2024年度 都立文化施設の事業ラインアップを発表!
都⽴の美術館・博物館・ホール等で開催する2024年度の主な事業をお知らせいたします。
2024年度も皆様に楽しんでいただける多彩な事業を実施してまいります。ぜひご期待ください。
ラインアップの詳細については、こちらをご覧ください。⇒https://www.rekibun.or.jp/news/2024lineup/
《2024年度の主な事業》
【江戸東京たてもの園】 特別展 街に写真館のあった頃 ~常盤台写真場と昭和モダン~(2024年7月27日~9月23日)
1937(昭和12)年に建てられた昭和モダンのデザインが美しい常盤台写真場にスポットを当てる展覧会。昭和期までは、「街の写真館」は家族や家の記録を残すための重要な施設でした。その後コンパクトカメラの普及により、人々の生活の中での写真館の位置づけは変化していきます。本展では写真が人々の生活にどのように関わってきたか、そしてカメラや写真が今後どのように変化を遂げるのかを見ていきます。
【東京都美術館】 特別展「 デ・キリコ展」(2024年4月27日~8月29日)
ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)のおよそ70年にわたる画業をさまざまなテーマに分け、初期から晩年までの絵画を余すところなく紹介します。さらに、彼が手掛けた彫刻や舞台美術も展示する、日本では10年ぶりの大規模な回顧展です。デ・キリコ芸術の全体像に迫り、その唯一無二の表現力を堪能できる、またとない機会となるでしょう。
【東京都庭園美術館】 生誕140年 YUMEJI(2024年6月1日~8月25日)
大正ロマンを代表する芸術家・竹久夢二(1884-1934)を紹介する展覧会。時代感覚を先取りするパイオニアでもあった夢二は、美術の分野のみならず、文学、音楽などあらゆる分野で活躍しました。本展では、夢二生誕の地である岡山県の夢二郷土美術館のコレクションを中心に、再発見された油彩画や初公開となるスケッチなどを展覧すると共に、日本だけでなく欧米でも過ごした夢二の生涯を、新たな視点と研究から選んだ作品・資料により振り返ります。
【東京都写真美術館】 アレック・ソス(2024年10月10日~2025年1月19日)
国際的な写真家集団・マグナムの正会員であり、生まれ育ったアメリカ中西部を題材とした作品で、世界的に高い評価を受ける写真家、アレック・ソス(1969-、アメリカ・ミネソタ州生まれ)の個展。展覧会・写真集共に多くの支持を得る作家の近作〈I Know How Furiously Your Heart is Beating〉を中心に、当館独自の企画により会場を構成し、「写真で物語を紡ぎ出す」ような表現の魅力をお伝えします。
【東京都現代美術館】 日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション(2024年8月3日~11月10日)
高橋龍太郎コレクションは、収集を開始した90年代より現在に至るまで、質・量ともに日本の現代美術の最も重要な蓄積として知られています。本展は、1946年に生まれ、戦後の変遷を目撃してきた一人のコレクターが捉えた現代日本の姿を、時代に対する批評精神あふれる作家たちの代表作と共にたどります。
【トーキョーアーツアンドスペース】 トーキョーアーツアンドスペース レジデンス2024成果発表展(第1期 2024年6月29日~8月4日 / 第2期 2024年8月17日~9月22日)
TOKASのレジデンス・プログラムの参加作家による成果発表展。2023年度に海外の提携機関に派遣した作家やTOKASレジデンシー(東京都墨田区)に滞在した作家たちが、リサーチを経て発展させた作品を紹介します。
【東京都渋谷公園通りギャラリー】 日常アップデート(2024年6月15日~9月1日)
日常のはかなさ、日常から離脱するための自分だけのユートピア、日々繰り返されていく営み、非日常体験によって見えてくる風景など、作品をとおして、さまざまな視点で「日常」を捉えなおす機会を創出します。他者の「日常」に触れ、個人的だった「日常」の景色が多くの他者と交じり合う日常風景へと広がり、鑑賞者に新たな価値観の獲得を促します。
【東京文化会館】 舞台芸術創造事業 IRCAMシネマ「狂った一頁」~ポンピドゥーセンターと歴史的無声映画のコラボレーション~(2024年11月29日)
衣笠貞之助監督による幻の映画「狂った一頁」(1926年)を、映画のために作曲された電子音楽と共にお楽しみいただきます。
作曲:平野真由
コンピュータ・ミュージック・デザイン(IRCAM):ディオニシオス・パパニコラウ
会場:東京文化会館 小ホール
【東京芸術劇場】 東京芸術祭 芸劇オータムセレクション チェルフィッチュ×藤倉大 with アンサンブル・ノマド「リビングルームのメタモルフォーシス」(2024年9月)
現代演劇をリードするチェルフィッチュの岡田利規と現代音楽をリードする作曲家の藤倉大。世界的注目を浴びるふたりの芸術家による“新たな音楽劇”。2023年春にオーストリア・ウィーン芸術週間委嘱作品として初演され、ヨーロッパでも高い評価を受けた作品を、東京芸術祭の目玉企画のひとつとして上演します。
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
【東京都江戸東京博物館】 館外展示「出張!江戸東京博物館」(会場:東京都美術館 公募展示室)(2025年2月22日~26日)
東京都江戸東京博物館の常設展示室の魅力をコンパクトに詰め込んだ展覧会です。人力車などの体験模型を中心に、体験しながら江戸東京の歴史と文化を学ぶ当館ならではの展示をお楽しみいただけます。体験模型の理解を深める関連資料や複製資料を含む収蔵品のほか、江戸東京の歴史や文化に関連する特集展示も注目です。
会場:東京都美術館 公募展示室
※東京都江戸東京博物館は、大規模改修のため2022年度より休館しております。
■その他、2024年度の年度の事業ラインアップ詳細については、こちらをご覧ください。
⇒ https://www.rekibun.or.jp/news/2024lineup/
※この内容は2024年1月30日現在のものです。今後の状況により、事業内容(事業名、会期等)は変更する場合があります。最新情報は各施設の公式ウェブサイトでご確認ください。
※一部施設では夏季期間中に「サマーナイトミュージアム」(夜間特別開館)を開催予定です。
※事業は東京都令和6年度予算が東京都議会で可決された場合及び、公益財団法人東京都歴史文化財団令和6年度予算が財団理事会で可決され、同評議員会が承認した場合に確定します。
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