ダッソー・システムズ、ArisGlobalを買収へ 創薬、患者、治療成果を統合するライフサイエンス業界向けAIインテリジェンスプラットフォームを実現
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ArisGlobalは、規制対応、薬剤安全性、品質管理、メディカルアフェアーズを幅広く支えるAI基盤のコンプライアンスプラットフォームを展開し、ライフサイエンス業界における信頼性の高い一元的なデータ基盤を提供
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ArisGlobalの臨床データに基づく知見と、ダッソー・システムズが有する研究開発・臨床開発・製造領域の専門性を組み合わせることで、業界初の統合インテリジェンスプラットフォームを実現
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ダッソー・システムズの産業向けAIロードマップの一環として、医療レベルの信頼性を備えたAIを大規模に提供できる独自のポジションを確立。3D UNIV+RSESを活用し、ライフサイエンス業界がより優れた治療成果を患者へ迅速に提供できるよう支援
※本リリースは、仏ヴェリジー=ヴィラクブレーにて現地時間2026年7月23日に発表したリリースの日本語参考訳です。
ダッソー・システムズ(Euronext Paris: FR0014003TT8、DSY.PA)は本日、ライフサイエンス業界向けにAIを基盤とした企業向けコンプライアンスプラットフォームを提供するArisGlobalを買収する最終契約を締結したことを発表しました。契約条件に基づき、ダッソー・システムズは買収完了時に約18億ドルを現金で支払い、さらに複数年にわたるAI関連の収益目標に連動した最大2億ドルの追加対価を支払う可能性があります。本取引はダッソー・システムズの取締役会において全会一致で承認されています。
ArisGlobalのプラットフォームは、世界の上位50社のバイオ製薬企業の半数を含む200社以上のお客様に利用されており、バイオテック、メドテック、CRO(医薬品開発業務受託機関)、各国の保健当局にも導入されています。同社の規制要件に準拠した基盤プラットフォームは事業運営に不可欠な業務に深く組み込まれており、年間1,200万件以上の患者の安全性に関するレポートを処理しています。また、ArisGlobalは世界に1,300名以上の従業員を擁し、2026年の売上高は1億7,500万ドルとなる見込みです。
ArisGlobalが事業を展開するコンプライアンス市場は安定性が高く、2030年には75億ドル規模へと年率二桁成長が予測されています。また、ソフトウェアとAI が市場支出全体を通して占める割合も拡大する見込みです。大手バイオ製薬企業やメドテック企業では、ArisGlobalの技術を活用し、世界中の患者の安全性に関する報告(副作用や有害事象など)、メディカルアフェアーズ、複雑な規制申請、そして品質プロセスを包括的に管理しています。また同社のNavaX AIプラットフォームは、厳格に規制された環境下において、臨床レベルのAIを実業務で運用可能にします。30%以上の生産性向上を実現し、複雑なプロセスの自動化、データ品質の向上、コンプライアンス強化、製品ライフサイクル全体にわたる意思決定に役立つ高度な知見の創出を支援します。
今回の買収により、ダッソー・システムズは、創薬、臨床試験、製造、品質管理における独自の専門性と、ArisGlobalの規制対応業務およびリアルワールドエビデンス管理の強みを統合し、ライフサイエンス業界の変革をさらに推進します。治療ライフサイクル全体で継続的にエビデンス循環を構築することで、より確かな治療成果の実現、イノベーションの加速、運用効率の向上、そして安全な治療の提供を支える統合データ・インテリジェンスプラットフォームを実現します。
ダッソー・システムズの最高経営責任者(CEO)兼 取締役会会長であるパスカル・ダロズは次のように述べています。
「本契約締結は、創薬、患者、治療成果をつなぎ、ライフサイエンス業界を変革するという当社の大きな目標に向けた重要な節目です。ライフサイエンス業界は現在、AIの進化と精密医療への移行によって新たな革新の時代に入りつつありますが、同時に業務の複雑化と規制の厳格化という課題にも直面しています。このような環境において、業界全体をバーチャル化するという当社のビジョンは、これまで以上に重要性を増しています。リアルワールドエビデンスと、当社のモデリングおよびシミュレーションの専門性を統合することで、この統合データ・インテリジェンスプラットフォームは、創薬における長年の課題への対応力を大きく前進させ、お客様がより安全で革新的な治療を迅速に提供できるよう支援します。ArisGlobalの優れた経営陣と優秀な従業員の皆様を当社グループの一員として迎えられることを心から嬉しく思います」
ArisGlobalの最高経営責任者(CEO)であるアマン・ワサン氏は次のように述べています。
「ライフサイエンス業界は大きな転換点を迎えています。これからのライフサイエンスを支えるのは『より良いソフトウェア』ではなく、『統合されたインテリジェンス』です。多くの企業はこれまで、研究、開発、規制対応に至るまで、分断されたシステムとデータ環境で事業を進めてきました。当社がダッソー・システムズの一員となることで、こうした断片化されたデータを統合し、AIを中核に据えた包括的なインテリジェンスプラットフォームを提供するという当社のビジョンを大きく前進できます。加えて、患者の健康状態の改善をより迅速に実現することにつながると確信しています。ダッソー・システムズは科学的根拠に基づくAIの先駆者であり、業界全体の変革を推進しています。同社のバーチャルツイン、モデリング、シミュレーションの技術と、ArisGlobalの技術基盤およびNavaXやXDIのAI技術を組み合わせることで、他に類を見ない強固な基盤が生まれます。両社が力を合わせることで、イノベーションの加速、業務の複雑さの軽減、治療ライフサイクル全体からの継続的な学習を実現し、最終的には患者により良い治療成果を届けることが可能になります。ダッソー・システムズの一員となれることを嬉しく思い、この壮大なビジョンの実現に向けてともに取り組んでいけることを大いに期待しています」
