国内初、「AIの確認疲れ」を自動解消するAI運用基盤「Flauro(フラウロ)」を正式リリース
使い心地はそのままに、より安全に、より賢く。実利用ログでAI利用費 約15.4分の1を確認

株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、東京証券取引所グロース:3917、以下「アイリッジ」)と連結子会社でAIプラットフォーム事業を展開する株式会社オルクストラAI(本社:東京都港区、代表取締役社長:古木 敬人、以下「オルクストラAI」)は、2026年8月26日、国内初※1となるHITL(Human-in-the-Loop)自律学習技術を搭載したエンタープライズ向けAI運用基盤(AIオーケストレーションプラットフォーム)「Flauro(フラウロ)」の提供を開始することをお知らせします。
※1)複数LLMの自動ルーティングと、承認・修正等の業務フィードバックに基づくHITL適用条件の継続最適化を一体化した企業向けAI基盤として(2026年8月時点、自社調べ)
新たな経営課題:「AIの確認疲れ」と膨らむAI利用料
生成AIを業務に導入した現場では、AIが作った文書・コード・判断を結局すべて人間が読み直し、確認待ちが積み上がることで、担当者の業務はAI導入前より逼迫する事態が起きています。効率化のために入れたAIが、「全件目視確認」という新しい仕事を生んでいます。
コスト面でも、どの処理にも高性能・高価格なモデルを使い続けた結果、月次のAI利用料が予測不能に膨らむ企業が増えています。業務内容に応じてAIを適切に使い分ければ、品質を保ったまま利用費を大きく抑えられることも、オルクストラAIの実測調査※2で確認されています。
※2)出典:オルクストラAI WhitePaper「安いモデルはどこまで使えるか」(2026年9月公開予定)。クラウド上の40モデルを対象に、業務25ケース・2,840回の実行で品質と費用を比較した実測調査
共通する解決の鍵は、どのAIに/何を/どこまで任せるかを、仕組みとして設計できるかどうかです。

Flauroが解決できること
Flauroは、複数のLLMやAIエージェントを、企業の業務で安全かつ効率的に利用するためのAI運用基盤です。利用者は使い慣れたツールの操作を変えることなく、Flauroが依頼内容に応じてAIを自動的に使い分け、コスト・品質・安全性・事業継続性をまとめて最適化します。主な機能は以下の通りです。
・使い方を変えずに、AIを自動ルーティング
Visual Studio Codeなどの開発環境で利用するClaude、Roo Code、Cline等と組み合わせて、従来の操作を大きく変えずに利用できます。利用者がAIへ指示を出すと、Flauroが依頼内容やリスクを判断し、適切なAIモデルや推論経路へ自動的に振り分けます。裏側でモデルが切り替わっても、利用者が毎回設定を変更する必要はありません。
・作業内容に応じて、最適なAIを使い分け
簡単な整理や変換には低コストで高速なモデル、一般的な開発には標準モデル、複雑な設計や重要な判断には高性能モデルを優先します。トークンの量ではなく、作業内容、品質基準、リスク、過去の評価結果を組み合わせて、適切なAIの使い方を判断します。
・人とAIの役割分担を企業ごとに調整する「HITL自律学習」(特許出願済)
定型的な情報整理はAIが自動処理し、重要な設計変更や本番環境に関わる作業は人が承認する、といった役割分担を企業ごとに設定できます。企業の規約、過去の判断、品質基準、日々の業務データをもとに、AIへ任せる範囲と人が確認する範囲を継続的にチューニングします。認証、課金、本番環境などの高リスク作業は、人の確認を含む安全な流れへ切り替えます。
・一つのAIに依存しない、事業継続に強い基盤
複数のAIサービス、モデル、推論経路を組み合わせられるため、特定サービスへの依存リスクを分散できます。利用中のサービスに障害が発生した場合は、設定条件に応じて、同等の品質基準を満たす別のサービスやモデルへ自動的に切り替えることも可能です。
・AIへ送る前に守る、セキュリティとガバナンス
個人情報や、APIキーなどの認証情報を、LLMへ送信する前に自動で検出し、マスキングまたはブロックします。利用できるリージョンや推論経路の制限、権限やデータの取り扱いも共通ポリシーとして適用でき、安全にAIを利用するためのルールを、利用者任せにせず基盤側で運用できます。
・利用状況・費用・判断過程を一元管理
利用者・案件・組織単位のアクセス管理から、モデル選択、利用量・費用の可視化、予算上限の設定、監査ログの記録までを一元管理。AIの利用状況と投資対効果を、定量データで確認できます。
実際の利用ログで確認した費用差
2026年8月10日から8月25日までの実際の利用ログ6,540件を集計した結果、Flauroによるルーティング利用の実績料金は232.51米ドルでした。同じリクエストをすべて高性能モデルで処理した場合の試算は3,581.45米ドルとなり、約15.4分の1の料金となる結果を確認しました。なお、この数値は特定期間・特定利用者のログに基づく比較であり、効果は業務内容、入力の長さ、利用モデル、再実行の有無、人の確認、契約単価などによって変わります。
今後の展望
Flauroは、AIを人の代わりにするための仕組みではなく、人とAIが、それぞれ得意な仕事に集中するための仕組みです。オルクストラAIは、アイリッジが大手企業向けの大規模アプリ受託開発支援などを通じて10年以上培ってきた顧客接点のデジタル化ノウハウと、上場グループの一員としてのガバナンス体制を強みとしています。今後も「Flauro」の提供を通じ、単なるAIツールの導入にとどまらず、お客様自身がAIを主体的に指揮(オーケストレート)し、安全かつ効率的に業務へ組み込める環境の構築を支援してまいります。

株式会社オルクストラAI
株式会社オルクストラAIは、AIオーケストレーションプラットフォーム「Flauro(フラウロ)」の開発・提供と、企業のAI導入を支援するコンサルティング・実装事業を展開しています。アイリッジグループの豊富なDX推進・アプリ開発ノウハウを掛け合わせ、複数AIモデルの最適な使い分けや、人間とAIの協働による高度な自動化を実現します。セキュリティ要件の厳しいエンタープライズ企業に対し、企画から業務組み込み、運用統制までを一気通貫で支援し、AI活用の最適化に貢献します。
https://orkextra.ai/

株式会社アイリッジ
株式会社アイリッジは、スマートフォンアプリを活用した企業のOMO(Online Merges with Offline)支援を軸に、リテールテック、フィンテック、MaaS等のDXを推進しています。アプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」をはじめ月間アクティブユーザー数1億超のプロダクトを提供するとともに、グループ会社のQoilと連携したビジネスプロデュースにより、戦略立案から開発、マーケティング施策までを一気通貫で支援します。
https://iridge.jp/
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