私たちは「進化」したから「死ぬ」ことになった――目からウロコのサイエンス本『ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか』(新潮選書)、発売決定!

「本書を読むと、死ぬことが少しだけ怖くなくなります」――担当編集者イチ押しの注目作。

株式会社新潮社

『化石の分子生物学』で講談社科学出版賞を受賞し、その後『残酷な進化論』『絶滅の人類史』『宇宙からいかにヒトは生まれたか」など、「売れる」サイエンス本を出し続ける注目の古生物学者・更科功さんが、新刊『ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか』を5月25日に刊行します。


■書籍内容
ヒトはなぜ、「寿命がない種」から「ある種」に進化したのか――。
およそ40億年前に誕生した初期の生物に、寿命はなかった。それにもかかわらず、死ぬことは必要だった――生物は進化し、多様性を生み出し、複雑な構造体となったからだ。生物は生き残るために、皮肉なことに「寿命」を得たのである。「死」に関する4つの仮説の歴史的な盛衰を通して、生物の「寿命」がどのように生まれたのかをひもといていく。
 

■目次
第1章:自然淘汰死亡説
第2章:生物の基本形は不死
第3章:種の保存説
第4章:利他行動による死
第5章:進化論的寿命説と生命活動速度論
第6章:複雑なものの死


■著者コメント
 永遠性と複雑性は相反するもので、おそらく進化では両立させることができなかった。そのため、進化は、比較的単純なものには永遠性を与えたけれど、非常に複雑な私たちのような生物、とりわけ私たちの意識(というか脳)には永遠性を与えることができなかったのでしょう。
 しかし、私たちは、自分の行動を自分で決めることができます。かならずしも進化に従う必要はありません。もしかしたら、人類の英知は、AIなどの出現でその限界を超えるかもしれない。進化に逆らって生きてもよいのです。
 その基礎として、進化や死を正しく捉えておくことは有用でしょう。戦う相手のことを知っておくに越したことはありません。そのために、本書がいささかでもお役に立てれば幸いです。

 

■著者紹介:更科功
1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。現在、武蔵野美術大学教授、東京大学非常勤講師。『化石の分子生物学――生命進化の謎を解く』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか』『進化論はいかに進化したか』(共に新潮選書)、『絶滅の人類史――なぜ「私たち」が生き延びたのか』(NHK出版新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義――感動する生命のはなし』(ダイヤモンド社)など。
 

■書籍データ
【タイトル】ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか
【著者】更科功
【発売日】5月25日発売
【造本】選書(ソフトカバー単行本)
【本体価格】1,500円(税込1,650円)
【ISBN】978-4-10-603881-5
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/603881/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220
代表者名
佐藤隆信
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1896年07月