FRONTEO、自然言語処理の分散表現において、特定のコーパスの特性を維持しつつ複数のコーパスを融合させる技術の特許査定を取得
解析精度や新たな発見の可能性の大幅な向上を実現
出願番号:特願2023-539125
出願日:2023年6月26日
発明の名称:データ解析装置およびデータ解析プログラム
従来、複数のコーパスを統合すると、データが一体化してしまい、それぞれの元の特性や構造が損なわれることが課題とされていました。本技術によりこの課題が解決されることで、下記のような活用例をはじめ、幅広い事業・ソリューションへの展開が可能だと考えています。
・ 特定の学術分野のコーパスに異分野のコーパスを融合させて網羅的に解析し、学術領域の壁を越えた知見の共有や新たなイノベーション創出を図る
・ 患者と医療者の間の自然会話に基づく診断支援AIプログラムにおいて、当該疾患のコーパスに方言のコーパスを融合させることにより、地域特性の制約を大幅に軽減させた自然会話の解析が可能となる
FRONTEOは、革新的なAI技術の研究開発や社会実装を通じ、社会課題の解決や企業のビジネス、学術研究の発展の一助となるべく努めてまいります。
本件単独による業績への影響は軽微です。
*1 単語や文章の意味を次元数の低いベクトルに変換して表す方法
*2 自然言語研究・解析のために文章や用法を集積・構造化した大規模データベース
■FRONTEOについて URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自社開発AIエンジン「KIBIT(キビット)」を用いた多様なAIソリューションとサービスを提供するデータ解析企業です。「記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する」ことを理念とし、膨大な量のテキストデータや複雑なネットワークの中から意味のある重要な情報を抽出して、専門家の高度な判断を支援する自然言語処理ならびにネットワーク解析技術を強みとしています。リーガルテックAI、ビジネスインテリジェンス、ライフサイエンスAI、経済安全保障の各領域で事業を展開し、さまざまな企業の課題や社会課題の解決に貢献しています。2003年8月創業、2007年6月26日東証マザーズ(現:東証グロース)上場。日本、米国、韓国、台湾で事業を展開。第一種医療機器製造販売業許可取得、管理医療機器販売業届出。資本金3,042,317千円(2023年3月31日時点)。
※FRONTEO、KIBITはFRONTEOの日本における登録商標です。
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