【京都岡崎 蔦屋書店】渋谷七奈 個展「シナプス、せわしなく明滅しながら、」を7月8日(土)より開催。スパークし、溢れ出した記憶の断片たちを題材に。

京都岡崎 蔦屋書店(京都市左京区ロームシアター京都 パークプラザ1階)ギャラリーENにて、2023年7月8日(土)~2023年8月1日(火)の期間、渋谷七奈個展「シナプス、せわしなく明滅しながら、」を開催します。

 

「後光」キャンバスにペンキ、アクリル絵具、鉛筆、スプレー180×140×20 mm 2023「後光」キャンバスにペンキ、アクリル絵具、鉛筆、スプレー180×140×20 mm 2023


特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/34364-1603450619.html

  • 概要

渋谷七奈は宮城県出身。東北芸術工科大学で日本画を学び、同学の大学院芸術文化専攻芸術総合領域を2019年に修了し、2023年現在は山形に拠点を置いています。これまでの作品では、獣や人体といったモチーフの持つ形態の解体と再構築を通じて、外界との関わりによって変容する人間の存在と、その精神性についての作品制作に取り組んできました。特に背景の下地や余白を活かした表現を用いてきました。近作ではより自然体な描き方を目指して、ドローイングをベースにした制作手法を取り入れています。

⼀年ぶりの京都での個展となる本展は、「シナプス、せわしなく明滅しながら」と題し、大量の記憶があふれだすような経験や、「ネアンデルタール人が死者に花を供えていた」という言説に着目して描いた作品など、ひとの記憶に関する十数点の新作を展示発表します。⽇々の断⽚をとどめるようにドローイングを重ね、⼤切な記憶を情景として描き出す渋⾕七奈の作品に、私たちの記憶の奥底もくすぐられるような作品群となっています。

 

「家に帰りたい」キャンバスにペンキ、アクリル絵具、鉛筆、スプレー 220×2727×20㎜ 2023「家に帰りたい」キャンバスにペンキ、アクリル絵具、鉛筆、スプレー 220×2727×20㎜ 2023

 

「彼は地下から出て幸せを見つける」キャンバスにペンキ、アクリル絵具、鉛筆、スプレー 182×257×20㎜ 2023「彼は地下から出て幸せを見つける」キャンバスにペンキ、アクリル絵具、鉛筆、スプレー 182×257×20㎜ 2023

 

  • アーティスト・ステートメント

 久々のご飯を私と一緒に食べられることに、彼女は元気を取り戻していた。
彼女が寒いと言って、私はボア素材の上着を貸した。その上着は洗わずに引き出しの中にずっと閉まってあった。
数年後、引き出しから上着を取り出してみた。
上着には、湿気った木の匂いだけが残っていた。あの時の思い出も匂いも消えてしまったように感じた。記憶の中で匂いだけは私の手元にあったはずなのに、もう何処かへ行ってしまったんじゃないか、そう思った。
 
ある時メモ帳を覗いてみた。あの時交わした他愛も無い会話が丁寧に書き留められていた。小さな絵と他愛も無い会話のメモ。記憶の片隅であの時のビジョンだけは目の裏でかすかに浮かんでくる。

もう彼女はここにいないけれど、言葉も絵もここに置いておこうと思う。

渋谷七奈
 

  • 作品販売について

2023年7月8日(土)10:00より店頭販売いたします。
※アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、同日11:00より販売開始します。
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1022
 

  • アーティスト・プロフィール

渋谷七奈
宮城県生まれ
山形を拠点に活動を行う


2019年 東北芸術工科大学 芸術文化専攻 芸術総合領域 修了
2017年 東北芸術工科大学 美術科 日本画コース 卒業


[個展]
2022年 ”きゅうに光があばれだして” cyg art gallery(岩手)
2022年 ”Near and far view” artists space TERRAIN(京都)
2018年 ”dope man”  BOTAcoffee Gallery(山形)
[グループ展]
2022年 “困らせる糸鋸” KUMA GALLERY(東京)
2022年 "TUAD-ART LINKS" A-新宿高島屋(東京)
2021年 "群馬青年ビエンナーレ2021" 群馬県立近代美術館(群馬)
2021年 "ARTISTS' FAIR KYOTO 2021"  京都文化博物館別館(京都)
2020年 "シグセレクト2020" cyg art gallery(盛岡)
2020年 山形ビエンナーレ2020 "まちとひと" TOMIHIRO Building (山形)
2019年 "ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2019"  行幸地下ギャラリー 丸の内(東京)
2018年 擬似マウンテン  CALM&PUNK Gallery(東京)
2018年 山形ビエンナーレ "山のような100ものがたり"  東北芸術工科大学(山形)
2018年 佐藤国際文化育英財団 第27回奨学生美術展  佐藤美術館(東京) "floater"  BOTAcoffee Gallery(山形)
[主な受賞歴]
2019年 ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2019  加藤泉賞
2015年 シェル美術賞 2015  保坂健二朗賞
2014年 第6回 豊橋トリエンナーレ 入選
 

  • 展覧会情報

渋谷七奈 個展 「シナプス、せわしなく明滅しながら、」

期間|2023年7月8日(土)~2023年8月1日(火)
時間|8:00~20:00 ※初日のみ10:00~20:00
会場|京都岡崎 蔦屋書店  GALLERY EN ウォール
主催|京都岡崎 蔦屋書店
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/34364-1603450619.html
※終了日は変更になる場合があります。
 

  • GALLERY EN

書店とシームレスにつながる「GALLERY EN」は、作り手が作品に込めた思いや技術を表現し、お客様にお伝えする空間です。アートや伝統工芸品を通して、「こころを動かすものとの出あい」を体感していただき、京都岡崎の地で、人と人、人とアートがつながってたくさんの縁が生まれる場所になるようにという思いを込めています。日本の工芸品や民芸品を紹介する展示スペースを「EN シェルフ」、全長9mの白壁は「EN ウォール」として、現代アート作家を中心とした作品を展開していきます。 
 

  • 京都岡崎 蔦屋書店

文化都市、国際都市 京都にふさわしく「アート」「日本の暮らし」をテーマにコンシェルジュが厳選した本や雑貨を揃えています。劇場・美術館・公園に隣接した文化空間にて珈琲を飲みながら本を読んだり、アートギャラリーや工芸ギャラリーをお楽しみ頂けます。
 住所|〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階
 電話番号|075-754-0008
 営業時間|店舗ホームページをご確認ください。
 ホームページ| https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/
 Twitter|https://mobile.twitter.com/EventKyoto
 Instagram|https://www.instagram.com/kyoto.okazaki_tsutayabooks/
 

  • ​CCCアートラボ

CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
 https://www.ccc-artlab.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
アート・カルチャー
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月