今回の買収は収益シナジーをもたらす見込みであり、ArisGlobalの財務基盤と高い利益率はダッソー・システムズと整合していることから、初年度から売上成長とEPSにプラスの効果をもたらすと期待されています。本取引は手元資金のみで実施され、今後も十分な財務的柔軟性を維持できる見通しです。
本取引は規制当局の承認およびその他の慣行条件を経て、2026年後半に完了する予定です。
(以上)
将来の見通しに関する記述
本リリースには、過去の事実ではなく将来に関する予想や見通しを含む記述が含まれています。これらの将来予想に関する記述には、当社グループのIFRSおよび非IFRSベースの財務目標に関する記述などが含まれます。これらは、ダッソー・システムズ経営陣の現時点での見解および仮定に基づくものであり、既知および未知のリスクや不確実性を伴います。そのため、実際の結果や業績は、これらの記述とは大きく異なる可能性があります。
当社グループの実際の業績は、多くのリスクや不確実性により影響を受ける可能性があります。これらのリスクについては、2026年3月31日にAMF(フランス金融市場庁)へ提出された「2025年ユニバーサル登録書類(Document d’enregistrement universel)」の「リスク要因」セクション1.9に詳述されており、当社ウェブサイトwww.3ds.comでもご覧いただけます。
特に、以下に抜粋する「不確実なグローバル環境(Uncertain Global Environment)」(セクション1.9.1.1)に記載されたリスク要因をご参照ください。
「世界的な経済、事業環境、社会、健康、地政学的状況の不確実性を踏まえると、ダッソー・システムズの売上、純利益、キャッシュフローは、年間または四半期ベースで成長が鈍化する可能性があります。主な要因は以下のとおりです。
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ダッソー・システムズのソリューション導入は、顧客のソフトウェア技術投資の大部分を占める場合があります。こうした投資判断は、顧客が置かれた経済環境に影響されます。自動車、航空宇宙、エネルギー、天然資源などの業界では、地政学的・経済的・健康面での不確実性や資金不足により、投資の縮小、延期、中止、あるいは既存システムの保守契約更新の縮小・見送りが発生し得ます。これは大口顧客の収益や、その下請け企業にも影響を及ぼします。
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ダッソー・システムズが事業を展開する地域の地政学的・経済的・金融状況が不安定化した場合、より厳格な輸出コンプライアンス、新たな関税障壁、物品・サービスの取引制限などが生じ、当社の事業や売上に悪影響を及ぼす可能性があります。
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原材料、コンピュータ機器(ハードウェア)、エネルギー価格の継続的なインフレ圧力や価格変動は、当社の新産業領域への事業拡大を妨げる可能性のほか、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
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当社製品は顧客にとって戦略的投資であるため、販売サイクルが比較的長期化する傾向がありますが、これがさらに長期化する可能性があります。
地政学的・経済的・金融的・通商面での緊張や各種危機の発生は、既存および潜在顧客、商業・技術パートナーの財務状況や資金調達能力、供給能力に悪影響を及ぼす可能性があります。その結果、一部企業では拠点の一時閉鎖や事業停止を余儀なくされる場合があります。特に健康危機や地政学的危機は、ダッソー・システムズの従業員の健康・安全や当社の企業活動にも影響を及ぼす可能性があります。また、アジア地域におけるデフレ圧力など経済環境の悪化は、価格競争の激化や売掛金回収の遅延を招き、当社の売上、財務業績、市場ポジションに悪影響を与える可能性があります。当社はこうした不確実な状況を十分考慮して事業運営を行っていますが、業績が想定どおりに推移しない可能性があります。また、当社製品・サービスの販売に影響を及ぼす要因により、世界的な経済・ビジネス環境が改善しても、当社の業績回復には時間差が生じる可能性があります。」
その他関連情報
ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォーム、3次元設計のソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューション等について、詳しくはホームページをご覧ください。
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ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、人類の進歩を促進する役割を担う企業です。1981年の設立以来、同社はバーチャル世界を開拓し、消費者、患者、市民などすべての人々の現実世界をより良い方向へと導いてきました。ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームでは、AIを搭載した科学的根拠に基づくバーチャルツインにより、あらゆる規模・業界の39万のお客様が協力し、製品やサービスを創出、製造することで持続可能な革新を生み出し、社会に対して意義のある影響をもたらすことができます。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja/(日本語)、https://www.3ds.com/(英語)をご参照ください。
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