地方に生きる子どもと女性の"挑戦しない選択"に終止符を―「踏み出せない自分」からの卒業式を開催

元POLA社長・UMK社長ら女性リーダー3名が宮崎県新富町に集結

こゆ財団

宮崎県新富町を拠点に地域づくりを推進する、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(以下:こゆ財団、所在地:宮崎県児湯郡、代表理事:岡本啓二)は、人生やキャリアの節目に立つ方々が「自分らしい一歩」を踏み出すきっかけを創出するイベント『踏み出すための卒業式 〜3人のリーダーと、自分らしく一歩前へ〜』 を、2026年3月15日(日)に開催することをお知らせします。

■ 地方で広がる「自己肯定感の格差」と「挑戦機会の不均衡」という課題への取り組み

「どうせ私なんて」「ここでは何もできない」――地方に暮らす子どもや女性から、こうした言葉を耳にする機会が増えています。

こども家庭庁の国際比較調査(令和5年度)によれば、日本の若者(13~29歳)の全体的な生活満足度は10点満点中5.97点と、ドイツ(6.99)、スウェーデン(6.59)、アメリカ(6.23)を下回っています(※)。

※参照:こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)」P13

さらに深刻なのは、この自己肯定感の低さが、地方と都市部で格差を生んでいるという事実です。内閣府の調査(令和6年度)では、地方出身・地方居住層の女性と、地方出身・都会居住層の女性との間で、「仕事の選択肢の豊富さ」への満足度に約39ポイントもの開きがあることが判明しました。また、「性別・年齢にかかわらず活躍できる環境」「多様な生き方・価値観の尊重」といった項目でも、地方居住者の満足度が著しく低く、特に30代以降でその差が拡大しています(※)。

※参照:内閣府「地域における女性活躍・男女共同参画に関する調査(令和6年度)」P4

こうした社会的課題に対し、私たちこゆ財団は解決への糸口を創出するべく、本イベントを開催することとしました。

■ 宮崎でも深刻化する「若年女性の流出」

新富町を擁する宮崎県において、特に「若年女性の流出」は他人事ではありません。総務省の人口移動報告(2024年)によれば、宮崎県から県外への転出超過は女性813人、男性251人と、女性が男性の約3.2倍に達しており、特に20~29歳の若年女性を中心に、地方から都市部への流出が加速しています(※)。

※参照:総務省「住民基本台帳人口移動報告 2024年」表8

内閣府の調査(令和6年度)では、地方出身女性が地元を離れた理由の上位は「希望する進学先が少なかった」(35.0%)、「やりたい仕事が少なかった」(22.6%)、「地元から離れたかった」(20.7%)となっています。地方における情報格差・ロールモデル不足が、「挑戦する前に諦める」傾向を加速させています(※)。

※参照:内閣府「女性の活躍に関する調査研究(令和6年度)」p.5

宮崎県を拠点とする私たちこゆ財団も、この課題に直面してきました。どれだけ産業振興や起業支援の仕組みを整えても、当事者である地域住民が「自分には無理」「ここでは何もできない」と感じている限り、持続可能な地域づくりは実現できません。

■ 「地域を変えるのは、制度ではなく、一人ひとりのマインドセット」

本イベントは、単なるトークイベントではありません。「踏み出せない自分からの卒業」をテーマに、参加者一人ひとりが自分自身と向き合い、新たな一歩を踏み出すための一種の儀式として設計されています。


「いまより自分をちょっと好きになれば、人は一歩踏み出すことができる」


この仮説のもと、私たちは自己肯定感を高めるワークショップを継続的に実施してきました。今回は特別に、前例のない道を切り拓いた女性リーダーたちの生の声を掛け合わせることで、もう一段階参加者の背中を押していく狙いです。最後には参加者同士で、新しい自分としての再スタートを宣言する場を創出します。

■ 豪華ゲスト陣:「地方×女性×挑戦」を体現する3名のリーダー

好きなわたし:楽しいことを考えて幹事を引き受けまくっている私

及川美紀氏_一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ 理事

ポーラ初の女性社長として、DE&I(多様性・公平性・包摂性)とウェルビーイングを経営の中心に据えた改革を推進。キャリア形成における挫折や仕事と家庭の両立を経験しながら、女性活躍のパイオニアとして社会に影響を与え続けるリーダー。

