ナウキャスト、AIエージェント統制基盤「MCPass」β版を開発

~AIエージェントの安全な業務利用を支える統制基盤、今夏よりフリートライアル受付開始~

株式会社Finatextホールディングス

 次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、AIエージェント統制基盤「MCPass(エムシーパス)」β版を開発したことをお知らせします。2026年夏よりフリートライアルの受付を開始する予定です。

■背景

 AIアシスタントの業務利用が急速に普及する中、AIと外部システムを接続するための共通プロトコル「MCP(Model Context Protocol)」の採用が拡がりを見せています。MCPを介することで、AIはCRMやチャット、社内Wikiなどの業務システムに直接アクセスし、情報の取得や操作を行えるようになります。
 一方で、この利便性は企業に新たなリスクをもたらします。各端末に散在する認証情報の管理、安全性が確認できていないMCPの利用、「誰が・いつ・何をしたか」を追跡できない監査証跡の不在といった課題が浮き彫りとなっており、AIの業務活用が進むほど、統制の仕組みが不可欠になります。
 ナウキャストはこうした課題に対して、自社グループ内での実運用を通じて得た知見を集約し、AIエージェントの統制基盤として「MCPass」β版を開発しました。

■「MCPass」の概要

 「MCPass」は、AIエージェントが業務システムにアクセスする際の認証・権限を一元管理し、すべての操作を監査証跡として自動記録する統制基盤です。単なる接続の仲介にとどまらず、「AIと業務システムをつなぐ」と「つないだ上で統制する」を両立します。

MCPassによるAIエージェントの統制・接続イメージ
操作画面 ※画像は開発中のイメージです。

■「MCPass」の概要

1. MCPカタログと接続の一元化

 組織内で利用を許可するMCPをカタログで一元管理し、管理者が承認したMCPのみを利用可能にすることで、未承認のMCPが無秩序に使われることを防ぎます。利用者はMCPassに接続するだけで、複数の業務システムと連携でき、個別に認証情報を端末に保存する必要はありません。

2. ツール単位のきめ細かな権限管理

 すべてのツール利用をデフォルトで禁止し、必要なものだけを許可するホワイトリスト方式を採用しています。権限はMCP単位ではなくツール単位で制御でき、期限付き権限や最大5段階の承認フローにも対応しているため、組織のセキュリティポリシーに合わせた運用が可能です。

3. 監査ログの自動記録と利用状況の可視化

 AIがどのツールを、どのような条件で実行し、どのような結果が返ったかを自動で記録します。記録はExcel/CSV/PDF形式でエクスポートでき、監査対応に活用できます。また、利用状況をリアルタイムで可視化するダッシュボードを備えており、リクエスト数や成功率、よく使われるMCPのランキングなどを一目で把握できます。

4. 閉域網接続への対応

 パブリックインターネットを経由しない閉域網接続(PrivateLink)に対応しており、金融・医療・公共など、高いセキュリティ水準が求められる業種でも導入いただけます。

※閉域網接続は正式版での提供を予定しており、β版では対応しておりません。

■株式会社ナウキャスト Data AI Solution 事業責任者 片山 燎平のコメント

 AIが日々の業務に浸透し、私たちの働き方そのものが変わり始めています。チャットでの質問応答にとどまらず、AIエージェントが業務システムに直接アクセスして作業を遂行する、そんな世界がすでに現実のものになりつつあります。この変化の中で企業に求められているのは、AIを"使う"段階から"業務に安全に組み込む"段階への移行です。MCPassでは、MCPゲートウェイとしての接続性と、認証・権限管理・監査証跡といった統制機能を一体で設計しました。Finatextグループは金融領域で培った厳格なセキュリティ基準のもとで自らAIエージェントを業務運用しており、その実践知をプロダクトに還元しています。MCPassを通じて、企業のAI変革を技術と運用の両面から支援する『AIイネーブルメント』に取り組んでまいります。

■フリートライアルについて

 フリートライアル開始に先立ち、ウェイティングリストの登録受付を開始いたします。ご登録いただいた方には、提供準備が整い次第、優先的にご案内を差し上げます。
登録フォームURL:https://forms.gle/kvhY6Nwa3UjqXsmT6

■開発者向けウェビナーのご案内

 MCPassの開発背景や機能についてご紹介をするウェビナーを、2026年4月28日に開催いたします。どなたでもご参加いただけます。

【DataOps Night特別編~AIが"使える"組織を作る技術~】

日 程 :2026年4月28日(火)19:00~20:30
開催形式:オンライン
費 用 :無料

以下のURLよりお申込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_iqEO6SRTQY-ae4qnfGcn4g

※記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。


Finatextグループについて

Finatextグループについて

Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」、貸金サービスに必要なシステムや業務を一気通貫で提供する「株式会社スマートプラスクレジット」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。

株式会社ナウキャスト

株式会社ナウキャスト

株式会社ナウキャストは、東京大学経済学研究科渡辺努研究室における「東大日次物価指数(現:日経CPINow)」プロジェクトを前身として2015年に設立された、オルタナティブデータのリーディングカンパニーです。次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループにおいて、ビッグデータ解析事業を担っています。POSデータやクレジットカードの決済データ、求人広告データなどの「オルタナティブデータ」を多数扱い、生成AI活用とデータ基盤構築の両輪で事業者の業務支援に取り組んでいます。また、独自の経済指数を開発し、経済統計のリアルタイム化、企業の経営戦略の見える化を行い、国内外250社以上の金融機関、シンクタンク、政府、政府系金融機関、海外ヘッジファンド等の資産運用、経済調査業務を支援しています。

会社名  : 株式会社ナウキャスト
代表者  : 代表取締役CEO 辻中 仁士
設立   : 2015年2月
所在地  : 東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル 9階
公式サイト: https://nowcast.co.jp/

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会社概要

URL
https://finatext.com/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都千代田区九段北1丁目8番10号 住友不動産九段ビル9階
電話番号
-
代表者名
林良太
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2013年12月