高齢者だけでなく家族みんなが満足！テレビの音が聞き取りやすく楽しめる「GRAND・SPEAKER GS-SP1」グリーンファンディングにてプロジェクト開始

株式会社ドウシシャ

2024年12月2日 11時00分

　生活関連用品の企画・開発・販売を行う株式会社ドウシシャ(大阪本社：大阪市中央区、代表取締役社長：野村正幸)は、テレビの音が聞き取りやすく楽しめる「GRAND・SPEAKER（グランスピーカー） GS-SP1」のプロジェクトを2024年12月2日(月)からグリーンファンディングにて開始しました。

URL： https://greenfunding.jp/lab/projects/8581

【開発の経緯】

　当社の60代の音響開発担当者は少しずつ耳が聞こえにくくなり、自宅でテレビ専用スピーカーを使用したところ、ニュース番組やドラマは音量を上げなくても非常に聴き取りやすく満足していました。しかし音楽番組や映画を見ている時の音質や臨場感、迫力に不満がありました。そこで、高齢者が聞き取りやすいテレビ専用スピーカーでありながら、若い方にも音楽番組や映画が迫力ある音質で楽しめる、家族みんなが満足できる、スピーカーを作ることができないかと考え開発がスタートしました。

　開発するにあたり、当社の音響チームでは以下の2点の実現を目指し取り組みました。

　1.テレビの音量が遠くまで減衰少なく届くこと。（音を大きくしなくても聞こえること）

　2.高齢者が聞き取りやすい音質。音楽や映画などのコンテンツも満足できる迫力と臨場感で再現

できること。

【商品特長】

≪1.テレビの音量が遠くまで減衰少なく届くこと≫

◆テレビの音を遠くまで届けるホーンスピーカーと通常スピーカーのハイブリッド構造

　一般的に、高齢者は加齢に伴い耳が聞こえにくくなります。本製品を開発するにあたり、早稲田大学内ベンチャー企業である、株式会社INSPIREIが開発した音の方向性と音量を可視化できる「SOUND INTENSITY SCANNER AR」で実験確認したところ、最近のテレビ※のスピーカーは画面優先でスピーカーが下向きに取り付けられている製品が多く、スピーカーから出た音はテレビ台に反射され、上方向に放射し、離れた場所に音が真っすぐに届かないために、音量を上げないと高齢者にとって聞こえにくいことがわかりました。

※当社42型液晶ステレオテレビ1W出力、F特定値用スイープ音源で1KHｚの測定値。

　本製品は、音が進行方向に減衰せず遠くまで伝わる「ホーンスピーカー」と中低音域を再生する「ウーファースピーカー」のハイブリッド構造にすることで、テレビの音を遠くまで届けることが可能です。スピーカーの構成効果により、実験に使用した当社42型テレビのスピーカーと比較して約３ｍ離れた場所で約1.5～1.7倍音圧が高くなることがわかりました。そのため、高齢者も含めどなたにでも聞き取りやすいスピーカーとなっています。

◆左右に150℃開くウイングサテライトスピーカー機構

　サテライトスピーカーは手動で左右に可動させることが可能で、ニュースやドラマを視聴している時は視聴している人に向けることで真っすぐ音を届けることが可能です。また、映画や音楽を視聴するときは、大きく広げることで、よりステレオ感やチャンネルセパレーションが明確になり、臨場感のある音を楽しむことができます。