エジプト・ブラジルでの音楽・器楽教育導入に関する事業が文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」応援プロジェクトに採択

ヤマハ株式会社

ヤマハ株式会社(以下、当社)が今後展開を予定している、エジプト・アラブ共和国(以下、エジプト)での「初等教育への日本型音楽教育導入事業」とブラジル連邦共和国(以下、ブラジル)での「初等教育への日本型器楽教育導入事業」が、文部科学省による「令和4年度EDU-Portニッポン応援プロジェクト」の一つに選ばれました。

なお、「EDU-Portニッポン」の公募事業への採択は、2016年度、2018年度のベトナムでの事例、2020年度のエジプトでの事例に続いて、今回が4度目(※1)となります。

「エジプト・日本学校」でのリコーダーを使った授業の様子(先生と生徒)「エジプト・日本学校」でのリコーダーを使った授業の様子(先生と生徒)

「エジプト・日本学校」でのリコーダーを使った授業の様子(リコーダーを吹く生徒)「エジプト・日本学校」でのリコーダーを使った授業の様子(リコーダーを吹く生徒)


「EDU-Portニッポン」は、関係府省や国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)、地方公共団体、教育機関、民間企業、NPOなどが協力して、世界から高い関心を集めている日本の教育を官民協働のオールジャパンで海外展開を推進していく事業です。このたび、当社の取り組みが「令和4年度EDU-Portニッポン応援プロジェクト」として選定されたことを受け、成果や課題について文部科学省とも検証・共有しながら日本型教育の海外展開を進めて行くことになります。また、特定非営利活動法人東京学芸大こども未来研究所をはじめ、エジプト教育・技術教育省やリオ州教育省、リオ・デ・ジャネイロ連邦大学、サンカエターノ・ド・スル市立大学との産官学連携により、事業策定の支援、現地情報の提供、現地関係機関との調整支援といったサポートを得ながら、エジプトでの「初等教育への日本型音楽教育導入事業」、ブラジルでの「初等教育への日本型器楽教育導入事業」の展開を目指します。

<概要>
1.エジプト初等教育への日本型音楽教育導入事業

エジプトの公立学校「エジプト・日本学校(EJS)」全48校を対象に、日本型音楽教育全般(歌唱・器楽・音楽づくり・観賞)を網羅した音楽科の教材を、音楽のカリキュラムがない小学3年生向けに新たに作成し、併せて教員養成支援を行います。また、音楽のカリキュラムはあるが器楽学習の機会がない小学4年生には、リコーダーを使用した器楽教育を導入します。さらに産官学の連携として、在日エジプト大使館やエジプト教育・技術教育省と本事業の運営を推進し、特定非営利活動法人東京学芸大こども未来研究所とともに、音楽科教材の制作や、非認知能力を含む全人的な教育に関する調査研究を行います。

2.ブラジル初等教育への日本型器楽教育導入事業
リオ・デ・ジャネイロ市及びサンパウロ市の公立小学校合計20校約1000名の児童を対象に、リコーダーを使った日本型器楽教育を導入します。また、日本型器楽教育が児童のどのような「非認知能力」を育むことができるか、リオ・デ・ジャネイロ連邦大学、サンカエターノ・ド・スル市立大学、特定非営利活動法人東京学芸大こども未来研究所と連携し、全人的な教育に関する調査研究を行います。


当社はこれまで総合楽器メーカーとして、楽器を実際に演奏して学ぶ「器楽教育」のメリットを世界各地の音楽教育現場に広めてきました。その中でも2015年より新興国を中心に展開している「スクールプロジェクト」は、楽器に触れる機会に恵まれなかった子どもたちにも演奏する楽しさを知ってもらえるよう支援する取り組みで、これまでに7ヵ国累計129万人の子どもたちに器楽学習の機会、楽器演奏の楽しさを提供してきました。
本活動では、持続可能な開発目標(SDGs)の目標4「質の高い教育をみんなに」、目標10「人や国の不平等をなくそう」、目標16「平和と公正をすべての人に」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献、器楽・音楽教育を通した子どもたちの非認知能力の育成、そして各国の教育事情に寄り添った音楽の普及活動におけるビジネスモデルの策定を目指します。

<ご参考>
・文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」 公式サイト:https://www.eduport.mext.go.jp/
・文部科学省 令和4年度「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」With/Postコロナにおける日本型教育の海外展開に関する調査研究及び応援プロジェクトの選定結果について: https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1418465_00010.htm
・ヤマハ株式会社 サステナビリティ特集 「スクールプロジェクト」:https://www.yamaha.com/ja/csr/feature/feature_15/

※1 ヤマハニュースリリース(2016年11月28日)文部科学省 「日本型教育の海外展開事業」(EDU-Port ニッポン) パイロット事業への参画について: https://www.yamaha.com/ja/news_release/2016/16112801/
ヤマハニュースリリース(2018年10月5日)ベトナムでの「器楽教育」定着化に関する施策が、文部科学省「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Port ニッポン)」のパイロット事業に採択:https://www.yamaha.com/ja/news_release/2018/18100502/
ヤマハニュースリリース(2020年6月26日)エジプトでの「器楽教育」導入に関する施策が文部科学省「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Port ニッポン)」のパイロット事業に採択:https://www.yamaha.com/ja/news_release/2020/20062602/




ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/



※文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
※このニュースリリースに掲載されている情報などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
学校・大学音楽
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

ヤマハ株式会社

85フォロワー

RSS
URL
https://www.yamaha.com/ja/
業種
製造業
本社所在地
静岡県浜松市中央区中沢町10番1号
電話番号
-
代表者名
山浦 敦
上場
東証プライム
資本金
-
設立
-