ラグジュアリー住宅誌『モダンリビング』が建築アワード 第19回モダンリビング⼤賞を発表

2023年・第19回モダンリビング大賞がついに決定!

株式会社ハースト婦人画報社

ラグジュアリー住宅誌『モダンリビング』(発行:株式会社ハースト婦人画報社、代表取締役社長:ニコラ・フロケ)は、建築アワード「モダンリビング⼤賞授賞式」を2023年12⽉6⽇(⽔)にNODEA GALLERYにてリアル・オンライン同時配信で開催致しました。

撮影/渋谷和江撮影/渋谷和江

■優れた住宅建築や、インテリアの最新スタイルを発表

「モダンリビング大賞」は、『モダンリビング』が2005年から日本の優れた住宅作品とそれらを手掛ける人々に贈るアワードです。今年の審査は『モダンリビング』に掲載した各号2作品ずつ、計12作品を編集部で選出。その後、読者アンケートによって選ばれた各号1作品、計6作品の建築家と住み手の方に「モダンリビング大賞・ベスト6賞」が贈られ、さらにそのなかから特別審査員(デザイナー・深澤直人氏、建築家・中村拓志氏、モダンリビング編集長・高坂敦信)により、大賞を決定し、建築家と住み手の皆様を表彰しました。今年は、ハースト・マガジンズ・インターナショナル社長、ジョナサン・ライトも出席。昨年に引き続き、ベスト6賞のなかから⼤賞に加えて、インテリア・コ―ディネーターを対象とした「スタイリング・デザイン賞」、未来ある若⼿建築家に贈る「アンダー40賞」を選出し、表彰しました。


 各賞の受賞者は以下のとおり。


 ■モダンリビング大賞

物件名/Concrete Log House 建築家・井川充司(建築事務所名/IKAWAYA建築設計)

 立体的な外部空間が多様な過ごし方を創出(モダンリビング267号掲載)

リブ状の凹凸が刻まれたコンクリートの寡黙な建物。室内に足を踏み入れると一転、中庭を囲む伸びやかな空間が広がっています。中庭には木登りができる大きさのシマトネリコとツリーハウスが。敷地は二面が道路に面し、一方は交通量も多い立地です。井川さんは、L字形の建物を道路側に寄せて建てることで周囲の音を遮断。隣地の庭に面して中庭を設けて緑を連続させ、中庭に開くプランを採用しました。ファサードは近隣の森を連想させるようにと、コンクリートに丸太を並べた型枠を使用。硬質なコンクリートに柔らかな表情を与え、住人やゲストを優しく迎えます。2階にはテラス、屋上にはスカイガーデンを設け、多彩な外部空間が室内をより豊かに彩っています。

撮影/渋谷和江撮影/渋谷和江

撮影/三嶋一路(モダンリビング267号掲載)撮影/三嶋一路(モダンリビング267号掲載)

■ベスト6賞

 本年発売された『モダンリビング』掲載実例の中から、毎号の読者アンケートで1位となった物件に贈られる賞。

 本賞の中から、モダンリビング⼤賞を選定。

 物件名/NKA house 建築家・森山善之+細田 潤 (建築事務所名/建築設計事務所バケラッタ)

 物件名/秋谷の住宅 建築家・小野寺匠吾(建築事務所名/小野寺匠吾建築設計事務所)

 物件名/関西M邸 建築家・各務謙司+竹田怜未(建築事務所名/カガミ建築計画)

 物件名/Concrete Log House 建築家・井川充司(建築事務所名/IKAWAYA建築設計)

 物件名/T Residence 建築家・永井菜緒(建築事務所名/SWAY DESIGN)

 物件名/ZHU 建築家・前田圭介(建築事務所名/UID)


 ■スタイリング·デザイン賞

 物件名/「穏やかに心弾む家」爲井澄子氏(インテリアコーディネーター)

撮影/渋谷和江撮影/渋谷和江

インテリアコーディネーターを対象とした本賞には、9つのノミネート作品のなかから⼀般投票でベスト3に⼊った小池祥子氏、爲井澄子氏、山口恵実氏が会場に登場。作品のプレゼンテーションを披露し、ライブ配信で視聴者からの投票を募りました。その結果1位を獲得した「穏やかに心弾む家」は安らぎと活力が両立するインテリアを目指した作品です。住み手のライフステージに合った個性あふれるインテリアは、ゆったりと安らぎながらも生き生きとした心を育む空間をつくり上げています。1位を獲得した爲井澄子氏をゴールドプライズとして表彰しました。


 ■アンダー40賞

 物件名/まれびとの家 建築家・秋吉浩気(建築事務所名/VUILD株式会社)

撮影/渋谷和江撮影/渋谷和江

若⼿建築家を応援するアワードとして3年前から誕⽣した賞です。モダンリビング編集部が選定を⾏い、40歳以下 (竣⼯時) の建築家に贈呈。今回受賞した秋吉さんが手掛けたのは、現代版「合掌造り」の家。富山県の集落に立つシェア別荘は、材料の調達から製材などを地域のなかでやり遂げることで、ローカルの産業を守るという意義を多分に含むプロジェクトです。伝統の合掌造りをオマージュしながら、現代のテクノロジーを見事に融合し、新しい建築の成り立ちを表現しています。



撮影/渋谷和江撮影/渋谷和江


■「第19回モダンリビング⼤賞授賞式」実施概要

 ◆開催日:2023年12⽉6⽇(⽔)

 ◆開催時間:19:00〜20:15

 ◆会場:NODEA GALLERY ※オンライン配信とのハイブリッド形式で実施

 ◆オフィシャルスポンサー:株式会社LIXIL

 ◆ゴールドスポンサー:アルテミデ・ジャパン株式会社/ニチエス株式会社

 ●主催:株式会社ハースト婦⼈画報社


<『モダンリビング』について>
『モダンリビング』は1951年創刊、70年以上の歴史をもつラグジュアリー住宅誌です。住宅やインテリアに関する様々な実用的な情報を、美しいビジュアルとわかりやすいアドバイスで紹介しています。ビジネスは雑誌だけにとどまらず、デジタル、SNS、ECショップ、セミナーやトークイベント(リアル・リモート)、インテリアスタイリングビジネス、グリーンレンタルビジネスなどを幅広く展開。一般読者はもちろん、プロフェッショナルからも厚い信頼を得ています。

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<ハースト婦人画報社について>

株式会社ハースト婦人画報社は、アメリカに本社を置き、世界40か国で情報、サービス、メディア事業を展開するグローバル企業、ハーストの一員です。株式会社ハースト・デジタル・ジャパンは、デジタルビジネス拡大のため2016年に設立された株式会社ハースト婦人画報社の100%子会社です。

1905年に創刊した『婦人画報』をはじめ、『ELLE(エル)』、『25ans(ヴァンサンカン)』、『Harper’s BAZAAR(ハーパーズ バザー)』、『Esquire(エスクァイア)』などを中心に、ファッション、ライフスタイルなどに関する多数のデジタルメディアの運営と雑誌の発行を手掛けています。『ELLE SHOP(エル・ショップ)』をはじめとするEコマース事業も収益の柱に成長。近年はクライアント企業のマーケティング活動をトータルにサポートする『HEARST made (ハーストメイド)』 、データに基づくブランドマーケティング支援を行う『HEARST Data Solutions(ハースト データ ソリューションズ)』を立ち上げるなど、コンテンツ制作における知見にデジタルとデータを融合した企業活動を展開しています。またISO14001を取得しサステナビリティに配慮した経営を実践しています。


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設立
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