高齢者のための健康情報をわかりやすく解説！ 『75歳の親に知ってほしい！ 筋トレと食事法』2刷重版実施
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好評につき重版決定！ 食事や運動の「正しい」話がわかる
テレビやSNSには生活習慣に関する健康情報が溢れています。ですが、センセーショナルでウケがいい話ほど見てもらいやすく、誤った情報ほど広がりやすい傾向にあります。正しい情報にアクセスすることは誰でもできますが、情報を読み解くには医学的な知識を持っていないと難しいもの。本書は、そういった内容を科学的根拠に基づいてわかりやすく解説し、健康を維持するためにはどういったことを大切にすればいいのか、丁寧に解説します。
本書は、
「読みやすくて話を聞いているよう」
「日常生活に活かしたい」
と読者から好評の声を集めており、このたび2刷重版が決定しました。Amazonの「ギフトとして贈られている商品【カテゴリ・栄養科学】」では2位にランクインするなど、70、80代の親御さんによく贈られていることが伺えます。また、文字も大きく高齢の方も読みやすいレイアウトになっています。「高齢の方」と「その年齢の親御さんがいらっしゃる方」のどちらにも役立つ内容です。
カレーを食べている人は健康なのか？
「カレーを食べると健康に良い」と聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。事実、カレーを食べる頻度が高いほど、2型糖尿病、高血圧、うつ病が少なくなることを示す研究結果もあります。しかし著者は、「糖尿病や高血圧予防にカレーを食べる」とするのには２つ問題点があり、根拠が乏しいと指摘します。
まず、この研究はあくまでもカレーライスを食べた量とその時点の病気の有無を評価しています。つまり、「血糖値が高い人や血圧が高い人、うつ病の人がカレーライスをあまり食べなかった」という逆の可能性が十分あります。カレーには、ルーの中の小麦粉や、具材のじゃがいもなど血糖値が上がる要素が含まれており、糖尿病の人が避けていたとも考えられます。
もう一つは、カレー屋さんがこの研究に関わっている可能性があることです。世の中には自分の利益のために研究結果を曲解して解説する人もいます。情報を鵜吞みにするのではなく、これらの関係性について十分に把握し、加味した上で情報を見る必要があるのです。
このように、本書は「本当かどうかわからない情報」について、医師が科学的に検証した上で噛み砕いて書かれており、高齢者の毎日の生活に活かせる有用な知識を、わかりやすく解説します。
著者紹介
大坂貴史（おおさか・たかふみ）
医師。京都府立医科大学卒業後、京都南病院で初期臨床研修を経て京都第二赤十字病院に就職。その後、京都府立医科大学大学院博士課程で医学博士を取得し、現在は綾部市立病院 内分泌・糖尿病内科部長、京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌糖尿病代謝内科学講座客員講師。糖尿病専門医・指導医、総合内科専門医、日本医師会認定健康スポーツ医。市中病院で糖尿病をもつ患者さんを診察しながら、大学で糖尿病に対する研究を行っている。糖尿病と筋肉、糖尿病運動療法が専門。幸せになる運動の開発が現在の研究テーマ。趣味は料理とワイン。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、SAKE DIPLOMA。居合道・弓道・合気道有段者。YouTube、Xで医療情報を発信している。YouTubeの掛け声は「健康はぁ～筋肉ぅ～」
書籍情報
『75歳の親に知ってほしい！ 筋トレと食事法』
著者：大坂貴史
定価：1,480円（本体1,628円＋税）
体裁：四六判 ／ 280ページ
ISBN：978-4-295-40901-4
発行：株式会社クロスメディア・パブリッシング（クロスメディアグループ株式会社）
発売日：2023年12月1日
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