南区にある物流センターの機能を移管し、国内におけるグループ全体の倉庫・物流業務の効率化を図る予定としている。
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