【文藝×monogatary.com コラボ賞】受賞作決定、そして2024年秋に書籍化!大賞作品の有手窓「白山通り炎上の件」はYOASOBIによる楽曲&MV化を本日発表!!
「文藝」創刊90周年を記念し、ソニー・ミュージックエンタテインメントと2023年に共催した新人文学賞【文藝×monogatary.com コラボ賞】は同コンテスト内で最多の応募者数を記録。
株式会社河出書房新社(東京都渋谷区/代表取締役 小野寺優)は、文芸誌「文藝」創刊90周年を記念し、ソニー・ミュージックエンタテインメント(以下 SME)と共催の新人文学賞【文藝×monogatary.com コラボ賞】応募作品を2023年8月から10月に募集しました。このたび、応募総数879作の中から大賞作品として「白山通り炎上の件」(著者:有手 窓)を選出いたしましたのでお知らせいたします。また大賞作品は、2024年秋に人気音楽ユニット「YOASOBI」による楽曲化、あわせてミュージックビデオを発表することが決定。今秋、他の受賞作と併せて河出書房新社から単行本を発売いたします。
【鳴り響け、文学!】呼びかけの元に集った新時代の作家たちを発掘する本プロジェクトへ、ぜひご注目くださいますようお願いいたします。
■【文藝×monogatary.com コラボ賞】受賞作品
◎大賞作
「白山通り炎上の件」 有手窓(ありて・まど)※投稿時の「あむだ前歯」から改名
◎優秀作
「サイボーグになりたいパパゲーノ」 東旺伶旺
「放浪する顔面」 逆島テトラ
◎佳作
「青い木と遺棄」 粒子
「グリーンベルベットの背骨」 青井井蛙
「タイポグリセミア」 nanase honjo
「春と海」 冬村
■monogatary.comとは?
毎日出される「お題」へ自由に「物語」を投稿でき、それに対して挿絵やコメントをつけるなど様々なリアクションをして遊べる小説投稿サイト。過去「モノコン2019」からは、"小説を音楽にする"ユニット「YOASOBI」が誕生するなど多くの話題を呼んできました。この度、小社が刊行する季刊文芸誌「文藝」と「文藝×monogatary.comコラボ賞」を創設。「邂逅」をテーマに短篇小説を募集しました。
「モノコン2023」特設サイト:https://monocon2023.com/
■【文藝×monogatary.com コラボ賞】選考委員
選考委員長に芥川賞作家の金原ひとみ氏を迎え、選考委員はSME「monogatary.com」プロデューサーの屋代陽平氏、河出書房新社「文藝」編集長の坂上陽子が務めました。
大賞作品:有手 窓「白山通り炎上の件」への選評
金原ひとみ氏
おかしなことと真っ向から戦うと損をする、現代的四面楚歌地獄から、クライムアクション的世界へと様変わりするトンデモ展開。 現代の生きづらさ、くだらなさ、息苦しさを笑い飛ばすかの如く、アクロバティックな俯瞰視点で描かれた物語に、救いと希望を感じた。
屋代陽平氏
『ライブのような小説に出会いたい』という願いを込めて創設したこの賞。大賞作は、日々の延長線上にある思いがけない出会いや、そこに踏み込んで体験できる非日常が、日常をキラリと輝かせてくれるということを教えてくれます。それはまさにライブで得られる栄養そのもの。この小説がさまざまな形で鳴り響く未来が楽しみです。
坂上陽子
まずはタイトルで惹かれ、読み始めてさらにのめりこみ、次々物語が展開するスピード感、随所にきらめく茶目っ気たっぷりのウィット、それでいて作者の「これを書かねばならぬ」切実さを強く感じ、読み終わったあと興奮の渦に巻き込まれました。今回の選考を通して、いわゆる「文芸誌」も小説のいちジャンルにしか過ぎず、いま文学と小説の幅がかつてなく大きく広がっていることをビビッドに体感できて楽しかったです。もう有手窓さんの次の作品が楽しみでなりません!
選考委員略歴
金原 ひとみ
1983年生まれ。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞しデビュー。翌年に同作で芥川賞、10年『TRIP TRAP』で織田作之助賞、12年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、20年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、21年『アンソーシャル ディスタンス』で谷崎潤一郎賞を受賞。21年4月から23年3月まで朝日新聞の書評委員をつとめ、国内外問わず数々の小説を紹介、評の鋭さが話題となった。他の著書に『腹を空かせた勇者ども』『ハジケテマザレ』など。現在「新潮」「すばる」「文學界」各誌の新人賞選考委員もつとめる。
屋代 陽平(ソニー・ミュージックエンタテインメント「monogatary.com」プロデューサー)
2012年ソニーミュージックグループ入社。17年ストーリエンターテインメントプラットフォーム「monogatary.com」の立ち上げ、19年YOASOBIプロジェクトを発足。
坂上 陽子(河出書房新社 「文藝」編集長)
2003年河出書房新社に入社。単行本編集を経て、19年1月より「文藝」編集長を務める。
■大賞作品「白山通り炎上の件」(著者:有手 窓)内容紹介
不条理まみれの仕事の毎日。怒りに燃える女性会社員がある日マッチングアプリで出会った相手は、謎の殺し屋…?怒涛の疾走、バトル、爽快感あふれるエンタテインメント小説!
■株式会社リクルート企業CM
⼤賞作品「⽩⼭通り炎上の件」(著者:有手 窓)から誕⽣するYOASOBIの楽曲が、TVCMで放映!
さらに、「メモリアルフリーマガジン(仮)」に大賞作品を掲載し、配布予定。
※詳細はリクルート「まだ、ここにない、出会い。ここにない、音楽。」特設サイトにてお知らせいたします。
https://www.recruit.co.jp/madakoko_music/
■関連情報
数々の芥川賞作家を生んだ「文藝」とmonogatary.comが モノコン2023でコラボ決定!選考委員長に 芥川賞作家・金原ひとみをむかえ、新時代の作家を発掘! - monogatary.com(2023年8月10日)
https://monogatary.com/notification/notice/397367
YOASOBIプロデューサーと『文藝』編集長が語らう、エンタメ界のいまと未来。現代における「デビュー」とは? | CINRA(2023年10月6日)
https://www.cinra.net/article/202310-monocon_ikmsh
「文藝×monogatary.com コラボ賞」受賞作品発表 - monogatary.com(2024年2月28日)
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