TIS、アプリケーション開発をスピーディーかつセキュアに実現する「エンタープライズ向けコンテナサービス」を提供開始

DevSecOpsで開発にかかるコストと時間の最大50%削減を実現

TISインテックグループ

​TISインテックグループの TIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)は、アプリケーション開発の効率とスピードの向上をセキュアに実現するDevSecOps※1に対応した「エンタープライズ向けコンテナサービス」を提供することを発表します。
「エンタープライズ向けコンテナサービス」は、コンテナ技術※2を活用したアプリケーションプラットフォームをプライベート環境で利用できる企業向けの月額課金型サービスです。「高いセキュリティ」「高い可搬性」「簡単でスピーディなプラットフォームの用意」「マネージドサービスによる負担軽減」の4つの特長を持っています。

本サービスを利用することで、専門知識なしにアプリケーションをセキュリティの脅威から守れるとともに、従来のウォーターフォール型のアプリケーション開発と比較して、開発にかかるコストと時間を最大50%に抑えられます。(TIS調べ)。

<「エンタープライズ向けコンテナサービス」の全体像>



Society5.0※3の実現に向けて、セキュリティ・バイ・デザイン※4をスピーディに実現するためにTISが展開する「クラウド&セキュリティサービスプラットフォーム」の主要なメニューとして本サービスを提供します。
TISは、「エンタープライズ向けコンテナサービス」を本格的なDevSecOpsやコンテナ活用への取組みを検討している大規模システムを持つ企業を中心に提供していき、2022年までに10社への導入を目指します。

※1 DevSecOps:ITサービスにおける開発(Development)と運用(Operations)を一体化・協調させ、アプリケーション開発を迅速かつ頻繁に行う開発手法のDevOpsにセキュリティプロセスを組み込んだ概念。
※2 コンテナ技術:OS上に他のプロセスからは隔離されたアプリケーション実行環境を構築し、仮想的な動作環境をより少ないコンピュータリソースで実現する技術。
※3 Society5.0:内閣府が提唱する、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもの。サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)を指す。
※4 セキュリティ・バイ・デザイン:内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を中心に提唱する「情報セキュリティを企画・設計段階から確保するための方策」。
 

■背景
IoTやAI、ロボットなどの技術革新やSociety5.0の到来で、様々な業態とITを組み合わせたビジネスモデルが次々と生まれ、市場競争は激化しています。このような背景から、企業の提供するITサービスには、「顧客フィードバックの迅速な反映」や「環境変化への即座の対応」が求められています。
また、サイバー攻撃などによるセキュリティ被害の増加から、システムのセキュリティ確保には、開発工程のより早い段階でセキュリティ対策に着手し、全工程で繰り返しセキュリティ対策を施す「セキュリティ・バイ・デザイン」に基づいたITサービス開発が求められています。

これらの課題に対し、TISは「エンタープライズ向けコンテナサービス」を提供することで、企業のITサービス開発の迅速化と、セキュリティリスクの削減を支援します。


■「エンタープライズ向けコンテナサービス」の概要
「エンタープライズ向けコンテナサービス」の特長は以下です。

(1)高いセキュリティ
コンテナに特化したセキュリティツールでサイバー攻撃などの脅威からアプリケーションを守ります。アプリケーション開発の早い段階からセキュリティ対策を施すことで、開発スピードを妨げず、セキュリティ対策コストの削減を実現します。

(2)高い可搬性
クラウド、OSに依存せず、あらゆるプラットフォームで利用できるため、クラウドロックインの防止や、異なるプラットフォーム間のシームレスな移行が可能です。

(3)簡単でスピーディなプラットフォームの用意
コンテナプラットフォームをいちから構築することなく、サービスの申込みのみでコンテナ環境を最短1か月で簡単に利用できます。また、セキュリティなどの特定の用途に応じてカスタマイズされたコンテナイメージをオプションとして用意しているため、アプリケーションプラットフォームを簡単に素早く利用できます。

(4)マネージドサービスによる負担軽減
コンテナプラットフォームの管理やセキュリティ運用をTISに任せる「コンテナ運用サービス」のメニューを利用することで、ユーザーは、アプリケーション開発に集中できます。

 
<サービスメニュー>
本サービスは、迅速かつ頻繁なアプリケーション開発をセキュアに実現するための以下3つのメニューで構成されます。
(1)コンテナプラットフォームサービス
コンテナを稼働するためのプラットフォームと、コンテナやクラスタの管理を行うためのコンテナ統合管理GUIを提供します。

(2)マルチプラットフォーム活用コンテナテンプレート
特定用途向けにカスタマイズされたコンテナイメージのテンプレートを提供します。クラウド、OSに依存せず利用でき、用途に合わせてアプリケーションプラットフォームを簡単かつスピーディに用意できます。現時点で、コンテナに特化したセキュリティツールが導入された「セキュリティテンプレート」を提供します。今後はAI向けコンテナイメージなどラインナップを増やし、業界特有の規格や対策を考慮した業界別運用テンプレートを拡充していきます。

(3)コンテナ運用サービス
コンテナの監視やパッチ適用などのコンテナプラットフォームの管理を代行します。プラットフォームの維持管理はTISに任せることで、アプリケーション開発に集中できます。今後は、セキュリティ運用など、多彩な運用メニューを拡充していきます。
 
【サービスメニュー体系】

 
<関連サービス>
・DevSecOps導入コンサルティングサービス
「エンタープライズ向けコンテナサービス」の関連サービスとして、クリエーションライン株式会社※5と共同で、「DevSecOps導入コンサルティングサービス」を提供します。「アプリケーションのコンテナ化」「CI/CD自動化」「マイクロサービス化」といった、DevSecOpsを組織へ導入するうえで必要な取り組みのコンサルティングを行いDevSecOpsの導入から運用までをトータルで支援します。

※5 「TISとクリエーションラインが「コンテナ技術」活用サービスの提供に向けて協業」(2018年11月8日発表)https://www.tis.co.jp/news/2018/tis_news/20181108_1.html

「エンタープライズ向けコンテナサービス」の詳細は以下URLをご参照下さい。
https://www.tis.jp/service_solution/container/

 ■「クラウド&セキュリティサービスプラットフォーム」について
「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の重点10項目をベースにお客様が必要な実施項目に応じて、コンサルテーションから導入、運用・監査までをワンストップで、「スピーディ」「セキュア」「フレキシブル」に提供するサービスです。詳細は以下をご参照ください。
https://www.tis.co.jp/news/2019/tis_news/20190418_1.html
 

TIS株式会社について
TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。https://www.tis.co.jp/

 TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

【本件に関するお問合わせ先】
TIS株式会社 サービス事業統括本部
プラットフォームビジネスユニット
プラットフォームサービス営業部
TEL:03-5337-4379 E-mail:ps-info@ml.tis.co.jp

 

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月