【急転変の時代到来!】『永続敗戦論』の気鋭の政治学者・白井聡が「いま」のニッポンを斬る! 『ニッポンの正体2024 新しい帝国戦争の時代』、いよいよ発売!
大人気時評シリーズ「ニッポンの正体」最新刊
◎凄まじい物価高の原因はどこにあるのか?
◎在日米軍基地の現在からみる戦争の正体とは?
◎NHKは本当に必要なのか?
◎日本社会の生きづらさと資本主義のリアルとは?
◎いま、言論界に問われる「覚悟」とは?
◎世界の覇権は誰が握るのか?
◎日本の新しい道を探して──
いま日本は、新型コロナ禍における不安定な対策、東京五輪をめぐる数々の醜聞の表面化、そして安倍晋三元首相の殺害事件を通じて明らかになった自民党と統一教会の癒着等々の暗部の露呈など、「構造的な悪」が次々と明るみに出ることで、社会全体が崩壊しつつあります。安倍派の解散、大阪万博問題、芸能界における大スキャンダルなどもこの構造の崩壊によるものです。いずれも関係者は不正や無能、腐敗を認識しつつ、長年事実上容認されてきたことに起因しているからです。
この日本の急転変の時代にあって、諸問題に通底する構造をその深層から探求し、暴き出し、葬り去るため、気鋭の政治学者・白井聡が立ち上がりました。日本の「いま」を露わにし、諸問題の解決策と日本の未来を探ります。
本書は、人気のYouTubeチャンネル「デモクラシータイムス」内のコンテンツ「白井聡の ニッポンの正体」を書籍化したシリーズ第二弾で、政治学者・白井聡氏がご自身の研究テーマを元に「いま」の日本の問題点を語り尽くす時評シリーズです。
■目次より
1 凄まじい物価高の原因はどこにあるのか? ──「失われた30年」を全方向から再考する
各国の経済力や国民の意識などを示す世界比較の様々な指標で、日本の凋落が止まらない。原因は何か。何が背景にあるのか。戦後高度経済成長からの歩みも視野に考える。日本は、どうすれば反転できるのか。
2 迫りくる危機と戦争の時代 ──米軍基地の現在から 戦争の正体を探る
首都圏に大規模な米軍基地があるのは、先進国では日本だけ。東アジアで紛争が起きれば、米軍基地が標的となる。“台湾有事”を言うならば、米軍基地が最大のリスクであることをどこまで意識しているのか。
3 NHKは本当に必要なのか? ──巨大メディアの光と影
日本最大のメディアNHK。政治にも影響を与えるほど報道の影響は大きいが、近年、政権寄りの姿勢と忖度が目立つ。いまNHKの中で何が起きているのか。当事者への取材も交え、驚愕の実態を探った。
4 日本社会の生きづらさと資本主義のリアル ──マルクス再読から現代社会を考える
社会主義陣営の崩壊から30数年。いったんは遠ざけられたかに見えたマルクスの「資本論」がいま、読みなおされている。資本と人間の関係をリアルに分析した「資本論」の要諦を現代的事象の中に読み解く。
5 いま、言論界に問われる「覚悟」 ──新右翼・鈴木邦男の思想と哲学
新右翼でありながら、鈴木邦男氏ほど左翼、リベラルに愛された人はいない。政治の左右対立に揺れた時代に青年期に、「三島事件」とも間接的に関わり、最後に行きついた言論人の覚悟とは何だったのか。
6 世界の覇権は誰が握るのか? ──入れ替わる米中と新しい帝国主義の時代
米中対立の陰で、新たな第三極の可能性を秘めたグローバスサウスが台頭している。サウジとイランの劇的 な国交正常化、基軸通貨米ドルからの離脱など、翳る 米国の力だけに頼らない世界の変化と趨勢とは。
7 日本の新しい道を探して ──2024年を考えるための石橋湛山
ジャーナリストから政界へ転じ、首相となった石橋湛山は戦前から一貫して戦争、拡張主義に反対する「小日本主義」を唱えた。近代日本政治史に異彩を放つ湛山の没後50年。私たちが学ぶべきことはあまりに多い。
■内容紹介
気鋭の政治学者が現代日本の諸問題をわかりやすく読み解く人気の時評集の最新版! NHKとメディア、米中関係、基地問題、そして蘇るマルクス『資本論』……未来を探るための必読書。
■著者紹介
白井聡(しらい・さとし)
1977年東京都生まれ。政治学者。早稲田大学政治経済学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。専攻は政治学、社会思想。京都精華大学国際文化学部准教授。『永続敗戦論 戦後日本の革新』(太田出版)で、石橋湛山賞、角川財団学芸賞、いける本大賞を受賞。近刊に『今を生きる思想 マルクス生を呑み込む資本主義』(講談社現代新書)がある。
高瀬毅(たかせ・つよし)
1955年長崎県生まれ。被爆二世。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。現在、YouTube番組の「デモクラシータイムス」で司会、キャスターなどを務める。明治大学政治経済学部を卒業後、ニッポン放送に入社。情報センター出版局編集者を経てフリージャーナリストとなる。1982年、ラジオドキュメンタリー「通り魔の恐怖」で日本民間放送連盟賞最優秀賞、放送文化基金賞奨励賞を受賞。2009年『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』(平凡社)で平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。日本文藝家協会会員。
■書誌情報
書名:ニッポンの正体2024
副題:新しい帝国戦争の時代
著者:白井聡 (聞き手:高瀬毅)
仕様:四六判/並製/240ページ
発売日:2024年 2月14日
定価:1980円(本体1800円) ISBN:978-4-309-23147-1
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309231471/
[「ニッポンの正体」シリーズ・好評既刊]
『ニッポンの正体 漂流を続ける日本の未来を考える』
著者:白井聡(聞き手:高瀬毅)
ウクライナ危機、旧統一教会問題の噴出、そして円高とさまよえる欲望……。現代日本の諸問題を、近代史を掘り下げることで明晰に読み解き、日本の未来を考える。最もアクチュアルな時評集。
(2023年4月27日発売/定価1980円(税込)/ISBN978-4-309-23128-0)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309231280/
[関連URL]
デモクラシータイムス(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/@democracytimes/playlists
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