小説、漫画、ドラマのシナリオの真髄「場面」。重版シリーズ最新刊『プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑場面設定編』8/14発売！

株式会社日本文芸社（東京都千代田区）は、『プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑場面設定編』秀島迅：著を2024年8月14日（火）より全国の書店・オンライン書店等で発売しました。

株式会社日本文芸社

2024年8月13日 09時00分

登場人物が「どこにいるか」で物語の印象は大きく変わる。

考えてみれば小説はもちろん、映画やドラマも、ストーリーがはじまった瞬間から場面設定のなかで物語が始動します。改めて、場面設定とは物語を徹頭徹尾支える屋台骨と捉え直すことができます。

しかし、重要だからこそ、そのシーンを描写するために、「どのシーンにしよう」「見える景色をどう文章で表現すればいいのかわからない」などと自身の創作活動で悩む人もいるかと思います。

登場人物が「どこにいるのか」、今どこに誰といて、どういうシチュエーションなのか、立地・季節・時間帯も非常に重要です。そして物語の見せ場は、「場所」ごとの役割や機能するものが明確になると、展開を牽引する力強さが増していきます。

そのために本書では、「自然環境」「現実世界」「ファンタジー」のテーマごとに、各場面の中で【見えるもの】【聞こえるもの】【におい・香り】など、間接的な余韻を文章や行間にもたらす「感覚で捉えうる特徴」を整理して解説。創作者の場面言語化の能力を十分に引き出す内容となっています。

本書は、現役クリエイターでありながら、作家研究家としても多くの書籍を手掛ける、秀島迅氏のヒットシリーズの第7弾。強力な創作サポーターとして本書を参考にしていただきたいです。

目次と内容例

本書のポイント

PROLOGUEでは、基礎となる重要な考えを解説。
各章では、おおむね身近に存在する「自然環境」、普段の暮らしで何げなく見過ごしがちな場所や施設を多く含む「現実世界」、中世ヨーロッパなどを中心とした「ファンタジー」の題材から、厳選して場面を紹介。
各場面の「見えるもの」「聞こえるもの」「におい・香り」「その他」など、わかりやすく五感要素を整理。
右頁には、ピックアップした個別の場面に関する具体的な扱い方や設定のポイント、注意点までも網羅。
各章には、参考になる「コラム」付き。
巻末には、実践的な「書き込み式・場面設定シート」でトレーニングができる。

著者曰く、例えば「学校」というシーン1つを切り取っても、場面のあらゆる設定情報をまとめたファイルブックを一冊作成するつもりで取り組む大切さを説きます。一見、多大な手間のように思えますが、設定情報を事前に固めておかないと、推すい敲こう段階で何度もページを前後しながら修正するという煩雑な作業が待ち受ける上、ケアレスミスは不可避です。ひと手間をかける価値のある「場面設定」をサポートし、創作能力のさらなる向上に貢献したい思いで刊行した本書を、ぜひお役立てください。

★エブリスタ「monokaki」にて、本書の記事を公開中！★

https://monokaki.ink/n/nd5b5f2d910dd

各章本文を特別に転載しております。ぜひご覧ください。

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