Finatextグループ、AIで金融ビジネスを再定義する「AIイネーブルメント」を本格始動
~「AI+」を新たな行動指針に掲げ、金融の基幹システムを「AI-ready SoR」へと進化させる~

次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現する株式会社Finatextホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:林 良太、以下「当社」)は、当社グループの行動指針に「AI+(エーアイ・プラス)」を新たに追加し、金融機関のAI変革を技術と運用の両面から支援する「AIイネーブルメント」の取り組みを本格化することをお知らせします。
■背景
生成AIの急速な進化により、金融業界は転換期を迎えています。契約書、調査レポート、顧客応対記録、さらには規制準拠文書に至るまで、金融実務の核心は膨大な非構造化データ(テキスト)にあるため、AIによる高度な文脈理解と自動生成がもたらすインパクトは極めて大きいと言えます。一方で、硬直化した基幹システムやデータのサイロ化、厳格な規制環境、AIリテラシーの偏在といった複合的な要因から、AIが一過性の試みに留まり組織全体に浸透しないケースも少なくありません。
当社グループは、証券・保険・貸金のライセンスを保有し自ら金融業務を運営しながら、金融機関向けのクラウドネイティブな金融インフラ提供を通じて、SoR(System of Record)領域で実績を積んできました。また、2023年からはデータ基盤開発や生成AI活用支援を通して金融機関に伴走してきました。当社はこれまでの支援を通して、既存業務にAIを付け足す「+AI」ではなくAIを前提に金融ビジネスそのものを再設計する「AI+」なアプローチこそがこれからの金融システムに必須であると確信し、組織、事業、プロダクトの全方位において「AIイネーブルメント」を推進します。
■新たな行動指針「AI+」
AI+(AIネイティブで動こう)
AIはこれからの社会のあり方を大きく変えていく技術です。AIの力を最大限に活かすには、既存の仕組みにAIを後付けするのではなく、AIを前提として仕組みを再構築する必要があります。私たちは、AIネイティブな新しい価値観で行動することが、大きな変革を顧客に提供するために不可欠だと信じています。

■「AIイネーブルメント」の具体的な取り組み
1. 「AI+チーム」の新設
グループ全体のAIイネーブルメントを推進する専門チーム「AI+チーム」をCTO直下に新設します。全社員にCursorやClaude CodeなどのAIツールを配布し、MCP(Model Context Protocol)をセキュアに利用できる環境も整備。安全性を担保しながら「攻めのAI活用」を全社的に推進し、あらゆる業務にAIを活用するためのプラットフォーム整備とユースケース創出を担います。
2. 各金融インフラのAIネイティブ化
AI活用では、基幹システムや業務システムとの連携がより一層重要になります。モダンな基幹システムを提供するFinatextグループの強みを活かし、証券ビジネスプラットフォーム「BaaS」、保険ビジネスプラットフォーム「Inspire」、クレジットビジネスプラットフォーム「Crest」の各金融インフラに、MCP(Model Context Protocol)を標準搭載します。また、管理画面にも順次AIエージェント機能を実装し、金融機関のAI活用を技術面から支援します。
3. 金融機関のAIイネーブルメントに特化したコンサルティング事業の立ち上げ
AIイネーブルメントに特化したコンサルティング事業を立ち上げます。自社で証券業、保険業、貸金業を運営している強みを活かし、机上の空論ではない実践的な支援を、AI活用に必要なセキュリティ、データマネジメント、システムのモダナイゼーションまで包括的に提供します。
4. AI BPOサービスの拡大
金融機関の業務をFinatextグループが受託し、AIを活用して効率化した上で提供するAI BPOサービスを拡大します。既にクレジットビジネスプラットフォーム「Crest」で提供中の同サービスを、当社がライセンスを保有する証券・保険領域にも展開し、AI導入に伴う実務責任を一手に担うことで金融機関のAI活用を支援します。
5. 国産MCPゲートウェイサービスの提供
MCPサーバーは、AIエージェントと外部システムとの連携範囲を飛躍的に拡大させますが、同時にセキュリティリスクも増大させます。Finatextグループは、金融インフラ構築で培ったセキュリティの知見とAI活用の実績を総動員し、厳しいセキュリティやガバナンス基準を満たした国産MCPゲートウェイサービスを開発し、企業が安心してAIエージェントを業務に導入できる環境を提供します。
■株式会社Finatextホールディングス 代表取締役社長CEO 林 良太 からのメッセージ
Finatextグループは、金融の基幹領域であるSoR(System of Record)を、高いセキュリティとガバナンスを維持しながらクラウドネイティブに構築してきました。AI時代の競争力は、単なるUIの利便性ではなく、いかに高品質なデータを厳格な業務プロセスと結びつけて保持しているか、に移りつつあります。私たちは、AI活用を前提に業務を再設計する「AI+」という指針のもと、金融の基幹システムそのものを「AI-ready SoR」へと進化させます。単なる既存業務へのAI導入(+AI)ではなく、金融実務そのものを再発明し、AIネイティブな次世代金融インフラのスタンダードを私たちが創り上げていきます。
AIで金融を変える――その最初の一歩を踏み出すファーストペンギンとして、挑戦を続けていきます。
以下のnoteでは、「AI+」にかける林の思い、および、データAIソリューション事業責任者の片山によるグループAI戦略の解説をお読みいただけます。ぜひご覧ください。
■Finatextグループ 採用情報
Finatextグループは、「金融サービスがもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現に向け、エンジニアをはじめとしたあらゆる職種で仲間を募集しています。ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひ以下もご覧ください。

Finatextグループについて
Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。
会社名 : 株式会社Finatextホールディングス
代表者 : 代表取締役社長CEO 林 良太
証券コード: 東証グロース市場 4419
設立 : 2013年12月
所在地 : 東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル 9階
公式サイト: https://finatext.com/
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