<イベントレポート>宇部の熱い夏。宇部市高校生ビジネスプランコンテスト開催

伴走型「起業支援」のパイオニアである株式会社ツクリエ(本社:東京都千代田区、代表取締役:鈴木英樹、以下ツクリエ)は、宇部市より受託している「うべスタートアップ(正式名称:うべ産業共創イノベーションセンター 志)」の運営を行っています。この取り組みの一環として、2026年8月22日(土)13:30〜16:30、宇部市役所 本庁舎 市民交流棟 交流ホールにて「宇部市高校生ビジネスプランコンテスト2026 最終審査会(以下、ビジコン)」を開催しました。
宇部市高校生ビジネスプランコンテスト2026とは
社会や地域の課題解決につながるビジネスプランの考案を通じて、高校生の起業家精神・起業家的資質と課題解決力を養い、次代の地域産業を担う人材を育成することを目的に開催しています。起業そのものをゴールとするのではなく、課題を自分ごととして捉え、アイデアを形にして伝える経験を通じて、高校生が自分自身の可能性に気づくきっかけをつくることも、本コンテストのねらいです。
今回のビジコンでは応募総数135件の中から審査を通過した10組が、最終審査会でビジネスプランを発表。中には、すでに試作機を完成させて本番に臨んだチームもありました。
高校生たちは応募から本番まで、出張授業や動画講座、ブラッシュアップ支援などを通じて、自分たちのアイデアを磨いてきました。
当日は51名が来場し、会場は満席に。宇部市長も会場を訪れ、高校生たちの発表に耳を傾けました。
WEBサイト:https://ube-startup.com/event/1225/
高校生の挑戦を後押ししようとする熱
「発表すると、いろいろな大人がアドバイスをくれる。それがうれしい」
受賞者インタビューで、高校生の一人がそう話してくれました。
自分の中にあったアイデアを言葉にして、社会に差し出す。すると、それを本気で受け止めた大人たちから、新しい視点や助言が返ってくる。会場には、審査だけでは終わらない、高校生の挑戦を後押ししようとする熱がありました。

高校生ならではの視点
あるチームが着目したのは、充電にかかる「時間」と「手間」。一般的には短縮したいはずの不便をあえて残し、充電そのものを楽しめるプロダクトを提案しました。「タイパ」が重視される時代に、あえて逆を向く発想です。誰に届ければ価値が最も伝わるかまで考え、対象となる小学生を飽きさせない仕組みも実装する予定だといいます。
また、「高校生になった途端に、職業や進路を決めることを求められる」という違和感から生まれたのが、地元の中小企業と高校生をつなぐインターンプラットフォームです。
高校生は、地域にどのような仕事があるかを知り、進路を考える材料を増やせる。一方、中小企業は、高校生の目に自社の仕事や魅力がどう映るのかを知ることができます。進路選択を迫られる当事者だからこそ生まれた、地域の企業と高校生の双方に新しい視点をもたらす提案でした。






審査員も本気。厳しい質問も。その後にはあたたかいアドバイスもありました。


当日までの高校生の努力
このビジコンは、当日の発表だけで完結するものではありません。
高校生が自分の中にあるアイデアを言葉にし、ビジネスプランとして具体化できるよう、応募から本番まで、出張授業や動画講座など、挑戦を支えるさまざまな機会を用意しました。
まず、株式会社3inの協力による市内高校への出前授業を実施。身近な課題の見つけ方や、アイデアをビジネスにつなげていく考え方などを、高校生にも分かりやすく伝えました。
さらに、日本政策金融公庫によるビジネスプラン作成講座では、ビジネスプランを考えるうえで必要となる視点や、アイデアを具体的な事業計画へ落とし込む方法を学ぶ機会を設けました。
また、授業や講座に参加できない高校生も自分のペースで学べるよう、ビジネスプラン作成のポイントを学べる動画講座も用意。学校や時間の制約にかかわらず、エントリーに向けて準備できる環境を整えました。
そして、エントリー後は、一次審査を通過したチームを中心に、株式会社3inや日本政策金融公庫等の協力のもと個別のブラッシュアップを実施。課題設定の深掘りやターゲットの整理、実現方法、収益の考え方、プレゼンテーションまで、それぞれのプランに応じて継続的にサポートしました。
「応募してもらって終わり」ではなく、アイデアを考えるところから、プランを磨き、本番で自分の言葉で伝えるところまで伴走する。
こうした段階的な支援も、宇部市高校生ビジネスプランコンテストの大きな特徴の一つです。
そして結果発表
今回のビジコンでは、アイデア賞、優秀賞、最優秀賞の3種類が表彰されます。どのビジネスプランも素晴らしく審査は難航したようですが、今回の受賞者は以下のチームとなりました。
アイデア賞
「手紙屋〜知らない誰かと言葉を交わす」
村上 瑞幸さん(山口松風館高等学校)
優秀賞(2チーム)
「「不便×電気=幸福」~現代に必要な方程式~」
E-projectビジネスプラン~Konter~ 柴田 大輝さん・平川 士竜さん (宇部工業高等専門学校)
「Mobi Link」
[E-project] TSUMUGI ~紡~
中川 史香さん・千葉 絢音 さん・山口 華穂 さん (宇部工業高等専門学校)
最優秀賞
「空き教室で農業革命〜自分で作るカスタマイズ農業〜」
TONYO丸 黒瀬 恭介さん・瀧川 芭奈さん (宇部鴻城高等学校)
受賞者の皆さんに、参加したきっかけやビジコンを通じて得たこと、受賞した感想を聞きました

