漢字の成り立ちや魅力を体感できる企画展をオープンイノベーション施設で実施
「字感探検ラボ ~楽しみながら体感する漢字の歴史~」をDNPプラザで6/14~7/26に開催
■企画展「字感探検ラボ」について
DMAは、印刷の前工程であるプリプレスや各種のメディア制作を通じて長年培った多様な表現手法や技術を強みとしています。こうした強みを活かして、クリエイターやコンテンツホルダーとともに、写真を中心としたアート作品や各種コンテンツの創作活動を行っており、DNPプラザの表現工房では企画展を開催しています。
今回の「字感探検ラボ」では、NHK出版の協力のもと、両社が長年向き合ってきた“文字”と“映像”を用いたコミュニケーションに焦点を当てる企画を実施します。NHK出版が蓄積してきた中国文明の取材成果を踏まえながら、身近な漢字の歴史が体感できる展示を行います。
日本人が日常の表現手段として欠かすことのできない漢字の変遷を辿ります。漢字の出発点とされる「甲骨文字」、青銅器に鋳込まれた「金文」と、その後花開いたさまざまな書体の中から「篆書(てんしょ)」「隷書(れいしょ)」「草書」「楷書(かいしょ)」を取り上げる展示企画を展開します。
DNPの画像処理やデザインの強み、高精細印刷等の技術を掛け合わせて制作した「解説パネル」「サイコロ」「ゾートロープ(回転のぞき絵)」を展示します。子どもから大人まで、誰もが楽しみながら「漢字を感じて」いただける企画です。
DNPプラザ1Fの喫茶コーナー「問いカフェ」では、「サイコロ」と「ゾートロープ」をモチーフにした横断幕を展示します。
■各展示の内容
解説パネル : DNPグループ社員の“書家(書に関する高度な技術・教養を持つ専門家)”が六つの書体で書き下ろした「龍」の文字について、阪南大学の来村多加史先生と書家による解説で各書体のポイントを理解しながら、それぞれの由緒や筆法を味わっていきます。
サイコロ : 1~6の目の代わりに、同じ漢字の六書体を六面に配置したサイコロを用意しました。来場者は会場で、出る面ごとに書体が変わるサイコロを実際に転がしながら、同じ漢字の書体による形の違いを体感することができます。
ゾートロープ(回転のぞき絵) : 動画やアニメーションの原点となった装置です。コマ送りのように少しずつ形を変えた複数の絵柄が内側に書かれた円筒を手で回して、外側からその円筒のスリット越しに中を覗くことで絵柄が動いて見えます。動画の原理を体感的に理解できるこの装置を使って、漢字が成り立っていく様子を紹介します。
■開催概要
会期 : 2024年6月14日(金)~7月26日(金) 10:00~20:00
会場 : DNPプラザ 地下1階「表現工房」(東京都新宿区市谷田町1-14-1 DNP市谷田町ビル)
*休館日:日曜日、施設点検日。そのほか、運営上の都合により休館する場合や、特定のスペースの運営を中止する場合があります。詳しくはWebサイトにてご確認ください。
入場料 : 無料
主催 : 株式会社DNPメディア・アート
協力 : 株式会社NHK出版
監修 : 阪南大学国際学部 来村多加史(きたむらたかし)研究室
WebサイトURL : https://dnp-plaza.jp/
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