FRONTEO、三菱自動車に経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」導入
オープンソースと顧客データの融合によるリスクマネジメント強化を実現
株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)は、三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼最高経営責任者:加藤 隆雄、以下 三菱自動車)において、自社開発の特化型AI「KIBIT(キビット)」を搭載した経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis(キビットセイズアナリシス)」(https://osint.fronteo.com/)が導入されたことをお知らせします。
昨今、世界情勢と社会構造の急激な変容を背景に、企業を取り巻くリスクは多様化・複雑化しています。国際秩序の変化に伴う経済安全保障リスクをはじめ、人権侵害などのサステナビリティリスク、国家紛争や情報流出などに伴うBCPリスクなど、企業の直面する課題は多岐にわたります。
三菱自動車は、モビリティ産業において人権問題に対する取り組みを推進しており、現在は人権問題のみならず多様な経済安全保障上のリスクマネジメントを講じるとともに、実効的な体制構築を進めています。その一環として、リスクマネジメントにおけるデータ活用の重要性への認識から、多様なオープンソースを組み合わせた膨大なデータと複数の特許技術を生かしたリスク抽出機能を搭載するFRONTEOの経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」を導入し、オープンソースと顧客データの融合およびそれらのデータ解析技術を活用したデータドリブンなリスクマネジメントの高度化を図ります。
FRONTEOは、オープンソースから得られる極めて複雑な情報の革新的な解析を実現するAI技術の研究開発ならびに社会実装を通じて、企業の経済安全保障対策や戦略立案・推進、ビジネスの発展に貢献してまいります。
■KIBIT Seizu Analysisについて URL:https://osint.fronteo.com/
KIBIT Seizu Analysisは、FRONTEOの自社開発した特化型AI「KIBIT」を搭載した、経済安全保障対策を目的に、サプライチェーンや企業の実質株主による支配状態などのネットワーク解析を行うシステムです。現在、下記の3つのソリューションを提供しています。
① サプライチェーン解析ソリューション:サプライチェーンにおけるチョークポイント(戦略的に重要な地点)や懸念組織とのつながりの可能性、依存度を把握する
② 株主支配ネットワーク解析ソリューション:複雑なネットワーク上での株主間の影響力を、間接持株比率を補正した独自の手法により解析し、隠れた支配力の伝搬を把握する
③ 研究者ネットワーク解析ソリューション:機微技術に関わる研究開発について、研究者の所属組織などに注目した人脈の分析と、それに基づくリスクを把握する
■FRONTEOについて URL:https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自社開発の特化型AI「KIBIT(キビット)」の提供を通じて、日夜、社会課題と向き合う各分野の専門家の判断を支援し、イノベーションの起点を創造しています。当社独自の自然言語処理技術(日米特許取得)は、汎用型AIとは異なり、教師データの量およびコンピューティングパワーに依存することなく、高速かつ高精度での解析を可能にします。加えて、解析した情報をマップ化(構造を可視化)する特許技術を活用することで、「KIBIT」が専門家のインサイトにダイレクトに働きかけることができ、近年、KIBITの技術が創薬の仮説生成や標的探索にも生かされています。
KIBITの独自技術およびアプローチを通じて、「記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する」理念の実現に向けて、ライフサイエンスAI、ビジネスインテリジェンス、経済安全保障、リーガルテックAIの各分野で社会実装を推進しています。
2003年8月創業、2007年6月26日東証マザーズ(現:東証グロース)上場。日本、米国、韓国、台湾で事業を展開。第一種医療機器製造販売業許可取得、管理医療機器販売業届出。資本金898,618千円(2024年8月31日時点)。
※FRONTEO、KIBIT、Seizu AnalysisはFRONTEOの日本における登録商標です。
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