【速報】インフルエンザと新型コロナウイルスの感染予防に対する意識調査(マクロミル調べ)
「ワクチン同時接種に不安」6割、「副反応」「実効性」等への懸念
■トピックス
- 「同時流行に不安」が 66.1%、上の世代ほど高く60~74歳では75.3%
- 2022年内のワクチン接種予定、インフルエンザ31.8%、新型コロナ45.0%
- 「同時接種は不安」が61.3%、40代は強い不安を抱える人が他世代よりも多い
- 同時接種に対する不安は、「副反応」が86.9%、「実効性」が34.7%、「リスクを自分で判断すること」が31.5%
全国旅行支援や新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の水際対策の緩和で人の動きが活発になっており、この先2~3カ月間のお出かけ予定や意向について尋ねたところ、7割近くの方がお出かけを予定しています。【図1】
このような中、懸念されているのがインフルエンザと新型コロナ第8波の同時流行です。一部の地域では、大規模接種会場における両ワクチンの同時接種も開始されました。
そこで、マクロミルは、同時流行やワクチン同時接種に対しての意識調査を実施しました。調査対象は、全国20歳~74歳の生活者1,000名、調査期間は2022年10月31日(月)~2022年11月1日(火)です。
■調査結果
1.「同時流行に不安」が 66.1%、上の世代ほど高く60~74歳では75.3%
2022年10月18日に厚生労働省が「新型コロナ・インフル同時流行対策タスクフォース」(※1)を発表しました。
インフルエンザと新型コロナ第8波の同時流行への不安がありますかと尋ねたところ、 「とても不安だ」が17.2%、「やや不安だ」が48.9%で、合計66.1%が同時流行への不安を実感していることがわかりました。
また、世代が上がるにつれて不安を感じる割合が高く、60~74歳では「とても不安だ」が20.3%、「やや不安だ」が55.0%で、合計75.3%が不安を実感していました。【図2】
2. 2022年内のワクチン接種予定、インフルエンザ31.8%、新型コロナ45.0%
インフルエンザと新型コロナウイルスのワクチン接種について、「過去、1年以内」の接種状況と「今後、2022年内」の接種予定・検討」について複数回答で尋ねたところ、インフルエンザと新型コロナウイルスの過去1年以内のワクチン接種状況は、「インフルエンザワクチン」が26.9%で、「新型コロナウイルスワクチン」は80.3%でした。
また、今後、2022年内に接種予定のワクチンは「インフルエンザワクチン」が31.8%、「新型コロナワクチン」が45.0%でした。
3.「同時接種は不安」が61.3%、40代は強い不安を抱える人が他世代よりも多い
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種ができるようになりました。(※2)
同時接種に対して不安がありますか?と尋ねたところ、「とても不安だ」は21.2%、「やや不安だ」が40.1%で、合計61.3%が同時接種への不安を感じています。
また年代別に見ると、40代は「とても不安だ」が27.1%と他年代よりも高く、強い不安を抱える人が多いようです。
4. 同時接種に対する不安は「副反応」が86.9%、「実効性」が34.7%、「リスクを自分で判断すること」が31.5%
同時接種が不安だと回答した人に具体的にはどのような不安がありますかと尋ねたところ、「副反応」が86.9%、「実行力(効果、効力」が34.7%、「リスクを自分で判断すること」が31.5%でした。
また、その他の回答の人に「不安」について自由記述で尋ねたところ、「将来に悪い影響が出るかもしれない」、「安全性に科学的な根拠がないこと」、「ワクチンは本当に安全なのか」など、将来の安全性への不安がうかがえました。
※1:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00400.html
※2:https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0143.html
■調査概要
調査名 :『インフルエンザと新型コロナウイルスの感染予防に対する意識調査』
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国、20歳~74歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:令和2年国勢調査による、エリア×性別×年代別の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2022年10月31(月)~2022年11月1日(火)
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