岩手県八幡平市 旧松尾鉱山新中和処理施設において災害訓練実施
~冬季早朝の厳しい条件での災害・事故対応の備えを万全に~
JOGMECは、2022年2月3日、岩手県八幡平市の「旧松尾鉱山新中和処理施設」(注1)において、岩手県をはじめとする関係各機関と連携して冬季早朝の厳しい条件で大地震が発生したとの想定で、災害・事故対応を目的とした大規模災害訓練を実施しました。
JOGMECが岩手県から維持管理を委託されている「旧松尾鉱山新中和処理施設」では1997年度以降、大地震等を想定した大規模災害訓練を実施しており、関係機関とともに災害発生時における緊急対応の確認を通じて職員はじめ関係者の危機管理意識の向上に努めています。
今年度は、冬季早朝で夜勤体制の厳しい条件のもと新中和処理施設近傍で直下型大地震が発生(震度7)、新中和処理施設が被災した想定で関係機関と共に訓練を実施しました。
1. JOGMEC職員の安否確認訓練(警備会社系の安否確認サービス利用)及び非常参集訓練
2. 現場実地訓練(仮設配管布設及び炭酸カルシウム河道投入)
3. JOGMEC現地対策本部と関係機関のEメール・FAX送信及び衛星電話による情報伝達訓練
4. 災害対策本部(東京本部)と現地対策本部をWebシステムで結び会議を開催
5. 関係省庁と自治体で構成する維持管理連絡会議をWebシステムで開催(炭酸カルシウム河道投入決定と訓練に関する意見交換
JOGMECでは、次年度以降も様々なケースや条件を想定した災害訓練の実施を通して、災害・事故対応への備えを万全にし、新中和処理施設の確実な維持管理を行ってまいります。
(注1)旧松尾鉱山新中和処理施設
かつて硫黄を採掘した旧松尾鉱山から流出する強酸性坑廃水を中和処理する目的で、1982年4月からJOGMECが施設の維持管理を24時間365日実施、40年にわたって無事故操業を続け、北上川の清流化に貢献しております。
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