松田聖子はいかにして誕生したのか? 一本のカセットテープから「聖子」を発掘した、伝説のプロデューサーによる『松田聖子の誕生』、発売決定!
発売前からAmazon第1位(歌謡曲・演歌カテゴリ)を記録する新刊、7月19日刊行!
時代を超えて愛され続ける、歌手・松田聖子。今年もコンサートツアー “My Favorite Singles & Best Songs” がスタートしており、日本武道館、さいたまスーパーアリーナ、大阪城ホールなどが熱いファンで埋め尽くされます。デビュー40周年を越えて輝き続ける松田聖子は、どのように誕生したのか。唯一無二の歌声を見出し、16歳の少女がやがて社会現象になるまで支え続けたプロデューサー、若松宗雄氏による初めての著書『松田聖子の誕生』を新潮社から発売します(7月19日)。
初公開となる「運命のカセットテープ」。右上に「蒲池」の文字が見える
「全身全霊にショックを受けた。福岡県に住む16歳の歌声はどこまでも清々しく、のびのびとして力強かった。明るさとしなやかさと、ある種の知性を兼ね備えた唯一無二の響き」
「すごい声を見つけてしまった」
そこから若松氏は聖子(当時、蒲池法子)のデビューに向けて走り出しました。しかし、ハードルが幾重にも立ちはだかります。聖子の父親の強い反対、新米プロデューサーである著者の孤立無援、難航するプロダクション探し、決まらないデビュー日――。しかし、その唯一無二の歌声と魅力で、聖子自身がこれらを乗り越えて行ったといいます。そしてついにデビュー、スターへのまばゆい階段を昇り始めます。
本書『松田聖子の誕生』では、本邦初公開となるカセットテープの存在に加え、上京前の聖子から届いた6通の手紙など、デビュー前夜の秘話も明かしながら「聖子」の物語が語られます。巻末には、若松氏がプロデュースした1stアルバム『SQUALL』から15thアルバム『Citron』まで、その間のシングルについての解説、楽曲制作についてのエピソード付きです。
「すごい声を見つけてしまった」。一本のカセットテープから流れる歌声が、松田聖子の始まりだった。芸能界入りに強く反対する父親、難航するプロダクション探しと決まらないデビューなど、相次ぐハードルを独特の魅力を武器に鮮やかにとび越えていく。地方オーディションに夢を託した、「他の誰にも似ていない」16歳の少女の存在がやがて社会現象になるまで、間近で支え続けた伝説のプロデューサーが初めて明かす。
■目次
前書
序章 運命のカセットテープ
歌声との出会い/ ミスセブンティーン・コンテスト
第1章 父親の許しをもらうまで
反応の薄い同僚たち/ 企画制作6部の新設/ 「はい蒲池です。法子です」/ 紺色のワンピースで/ 驚きつつ見守る母親/ 1978年、夏休みに上京/ 「許すつもりは一切ありません」/ 西鉄グランドホテルで父親と対面/ 突然、聖子から届いた手紙/ 女性スタッフに頼んで電話/ モノレールで語った決意/ 「娘がどうにもならないんだ」
第2章 決して偶然でなかった出逢い
夢に見たCBS・ソニーへ/ 群馬の「おじいちゃん」/ 最初の就職先は観光会社/ キングレコードの制作部へ/ 東芝レコードの準専属歌手だった兄/ 営業担当としての経験/ 直感から『霧の中の二人』がヒット/ 歌の心にも触れた広島の日々/ 杉良太郎さんがくれた言葉/ 初担当はキャンディーズ/ 産みの苦しみ
第3章 難航するプロダクション探し
「ああいう子は売れないんだよ」/ 歌謡界の中心に山口百恵/ 聖子からの4通目の紙/ サンミュージック・相澤社長に懇願/ なんとしてもデビューさせる/ 少女らしい清廉な文字/ 多くの人に愛される資質
第4章 デビューのための上京
土砂降りの福岡空港/ 静かに伝う涙/ 堀越学園への編入/ 増え始めた業界内のファン/ レコードデビューと「もう一人の新人」/ 運を引き寄せる力/ 『裸足の季節』はまさに裸足のままで/ 小田裕一郎さんの自宅兼オフィスへ/ CM撮影前の「エクボ」事件/ ガラスブースの向こうの涙/ 記念すべきデビュー日/ 初めての歌番組でのこと/ 『夜のヒットスタジオ』での進化
第5章 スターへの階段
『青い珊瑚礁』がひらいた新時代/ 聖子の歌唱法/ 発売から2か月かけて頂点へ/ 田原俊彦くんとの共演/ 自らプロデュースする力/ アイドルとして異例の売れ行き/ クレジット表記の狙い/ 日本の音楽の実験場に
第6章 松田聖子は輝き続ける
楽曲制作のこだわり/ クリエイターと築いた松田聖子の世界/ 大滝詠一さんとの出会い/ 映画、海外レコーディングで放つ輝き/ 誰にも同じように接していくこと/ ミキシングとマスタリング
アルバムとシングルについて
1stTアルバム『SQUALL』(1980年8月1日発売)
2ndアルバム『North Wind』(1980年12月1日発売)
3rdアルバム『Silhouette』(1981年5月21日発売)
4thアルバム『風立ちぬ』(1981年10月21日発売)
5thアルバム『Pineapple』(1982年5月21日発売)
6thアルバム『Candy』(1982年11月10日発売)
7thアルバム『ユートピア』(1983年6月1日発売)
シングル『ガラスの林檎』『SWEET MEMORIES』(1983年8月1日発売)
8thアルバム『Canary』(1983年12月10日発売)
9thアルバム『Tinker Bell』(1984年6月10日発売)
10thアルバム『Windy Shadow』(1984年12月8日発売)
11thアルバム『The 9th WAVE』(1985年6月5日発売)
12thアルバム『SOUND OF MY HEART』(1985年8月15日発売)
13thアルバム『Supreme』(1986年6月1日発売)
14thアルバム『Strawberry Time』(1987年5月16日発売)
15thアルバム『Citron』(1988年5月11日発売)
後書
若松宗雄(わかまつ・むねお)
1940(昭和15)年生まれ。音楽プロデューサー。CBS・ソニーに在籍、一本のカセットテープから松田聖子を発掘した。80年代後期までのシングルとアルバムを全てプロデュース。ソニー・ミュージックアーティスツ社長、会長を経てエスプロレコーズ代表。本書が初の著書となる。
■書籍データ
【タイトル】松田聖子の誕生
【著者】若松宗雄
【発売日】2022年7月19日
【造本】新書版
【本体定価】902円(税込)
【ISBN】 978-4106109607
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/610960/
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