1日10分30日でフォント・文字組み・文字レイアウトに自信がつく『怖くないタイポグラフィ』刊行
株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:臼井かおる)は、書籍『怖くないタイポグラフィ 1日10分30日!フォント・文字組み・文字レイアウト』を2025年6月11 日に発売します。本書は、1日10分30日でタイポグラフィをゼロから学ぶことのできる1冊です。
デザインが変わる、一生もののスキルを身につけよう
活版印刷にルーツがあるタイポグラフィには、大きく分けて「書体(フォント)」「文字組み(組版)」「レイアウト」の技法があり、知っておくべき技術やルールが存在します。そして、美しく質の高いデザインを実現するためには、タイポグラフィの正しい技術やルールを身につけることが近道です。
本書は、プロのデザイナーとして活動しながら、タイポグラフィについてのセミナー講師、大学非常勤講師として活動を続けている著者が、タイポグラフを初心者でも1日10分ずつ学び、30日で一通り理解できるよう、丁寧に説明します。各項目の最後に問題形式の「おさらいチェック」ページも付いており、理解度を確認できます。

「フォント」を見極められるようになる
フォントの良し悪しを判断するコツが学べます。本書では「フォントの品質を知ること」「歴史的に評価の定まっている定番フォントを覚えること」からはじめます。書体デザイン面とフォントデータとしての二つの側面から解説し、見分け方や見え方の違いを学びます。フォント記号や約物に関する調整の仕方も必見です。

読みやすさが変わる「文字組み」を知る
プロの現場では、「ベタ組み」と「スペーシング」を理解することが必須。調整のコツや使い分けの判断について学びます。「文字の大きさとアキ量」「半角スペースは1/2ではありません」「全角/半角の使い分け」など、プロでもあやふやになりがちな知識も改めて整理できます。

魅力的な文字「レイアウト」の技術とは
タイポグラフィの観点から、レイアウトが上達する方法を解説します。重要になってくる「タイトル」「読む順序と優先度」「グリッドシステム」の3つについて基礎的な考え方とは何か。特にグリッドシステムをデザインに取り入れる具体的な方法を紹介していきます。

■書籍概要
『怖くないタイポグラフィ 1日10分30日!フォント・文字組み・文字レイアウト』
著:加納 佑輔
発売日:2025年6月11日
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)
判型:A5・160ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798190426
全国の書店、ネット書店などでご購入いただけます
・翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/26908
・Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/479819042X
■目次
はじめに
本書について
タイポグラフィって何だろう?
◎第1章 フォントを使い分けよう
デザイナーが覚えるべき書体のこと
「よい」フォントとは何か
フォントを覚えよう【明朝体1】
フォントを覚えよう【明朝体2】
フォントを覚えよう【ゴシック体】
フォントを覚えよう【その他】
限定的用途のフォント
オールドとモダン
フォントの記号や約物にもこだわる
合成フォント(混植)を使おう
欧文フォントを覚える
◎第2章 文字組みの考え方
文字組みって何!?
文字の大きさとアキ量
半角スペースは1/2ではありません!
全角/半角の使い分けと、記号類
「字下げ」する!?しない!?
ベタ組みとプロポーショナル組み
箱組み?成り行き改行?
オプティカルは使わない
行間・行長を考える
スペーシング
タイトルの作り込み
◎第3章 レイアウト
レイアウト上達のために
視線移動を意識する
情報の優先度を決める
グリッドシステムの基本1……「カラム」
グリッドシステムの基本2……高さを揃える
グリッドシステムの基本3……日本語グリッド
デザイン事例とグリッド
●お役立ちテクニック&知識集
「素人っぽく見える」フォントってあるの?
新聞書体の使い方
横組み句読点の話
筆文字フォントのコツ
文字の装飾は最小限に
フォントを大きく使う場合の調整
文字サイズの考え方
紙面を“モダン化”させる
写研フォントを楽しむ―定番の復活
●タイポグラファの言い分
フォントと時代考証
メイリオ vs. 游ゴシック
AdobeFontsのおすすめフォント(日本語編)
広告の文字組み―書籍 vs. 広告の、文字組み論争
書体を見る目を養う方法
タイポグラフィは怖い!?
■著者プロフィール
加納佑輔(かのうゆうすけ)
株式会社そうさす意匠部部長。大学卒業後、日本デザイナー芸術学院、食品会社のインハウスデザイナーを経て2008 年独立。同年より株式会社そうさすの専属デザイナーとして、ロゴ・Webサイト・紙媒体などグラフィックデザイン全般と、企業ブランディングを手がける。愛知県でリモートワーク。近年はタイポグラフィに関するセミナーなどの活動も続けている。名古屋造形大学非常勤講師。
JAGDA 正会員。著作『ふつうのデザイナーのためのタイポグラフィが上手くなる本』(2023/ 翔泳社)。
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