「三井アウトレットパーク 台南」第2期開発計画着工 約50店舗が2025年開業予定、約240店舗にスケールアップ
より多様で、より満足いただける施設へ
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 植田俊)は、プロジェクト会社である「三南奧特萊斯股份有限公司」を通じて「三井アウトレットパーク 台南」(以下、「MOP台南」)の第2期開発計画に着手することを決定しましたのでお知らせいたします。MOP台南は2022年2月の開業以来、2023年月末までにのべ約1,500万人のお客様にご来館いただき、施設の利便性や出店店舗の魅力を高く評価いただいております。
第2期開発計画は2024年2月2日に着工式を行い、開業は2025年を予定しています。今般の増床により、店舗数は現在の約190店舗から約240店舗へと拡大し、より多様でお客さまに満足いただける施設へと進化します。
本リリースのポイント |
<施設周辺エリアの成長>
台湾新幹線「台南駅」の目の前に立地する当施設の周辺においては現在多数の住宅開発が進捗しており、今後約3年間で1万人以上の人口増加が想定されています。
<第2期開発計画および商業機能>
熱帯気候の台南でも快適にショッピングを楽しんでいただけるように、第1期と同様に全エンクローズドモール型を計画。アウトレット店舗の拡充に加えて、大型物販飲食店舗の誘致も想定。急成長する周辺人口のニーズに応えられるよう、ワンストップショッピングの利便性も高めます。
<ESG課題解決への寄与>
第2期開発計画の建物屋上および外部平面駐車場には、創エネ用途の太陽光パネルを設置予定。
オンサイトで創出した再エネ電力を施設内で自用し、環境負荷低減貢献にも取り組んでまいります。
「MOP台南」について |
2024年で設立400周年を迎える台湾の古都、台南市。歴史的史跡が数多く残り、観光地としても見どころの多い街でもあります。その台南市の交通の玄関口、台湾新幹線「台南駅」および在来線「沙崙駅」の目の前に2022年2月、MOP台南第1期がオープンしました。
第1期のオープン以来、台湾での人気が高いジャンル・ブランドの店舗や台湾南部初進出店舗、地元で有名な老舗飲食店の出店など魅力的な店舗構成を高く評価いただき、オープンから現在(2023年12月末)までに、のべ約1,500万人前後のお客様に来場いただいております。
当施設の周辺では現在複数の住宅開発事業が進捗しており、台南市政府の発表によると2027年までに1万人を超える人口増加が想定されています。その他、スマートエネルギー研究所や大学、大型展覧会場など多様な施設が既に竣工・稼働しているほか、今後はさらに総合病院、ホテル等の完成も予定されており、台湾南部でも最も成長が注目されるエリアのひとつとなっています。
MOP台南は今般の第2期開発計画により、第1期(約190店舗)から約50店舗増加し、全体で約240店舗にスケールアップいたします。台南市の居住人口、就業人口の成長による当施設来場者の増加、ニーズの多様化を考慮しながら、台湾での知名度・関心が高いジャンル・ブランドのアウトレット店舗を誘致すると同時に、日ごろの食事や身のまわりのお買い物もこれまで以上に楽しんでいただけるような施設づくりを目指してまいります。
当施設におけるESG(環境負荷低減)への取り組み |
第2期開発計画では、建物の屋上および平面駐車場部分において創エネを目的とした太陽光パネル(約1,700枚)を設置予定です。台湾南部特有の豊富な日射量を有効活用することにより、環境負荷低減への貢献を図ります。なお、生み出されたクリーン電力は施設内で必要な電力使用に充てられる予定です。
その他、当施設は様々な施策を講じて環境負荷低減に取り組んでおります。LED照明器具や雨水再利用型衛生器具等を積極的に採用することで、第1期に引き続き、第2期計画についても「緑建築」(台湾における環境影響評価認定制度、GRESB評価対象)シルバー級の取得を予定しています。
台湾における商業施設事業 |
現在当社は、台湾において計6施設の商業施設の開発・運営を推進しております。当施設の他、アウトレット施設としては「三井アウトレットパーク 台湾林口」(新北市、2024年第2期オープン予定)、「三井アウトレットパーク 台中港」(台中市)の計3施設。リージョナル型ショッピングセンターとしては、2023年5月に開業を迎えた「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」(台中市)に、台北市において2024年に開業予定の「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港」(台北市)、2023年6月着工済みの「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと高雄」(高雄市、2026年開業予定)の計3施設となります。
■物件概要
所在地 | 台湾 台南市帰仁(キニン)区帰仁大道100号 |
交通アクセス | 台湾縦貫高速道路インターから1.5km(車で約4分) 新幹線「台南」駅、在来線沙崙線「沙崙」駅近接 |
事業主体・運営管理 | 三南奥特莱斯股份有限公司 |
事業形態 | アウトレットモール |
敷地面積 | 約59,000m2 |
第1期 | 第2期 | 合計 | |
延床面積 (駐車場フロア面積含む) | 約87,000m2 | 約23,000㎡ | 約110,000㎡ |
店舗面積 | 約34,000m2 | 約10,000㎡ | 約44,000㎡ |
構造・建物規模 | RC造地上4階建 | RC造地上4階建 | |
開業 | 2022年2月25日 | 2025年(予定) | |
店舗数 | 約190店舗 | 約50店舗 | 約240店舗 |
建物環境デザイン | ノンスケール株式会社 | ノンスケール株式会社 | |
ランドスケープデザイン | 有限会社アースケイプ | ||
設計 | 原大聯合建築師事務所 | 九典聯合建築士事務所 | |
施工 | 瑞助營造股份有限公司 | 瑞助營造股份有限公司 |
【三井不動産の海外事業について】
当社グループは、グループ長期経営方針「VISION 2025」にて「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、海外事業の飛躍的な成長を目指しています。商業施設事業は、クアラルンプールおよび台湾諸都市においてアウトレット事業を、また、上海、クアラルンプール、台湾諸都市においてららぽーと事業を推進しています。さらに、シンガポール、タイ、中国、アジア諸都市では住宅事業、台北ではホテル事業、バンコク近郊では物流施設事業、インド・バンガロールではオフィス事業を推進しており、拡大する消費を積極的に取り込み、現地に貢献しながら、早期に利益を拡大すべく、成長著しいアジアでの事業を積極的に推進しています。今後も更なる事業の拡大を目指しています。
【三井不動産の台湾での事業について】
2016年に設立した現地法人(台湾三井不動産股份有限公司)を投資拠点として、台湾各地で商業施設事業、ホテル事業および住宅事業の計12物件を推進しています。また、物流施設事業や複合施設事業などの展開を目指し、今後も更なる事業の拡大をはかります。
位置図
<広域図>
<中域図>
三井不動産が海外で展開する商業施設(2024年2月現在)
三井不動産グループのSDGsへの貢献について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」、2023年3月には「生物多様性」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。
【参考】
・「脱炭素社会実現に向けグループ行動計画を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/
・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/
・「グループ生物多様性方針を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2023/0413/
*本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における3つの目標に貢献しています。
目標 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標13 気候変動に具体的な対策を
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