美容医療・AGA治療の直近1年間の推計経験者数は計195万人 公的データでは見えない「自由診療」の実態を可視化

株式会社インテージホールディングス

株式会社インテージヘルスケア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:村井 啓太)は、全国の20〜50代の男女約55,000人を対象に、近年関心が高まる一方で、公的データだけでは全容把握が難しい「自由診療(保険適用外)」領域の実態把握を目的とした自主企画調査を実施しました。本調査では、直近1年間の経験者数、受療行動、利用チャネル、利用金額などを聴取し、生活者視点から自由診療市場の実態を把握しました。また、調査結果をもとに、各領域の市場規模についても弊社独自の推計を行っています。

今回はその中から、「美容医療(顔・肌)(※1)」「AGA(※2)治療」の2領域に焦点を当て、調査結果の一部として、各領域の直近1年間の経験者数や、悩みを抱えてから治療に至るまでの行動、オンライン診療の利用状況などをご紹介します。

※1 顔・肌を対象とした治療(シミ取り・美肌レーザー、医療ハイフ(HIFU)、ボトックス注射、肌育注射、ヒアルロン酸等の注入治療、ダーマペン、ポテンツァ、糸リフト、二重整形)が対象

※2 Androgenetic Alopecia:男性型脱毛症

【ポイント】

  • 美容医療(顔・肌)の直近1年間の経験者数は約122万人、AGA治療は約73万人

  • 肌悩み・薄毛の悩みを抱える人は多い一方、自由診療の直近1年経験率は限定的

  • AGA治療ではオンライン診療が主要チャネルとなっており、情報の信頼性・安全性の担保が重要

1. 美容医療(顔・肌)の直近1年間の経験者数は約122万人。AGA治療は約73万人

【ベース】全国20〜50代男女(n=54,832)のうち、直近1年間の各自由診療経験者

本調査の結果をもとに直近1年間の各領域における経験者数を推計しました(※3)。美容医療(顔・肌)の経験者数が約122万人、AGA治療が約73万人となりました。美容医療(顔・肌)は、シミ取りレーザーやボトックス、二重整形など、顔・肌を中心とした治療が対象であり、利用の裾野が広い領域です。一方、AGA治療は男性を中心に一定の経験者規模がみられます。

※3 本数値は、調査データに基づく弊社独自の推計値です。非回答バイアス等の影響を含みます

2. 「セルフケア・非医療サービス」の厚い代替市場と、オンライン診療の台頭

【ベース】全国20〜50代男女(n=54,832)※母集団人口の性年代構成比に合わせたウェイトバック集計値

次に、各領域の症状に悩みを持つ人と、直近1年間の経験率を比較しました。肌の悩みを抱える人は59.9%である一方、美容医療(顔・肌)の直近1年間の経験率は2.0%。薄毛・抜け毛の悩みを抱える人は22.0%である一方、AGA治療の経験率は1.2%にとどまっています。

この背景には、サプリメント・市販薬・化粧品・育毛剤など、“医療以外”のセルフケアや非医療サービスにある代替市場の厚さがあると考えられます。

【ベース】直近1年以内の各自由診療経験者(美容医療 n=598、AGA治療 n=215)※ウェイトバック集計値(複数回答)

また、利用チャネルを見ると、美容医療(顔・肌)は大手美容外科・美容皮膚科チェーンが49.8%、一般のクリニック・病院が39.1%と、対面での治療が中心です。一方、AGA治療ではオンライン診療が43.6%と最も多く利用されており、主要なチャネルとなっています。オンライン診療の利用が広がる中で、受療検討・選択フェーズにおいては、単なる利便性の追求にとどまらず、情報の信頼性や有効性・安全性(副作用リスク等)をいかに担保し、適切に提示していくかが重要といえるでしょう。

【考察】

本調査より、最大の経験者規模を持つ美容医療(顔・肌)は、継続・複数施術を前提とした体験価値と信頼設計が重要になると考えられます。一方、AGA治療ではオンライン起点の利用が進んでおり、価格や利便性だけでなく、診療の質、情報の信頼性・安全性をいかに担保するかが重要な論点となります。

いずれの領域においても、今後の健全な環境づくりの鍵は、“医療以外”のセルフケア領域にいる潜在層に対する「適正利用」のための正しい情報提供と、社会的な倫理観に基づいた安全な受療導線の整備にあると考えられます。


マーケティング&バリューインサイト事業部 ヘルスケアマーケティング1部 田村選矢 

■自由診療市場調査レポート概要

調査名

自由診療市場調査レポート

調査目的

自由診療の市場規模と利用実態の横断的な把握

調査対象

全国の20~59歳の男女

スクリーニング調査:54,832人

本調査:995人

調査実施時期

2025年12月19日~24日

調査手法

インターネット調査

調査主体

株式会社インテージヘルスケア

本レポートでは、「各治療のペイシェントジャーニー」「継続・乗り換えの分岐点」「美容医療後のスキンケア市場への影響」に加え、各領域の利用金額や市場規模推計など、事業検討に活用しやすいデータを詳しく分析しています。レポートの目次詳細や、一部データを抜粋した「サンプルレポート」は、下記のページよりダウンロードいただけます。

サンプルレポート:https://www.intage-healthcare.co.jp/download/cosmetic_sample/

【株式会社インテージヘルスケア】 https://www.intage-healthcare.co.jp/

株式会社インテージヘルスケアは、医療・ヘルスケア領域のマーケティングリサーチとデータサイエンスサービスをコアビジネスと位置付けています。インテージグループのヘルスケア領域を担う各社※と一体となり、データ分析・活用によるソリューションを提供。ヘルスケア領域のあらゆる課題に対して、「医療消費者」起点のデータの価値化による、最適な意思決定をサポートしていきます。

※ 株式会社協和企画、株式会社インテージリアルワールド、株式会社プラメド、Plamed Korea Co., Ltd.

【インテージグループについて】 https://www.intageholdings.co.jp/

(東証プライム市場 証券コード:4326)

インテージグループは1960年の創業以来、さまざまなデータを収集・加工・分析し、当グループならではのインサイトを加えてお客さまに提供。その意思決定を支援してきました。お客さまのパートナーとして「問い」に寄り添い、生活者理解とテクノロジーを融合させて「次の一手」を導きます。

【本調査に関するお問い合わせ先】

■株式会社インテージヘルスケア

マーケティング&バリューインサイト事業部 ヘルスケアマーケティング1部 

田村(たむら)

TEL:03-5294-8393(代)

E-mail:ihc-hcf-marketing@intage.com

【報道関係のお問い合わせ先】

■株式会社インテージヘルスケア

経営企画部 広報担当 深谷(ふかや)

TEL:03-5294-8393(代)

E-mail:pr-ihc@intage.com

すべての画像


会社概要

URL
http://www.intageholdings.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都 千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
電話番号
03-5294-7411
代表者名
仁司 与志矢
上場
東証プライム
資本金
23億7870万円
設立
1960年03月