神栖国家石油ガス備蓄基地における令和2年度国家備蓄石油ガス放出訓練の実施について
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、2021年2月25日、国から委託を受けて管理している神栖国家石油ガス備蓄基地(以下「神栖基地」)において、国家備蓄石油ガスの放出訓練を実施しました。
神栖基地の放出訓練は石油ガスの供給途絶や災害時等の緊急時を想定し、国が備蓄する石油ガス(以下「国備ガス」)を隣接する操業会社の低温タンクへ放出するもので、今回の訓練ではプロパン及びブタン各300トンの放出を実施しました。
本訓練は、JOGMECが主催し、神栖基地の操業会社である鹿島液化ガス共同備蓄株式会社が実施主体となって行いました。神栖基地は2005年12月から操業を開始しており、緊急時の国備ガスの放出を想定した訓練を2008年度から毎年実施し、今回が13回目となります。
訓練実施にあたっては、新型コロナウィルスによる感染防止対策のため、計器室への入室制限の徹底、WEB会議システムでの打合せや計器室への指令等を実施しました。また、運転員は役割分担を明確化するためのビブスを着用して行う等、訓練内容の「見える化」を継続し訓練レベルの向上に努めました。訓練は、訓練従事者の高い意識のもと各種作業手順の確認等を本番さながらに実施し、安全かつ計画どおりに終了しました。
■放出訓練の様子
■神栖国家石油ガス備蓄基地の概要
2005年12月 | 基地完成・操業開始 |
2006年 7月 | 第一船入港・本格備蓄開始 |
2009年 3月 | 約20万トンの石油ガス備蓄完了 |
2011年 4月 | 東日本大震災時に国からの指示を受け、約4万トンの国家備蓄石油ガスを放出 |
■神栖国家石油ガス備蓄基地(JOGMECウェブサイト)
http://www.jogmec.go.jp/about/domestic_008-03.html
リリース本文はこちら
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_08_000103.html?mid=pr210303
すべての画像