戦後81年、精神的崩壊と構造的失敗を直視し、現代日本の強みの原点を見つめ直す一冊『大東亜戦争外史 敗戦は必然であったのか、構造的失敗だったのか』発売。
パレードブックスは、2026年8月15日(土)に、全国書店にて『大東亜戦争外史 敗戦は必然であったのか、構造的失敗だったのか』(著・大原啓輔)を発売します。

『大東亜戦争外史 敗戦は必然であったのか、構造的失敗だったのか』(著・大原啓輔)
大東亜戦争のみを切り離して論じるより、明治維新以来この国を覆った富国強兵策に基づく“追いつけ、追い越せ” の国策こそ問題の原点であったことに焦点を当てねばならない。
この間、国を守る狩人(さきもり)が、日本古来の侍、即ち武士道精神から、欧米文明を何の疑いもせず、頭の先から、爪の先まで模倣することに努力を注ぎ、日本古来の精神を完全に捨て去ったことに起因していることを知らねばならないのだ。明治以降の武人教育は、完全に欧米の士官学校をそっくりそのまま模倣して出来たものであったことを知るべきである。亜流が本流に勝てるわけがないのである。
その結果、嘘がまかりとおり、恥を失った日本人の精神が崩壊していたことに気づかねばならない。
GHQが敗戦日本に仕組んだ、日本国体の完全壊滅の全体像はどのようなものであったのか、この国の人はその内容を知ろうともせずに、独立を回復した後も米国のポチを演じ、80年を過ごしてきた。
大航海時代から極東の日本に目を付けていた西洋諸国が500年かかってようやく無条件降伏に追い込んだのである。彼らが仕組んだ、日本壊滅作戦が如何にすさまじいものであるか、我々はやがてその現実を目前に知ることになるだろう。
破竹の緒戦から「戦略なき泥沼」への転換点
1. 緒戦の「鮮やかな勝利」と欠落した戦略眼
大東亜戦争の前段には、第一次世界大戦やシベリア出兵、ノモンハン事件があった。1939年の日独伊三国同盟を機に本格的な戦争準備に入るが、日本はソ連を牽制してドイツを助けるといった高度な戦略をとらず、自国の目先の利益を追う素人手にとどまった。一度の会戦に百万の大軍を動かす大戦争の経験が、この島国にはなかったからである。
1941年12月、真珠湾攻撃を皮切りに、香港、フィリピン、マレー半島、シンガポールへと電撃的に侵攻し、欧米主要国を敵に回す。最初の1年半は破竹の進撃を続け、特に以下の二つの戦いは日本軍の精強さを示すものとして特筆される。
山下将軍のマレー・シンガポール攻略戦:わずか5万5千の精鋭で、20万の英国軍を擁する東洋の大拠点をわずか5カ月で陥落させた。
今井均将軍のインドネシア攻略戦:9万の兵で10万のオランダ軍が守る地を、犠牲者なしで占領し、石油拠点を無傷で制圧した。
しかし、この貴重な石油資源を日本へ運ぶタンカーの護衛を怠ったため、米軍の航空機や潜水艦にことごとく沈められ、資源の確保は「ぬか喜び」に終わる。ここに、技術力以前の「戦略眼の圧倒的な格差」が露呈している。
2. 縄張り意識が生んだ「ガダルカナル島(餓島)」の悲劇
中国大陸での泥沼化をよそに国民が戦勝に沸く中、軍上層部は「本音を口にすると命が危うくなる」ために黙り込み、大増上慢の作戦を続けた。日独の同盟が何らの戦果にも結びつかない中、連合艦隊は東方のガダルカナル島へ進出する。この地を巡る米軍との攻防が、大戦の決定的なターニングポイントとなった。
情報の欠落と過信:200名で飛行場建設を始めた日本軍に対し、米軍は6万の大軍で奪回に動いた。日本側は敵の規模を見誤り、2千〜3千の兵力を小出しに6回も投入して全滅を繰り返した。
陸海軍のセクショナリズム:海軍が手を焼いて応援を求めた際、陸軍参謀本部でガダルカナル島の位置を知る者は誰一人いなかった。
シーレーンの安全確保も不十分なまま精鋭部隊を投入した結果、武器・弾薬・食料は海に沈み、島は日本兵が亡霊のように彷徨う「餓島(がとう)」と化した。「味方は無敵」という思い上がりがもたらした構造的失敗であった。ガダルカナル島撤退後、日本軍は守護神に見捨てられたかのように負のスパイラルへと陥り、米国の圧倒的な軍事力大増産によって、1945年8月15日の無条件降伏までの2年半は、文字通りの地獄と化した。
斜め上の視点から描く「コラム」
本書の本文の間には、著者の想いを「斜め上の視点」から書き加えたコラムが挟み込まれている。単なる歴史的事実の羅列に終わらせず、賛否両論を恐れずに著者の価値観をぶつけたい。
本書は以下のような人々に強く推薦したい。
・ノモンハン、フィリピン、インパールなどの戦線で身内を亡くし、国の公式発表に納得がいかない遺族や関係者
・大東亜戦争の内容を全く知らない若い世代
・世界の中で生きていくために「己を知り、相手を知る」必要性を感じるすべての人
特に、この国の為政者が「不都合な事態に遭遇した際、無かったことにして済ます」という習性を持っていることを、国民は知らねばならない。それを知らなければ、日本人の精神年齢はいつまで経っても「12歳」のままである。
物量敗戦論を超えて、現代の技術立国へ
終戦当時、大人たちは「物量や弾丸の数で負けたのであって、勝負に負けたのではない」と口々に言った。確かに戦前の日本製品は故障が多く、欧米に遅れをとっていた。
しかし、戦後復興の中で日本は大量生産方式と品質管理の手法を世界に先駆けて確立し、家電や自動車の分野で圧倒的な信頼を勝ち得て経済大国へと駆け上がった。現代では開発から量産までのスピードと正確さも加わり、技術立国の優等生となった。
本書は、かつての精神的崩壊と構造的失敗を直視し、現代日本の強みの原点を見つめ直すための、現代人必読の「外史」である。
著者プロフィール
大原啓輔(おおはら・けいすけ)
長らく中堅機械工具メーカーに勤務、常務取締役で退職。リタイア後は外房に茅屋を構え、晴耕雨読の生活を送る。
北海道大学文学部卒業。
無名の一市井人であるのでかなり自由な発想で書くことが出来た。
ほかに、2012年8月「平成の落書」(ミヤオビパブリッシング)環境問題を論じたもの、
2016年9月「元九郎奔る」(宮帯出版社)自分史のような維新もの。
書籍情報
書籍:大東亜戦争外史 敗戦は必然であったのか、構造的失敗だったのか
著者:大原啓輔(おおはら・けいすけ)
出版社:パレード
発売日:2026年8月15日
ISBN:978-4434381225
仕様:四六判/並製/274ページ
価格:1400円+税
Paradebooks:https://books.parade.co.jp/category/genre08/978-4-434-38122-5.html
Amazon:https://amzn.asia/d/0dzx53TF
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商号:株式会社パレード
大阪本社:大阪府大阪市北区浮田1-1-8
東京支社:東京都千代田区西神田2-8-5SHONENGAHO-1 5F
代表取締役:原田直紀
設立:1987年10月20日
資本金:4000万円
事業内容:広告企画・アートディレクション、グラフィックデザイン全般、Webサイト企画・制作、出版事業『パレードブックス』
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