落合恵子21年ぶりの長篇小説『泣きかたをわすれていた』(河出文庫) 書店の熱い取り組みで売れ行き急増、重版続々!
最新重版は3⽉26⽇出来。石川県の書店「北国書林アピタ松任店(2024年3月閉店)」女性担当者の声に共感し、全国の書店に展開の輪が広がる。
『泣きかたをわすれていた』は、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」、女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」主宰の落合恵子氏による21年ぶりの長編小説です。
子どもの本の専門店「ひろば」を営みながら続いた7年にわたる母親の介護、愛する人たちとの別れ……その先に広がる自由とは果たしてーー。いま、冬子さんの「物語」が幕を開ける。(『泣きかたをわすれていた』あらすじより)
落合氏が認知症の母親を在宅介護した、実際の経験をもとに執筆された本作は、2018年の単行本発売時から各メディアで紹介されて話題の本となりました。その後は2021年に河出文庫のラインナップに加わり、美談にはできない現実の介護の壮絶さ、その中で著者が描く「生きること」「人が最期を迎えること」への思いに、幅広い世代から感動の声が上がり続けています。
そして2023年11月、石川県の書店「北国書林アピタ松任店(2024年3月閉店)」に所属する女性担当者が、「勝木書店 Kabosコレクション」選書フェアにエントリーするため、コメントを書きました。
認知症の不思議な世界観。
心を持ち直すための解釈や言葉のやりとり。
まだこの経験のない人にも、
彼女の達観や相当の覚悟がきっと伝わります。
(「勝木書店 Kabosコレクション」実際の選書コメントより)
このコメントPOPが勝木書店全店(石川県/福井県/首都圏全域 計21店舗)に設置されると、本書は異例の売れ行き伸長率を記録。そのときのことを北陸地区の営業担当・村川は「短いけれど率直で強い、心のこもった選書コメントに感動し、必ずこのお気持ちを水平展開したいと思った。」と語ります。その思いをくみ取ったくまざわ書店本部からチェーンへ情報が発信されると、全店に近い店舗から企画参加の手が挙がりました。
その後、神奈川・千葉地区の営業担当・岩本が有隣堂の店舗に展開。「自分のために泣いたのは、いつが最後だろう。」「認知症の母が亡くなった。『ようやく解放された』と思ってしまった私がいた。」などのオリジナルポスターを作成し、有隣堂 アトレ新浦安店のワゴンで大きく展開されると、2月には文庫ランキング1位となる異例の販売数を記録しました。
現在はジュンク堂書店や蔦屋書店など、全国多数の店舗で展開の輪が広がっています。
落合恵子21年ぶりの長篇小説『泣きかたをわすれていた』(河出文庫)は3月26日重版出来、営業担当者渾身の新オビも必見です。ぜひ、書店店頭でお手に取ってご覧ください!
■書誌情報
書名:泣きかたをわすれていた(河出文庫)
著者:落合恵子
仕様:文庫判/232⾴
発売⽇:2021年4⽉6⽇
税込価格:792円(本体価格720円)
ISBN:978-4-309-41806-3
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309418063/
■作家情報
落合恵子(おちあい けいこ)
1945年生まれ。「クレヨンハウス」、「ミズ・クレヨンハウス」主宰。「月刊クーヨン」発行人。著書に『おとなの始末』『母に歌う子守唄』『泣きかたをわすれていた』『明るい覚悟』など。絵本の翻訳も手がける。
■関連情報
『泣きかたをわすれていた』著者、落合恵子さんインタビュー。ラストの解放感に浸って静かに泣きたい。| クロワッサン オンライン
https://croissant-online.jp/life/71203/
「泣きかたをわすれていた」 落合恵子氏 介護の日々と見つけた自由 | 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO32111580S8A620C1MY7000/
落合恵子最新作『わたしたち』は、半世紀以上にわたる4人の女性たちの友情を描く感動の物語 | 河出書房新社
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