Cake.jp、人気パティスリー「池ノ上ピエール」事業譲受のお知らせ

長年愛される老舗の味を守り続ける

株式会社Cake.jp

2024年8月26日 11時00分

ケーキ・スイーツ専門通販サイト「Cake.jp（ケーキジェーピー）」を運営する株式会社Cake.jp（本社：東京都新宿区、代表取締役：高橋優貴）は、東京都世田谷区の老舗洋菓子店「池ノ上ピエール」の洋菓子事業を事業譲受しました。

事業譲受の背景

当社は、「スイーツで心の温度を上げる」というミッションを掲げています。このミッションはお客様に対してのみならず、パティシエ、店舗で働く方などスイーツに向き合うすべての方の心の温度を上げていくことを意味しています。洋菓子業界の課題解決は使命です。

Cake.jpのサービスを続けていく中で、洋菓子業界の様々な課題に直面してきました。その一つが、後継者不足です。国内における洋菓子店は、小規模企業が大半を占めており、経営者の高齢化や後継者不在による廃業が増えています。

当社がこの度事業譲受する池ノ上ピエールもこの課題に直面し、後継者不在や設備の劣化を理由に、廃業の意向となりました。

池ノ上ピエールは、50年以上に渡り多くのお客様に愛されてきた洋菓子店です。店舗のある世田谷周辺のみならず、通販を通して全国にもファンが多くおり、小規模企業でありながら知名度・人気ともに高く、唯一無二の銘菓を世に送り出してきました。廃業のお知らせを大々的に行ってはいなかったものの、閉店を悲しむ声が多く寄せられました。

当社が事業譲受をすることで、多くの方の心の温度を上げることができるのではと考え、洋菓子ファンの皆さまに長年愛されてきた味を後世に残していくべく、事業授受を決定いたしました。

本取り組みが、後継者不在に悩まれている洋菓子店の新たな課題解決の希望となれば幸いです。

当社は今後も多様化する顧客のニーズをくみ取りながら、商品ラインナップを拡大してまいります。お届けするスイーツを通じて、誕生日や記念日のお祝いのみならず、日常の様々なシーンにおいて、お客様により多くの幸せな時間をご提供してまいります。

池ノ上ピエールについて

1971年に創業した老舗洋菓子店。代表取締役の鈴木氏の父が創業し、自身が25歳の時に経営を引き継ぐ。

フランスで修行を積んだ鈴木氏が手がける究極のショコラ細工「コフル・オ・ショコラ」や銘菓「ビアリッツ（マカロン）」、「生チョコタルト」などの池ノ上ピーエルの洋菓子は、メディアから注目を集め、瞬く間に人気店に。

世田谷区の自店舗での菓子作り・運営に加え、全国百貨店（新宿伊勢丹、京王百貨店、西部池袋、有楽町阪急、東京大丸、上野松坂屋）や羽田空港への出店を果たし、全国的な有名店となりました。

2016年からは楽天市場、2017年からはCake.jpでの販売をスタートし、ECでの展開を強化、全国から親しまれる店舗に。2024年3月末に廃業。

今後の展望

Cake.jpの加盟店の中から、池ノ上ピエールのお菓子作りを担える実力のある店舗にレシピ継承および製造の教育を進め、2024年9月には、商品販売を再スタートする予定です。

これまで愛されてきた銘菓はもちろんのこと、鈴木氏と協力し合い、新商品もラインナップに加えてまいります。

ケーキ・スイーツ専門通販サイト「Cake.jp」とは

2017年1月より、ケーキ・スイーツの専門通販サイト「Cake.jp」を運営。「スイーツで心の温度を上げる」というミッションのもと、自分たちが食べたい、だれかにあげたいと本気で思えるスイーツをお届けしています。現在、会員数150万人、加盟店舗数1,700店舗以上、8,000種類のラインアップを展開。プラットフォーム以上の価値を提供できるよう、テクノロジーを活用した新商品の開発や加盟店へのブランディングサポートなども行っています。

https://cake.jp/