平成３０年度「にぎわい施設で目立つ多摩産材推進事業」に認定 参宮橋駅改良事業に多摩産材の使用を決定

～工事中のサインや駅装飾などに活用し、駅の魅力をさらに高めます～

小田急電鉄株式会社（本社：東京都新宿区 社長：星野 晃司）は、２０２０年９月の完成に向けて、参宮橋駅の駅舎の建て替え工事を含めた、駅改良事業に着手しています。このたび、東京都による「にぎわい施設で目立つ多摩産材推進事業」の支援に認定され、同事業の一部を補助により実施することとなりました。
参宮橋駅改良事業では、『木と緑に溶け込む「杜」の玄関口』をコンセプトに、駅周辺の環境との共生を図りながら木の温かみが感じられ、地域の皆さまやお客さまに愛され親しまれる駅を目指します。

改札口（イメージ）

 

多摩産材は、多くのお客さまが往来する改札口周辺を中心に、天井面の格子型ルーバーや、ホーム上家柱面の駅名サイン表示板を兼ねた仕上げ材として、駅の目立つ場所に使用します。また、使用木材の一部には、「東京の木 多摩産材」と表示することで、素材の魅力をお客さまにお伝えします。
また、工事中には、仮囲いをキャンパスに見立て、多摩の森林の「木」をモチーフとした装飾を行います。工事のお知らせ看板は、木製板面に印刷してご案内するなど、工事に対する安心感や完成へのご期待につながるツールとして活用する予定です。
さらに、工事完成後に向けて、木製ピクトサインをトイレ等に設置するなど、多摩産材の積極的な使用を検討してまいります。
当社では今後も地域や駅の特徴を活かした魅力あふれる駅づくりを推進し、沿線価値の向上に取り組んでまいります。

ホーム（イメージ）

【参考】
※にぎわい施設で目立つ多摩産材推進事業
東京都内に所在し、終日多くの人が集まり、誰でも利用できる民間事業者が運営する施設（にぎわい施設）における、内装・外装の木質化や什器の整備等を支援する東京都の事業
URL : http://www.tokyo-aff.or.jp/shinrin/hojozigyo.html

「多摩産材・認証材」
東京都内の多摩地域で生育し、生産された木材を一般的に「多摩産材」と呼びます。
そのうち、「多摩産材認証協議会」によって、多摩地域の適正に管理された森林から生産され、産地証明されたものが「認証材」となります。
「認証材」は、森林所有者から製材業者までの流通過程が登録した事業者によって行われるため、多摩産材の産地が確実に証明されます。

以上