好きなわたし:変化を楽しみ、挑戦にひるまない私

榎木田朱美氏_株式会社テレビ宮崎 代表取締役社長

宮崎県日南市出身。宮崎大学教育学部卒業後、1992年にテレビ宮崎入社。報道・情報番組キャスターとして18年、メインMCを7年務め、編成業務局長、報道制作局長、取締役などを歴任。2025年6月より代表取締役社長に就任。

好きなわたし:よく落ち込むけど結局負けないところ

加納ひろみ氏_株式会社KIGURUMI.BIZ 代表取締役社長

Apple勤務等を経て1998年に入社。宮崎県を拠点に、高品質な着ぐるみを世界15カ国以上に展開する。「作り手が幸せでなければ人を幸せにできない」との信念で残業ゼロを実現し、経産省「新・ダイバーシティ経営企業100選」等を受賞。働き方改革の旗手として注目を集め、著書に『幸せな着ぐるみ工場』がある。

■ こゆ財団がこの取り組みを行う理由――「人づくり」なくして地域創生なし

私たちこゆ財団は、人口1.6万人の新富町を拠点に、地域商社として特産品開発や人材育成、関係人口の呼び込みなどに取り組んできました。しかし、地域経済を活性化させるうえで直面したのは、「挑戦する人材の不足」という人材の課題でした。

内閣府の調査が示すように、地方では「仕事の選択肢」「活躍できる環境」「多様な価値観の尊重」といった項目で、都市部との格差が歓然と存在します。こうした環境が、地方の若者や女性から「挑戦する前に諦める」マインドを生み出しているのです。

「地域を変えるのは、制度ではなく、一人ひとりのマインドセット」

そう考える私たちこゆ財団は、地域づくりの根幹を「人づくり」と位置づけ、本イベントを通じて地域住民の意識変革を促します。成功体験だけでなく、失敗談や弱さをさらけ出すことで、「完璧でなくてもいい、挑戦できる自分を好きになろう」というメッセージを届けます。

■ イベント概要

イベント名: 踏み出すための卒業式~3人のリーダーと、自分らしく一歩前へ~
日時: 2026年3月15日(日) 13:00~14:30
会場: 宮崎県新富町交流センターきらり内 大集会室
対象: どなたでもご参加いただけます

※学生、子育て世代、新しい一歩を踏み出したいすべての方を歓迎します
参加費: 無料
主催: 一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)

イベントページ:https://koyuakaspecial2026.peatix.com/view

■ プログラム内容

13:00~13:10 オープニング
主催者挨拶・趣旨説明

13:10~13:35 第1部:ゲスト自己紹介
登壇者3名がそれぞれの歩みと現在の活動を紹介(各8分)

13:35~14:00 第2部:対談セッション「ここから始まる、私の挑戦」

・自分を好きになれなかった時期(挫折やコンプレックス)

・一歩踏み出したきっかけ(覚悟を決めた瞬間)

 

・周りの反対、自分の不安(どう乗り越えたか)

14:00~14:10 第3部:参加型ワークショップ「自分ブランディング」
参加者がワークシートに記入・シェア、登壇者からのフィードバック

14:10~14:20 第4部:質疑応答
事前募集および会場からの質問に登壇者が回答

14:20~14:30 フィナーレ:卒業式
クロージングメッセージ、記念撮影

■ 全国の地方自治体への示唆――新富町モデルの横展開可能性

本イベントは、新富町だけの取り組みにとどまりません。総務省のデータが示すように、特に若年女性の都市部流出は全国的な課題です。本イベントで実践する「自己肯定感の向上×ロールモデルの提示×参加型体験」という手法は、全国の地方自治体が直面する「人材流出」問題への一つの解決策となり得ます。

私たちは、この取り組みを通じて得られた知見を広く共有し、日本全国の地方が「若者や女性に選ばれる地域」へと変わっていく一助となることを目指しています。

【本件に関するお問い合わせ先】

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)
Email: s.ariga@koyu.miyazaki.jp(担当:有賀)
TEL: 0983-32-1082
住所: 宮崎県児湯郡新富町富田東2-1-1
公式サイト:https://koyu.miyazaki.jp/

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会社概要

URL
https://koyu.miyazaki.jp
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
宮崎県児湯郡新富町富田東2-1-1
電話番号
0983-32-1082
代表者名
岡本啓二
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2017年04月