「手紙屋〜知らない誰かと言葉を交わす」村上 瑞幸さん(山口松風館高等学校)
まさか受賞するとは思っていませんでした。
このプログラムに参加したきっかけは、起業について相談した際に紹介してもらったことです。曖昧だったアイデアが明確になり、実践に移しやすくなりました。自分自身の行動力も高まったと思います。
挑戦してよかったです!

「「不便×電気=幸福」~現代に必要な方程式~」平川 士竜さん
E-projectビジネスプラン~Konter~ (宇部工業高等専門学校)
宇部市をどうすればよりよくできるのかを考えたときに、効率化が幸せなのかという問いをチームで着目したところから始まりました。手間がかかる達成感が幸せにつながるのでは?という想いを集めたのがこのプランです。頑張ったものが評価されるのはもちろんですが、発表し終わった時がうれしかったですね。アイデアをたくさんの人に見てもらい、専門の方に評価してもらう、その中で選んでいただく。こんなうれしいことはなかったです。

「Mobi Link」
[E-project] TSUMUGI ~紡~ (宇部工業高等専門学校)山口 華穂さん
このコンテストには、昨年も参加しました。昨年のアイデアを調整し、ブラッシュアップして、今回のプランになりました。
こうした発表の場があること自体がありがたいです。自分たちのアイデアを発表して、いろいろな人から意見を聞くことができるので。
今回は、アイデアを発表して意見を聞くという目標を達成できたと思っています。今後もこのようなコンテストで発表を続けて、いろいろな意見を聞きたいです。

「空き教室で農業革命〜自分で作るカスタマイズ農業〜」
TONYO丸 (宇部鴻城高等学校)黒瀬 恭介さん 瀧川 芭奈さん
プログラムに参加してから、本番まであっという間でした。他のことにも取り組みながらだったので、多忙でしたね。ビジネスプランをつくるうえでは、学校の先生にもたくさん力を借りました。
そして、まさか最優秀賞を取れるとは思っていませんでした。とてもうれしいです。
質疑応答は難しかったですね! 後輩には、「想定される質問への準備は、しっかりしておいてね」と伝えたいです。
受賞者の言葉から伝わってきたのは、賞を得た喜びだけではありません。アイデアが明確になったこと、行動する力が高まったこと、発表を通じて多くの人から意見をもらえたこと。それぞれが、この経験を次の挑戦につなげようとしていました。
高校生の挑戦を、地域で支え続ける
ビジコン終了後、会場では登壇者と観覧者がゆるやかに交流していました。
発表したアイデアについてアドバイスを受けたり、今後のヒアリング先を紹介してもらったりする高校生の姿も見られました。




発表して終わりではなく、発表したところから新しい対話が始まる。アイデアをさらに具体化し、実現へ結びつけるための次の一歩が、すでに動き出していました。
うべスタートアップでは、今回参加した高校生の挑戦を、これからも継続してサポートしていきます。
本ビジコンの概要
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タイトル |
宇部市「高校生ビジネスプランコンテスト2026 最終審査会」 |
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日時 |
2026年8月22日(土)13:30〜16:30 |
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場所 |
宇部市役所 本庁舎 市民交流棟 交流ホール |
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ファイナリスト |
10者 |
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応募総数 |
135件 |
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来場者数 |
51名 |
うべスタートアップとは
うべスタートアップ(正式名称:うべ産業共創イノベーションセンター 志)は、起業・創業や企業経営等に関する相談に対応するとともに、起業家同士・市内事業者間での交流促進やマッチング、イベント等のプログラム提供を通じてイノベーションの創出を支援します。
株式会社ツクリエとは
「スタートアップサイドでいこう」をミッションに掲げ、起業家に寄り添う伴走型の起業支援を全国および海外で展開しています。インキュベーション施設の運営をはじめ、自治体・企業・大学との連携による起業支援プログラムやオープンイノベーション、新規事業創出支援などを幅広く実施。年間約8000件の起業相談、約900件のイベント・セミナーを実施するなど、多様なスタートアップ支援を通じて、次々と新しい挑戦が生まれ育つエコシステムづくりに取り組んでいます。
<オウンドメディア>
StartupSide Magazine:https://magazine.startupside.jp/
起業支援ラボ:https://incubation-labo.com/
ヨムリエ:https://tsucrea.com/magazine/
本件に関するお問い合わせ
うべ産業共創イノベーションセンター 志(うべスタートアップ)
運営:株式会社ツクリエ
担当:上田
〒755-0045 宇部市中央町三丁目10番12号
TEL:0836-39-5010
E-mail:info@ube-startup.com
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