三原製作所内の「和田沖の森」が環境省の「自然共生サイト」に認定
◆ 国際目標「30by30」の達成に貢献
◆ 三原製作所においてネイチャーポジティブとカーボンニュートラルの実現に向けた統合的な取り組みを推進
三菱重工業が三原製作所 和田沖工場(広島県三原市)の敷地内に創出した「和田沖の森」が、このほど、環境省の「自然共生サイト」に認定されました。
「自然共生サイト」は、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全する国際的な目標「30by30」の達成に向け、民間の取り組み等によって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定する制度です。認定区域は「OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)」として、併せて国際データベースにも登録されます。
「和田沖の森」は、もともと植生がなかった土地に当社が1974年に植栽を開始して創出された8.3ヘクタールの森林です。約50年にわたり、当社が適切に維持管理してきたことで、工場周辺の自然環境と調和した景観や、一年を通じて約40種の鳥類の姿が見られる健全な生態系を創出しています。「和田沖の森」は、「生態系サービスの提供の場であって、在来種を中心とした多様な動植物種からなる健全な生態系が存する場」としての価値が評価され、今回の認定に至りました。今後も引き続き、生物多様性の保全に務めていきます。
なお、これまで三原製作所においては、当社グループの生産拠点におけるカーボンニュートラル実現のパイロット工場として取り組みを先行してきました。2023年度までの太陽光発電設備の導入と徹底した省エネ・合理化によって、同製作所のCO2排出量については2021年度比で97.7%削減の目途が付くと共に、工場カーボンニュートラル化の実践的なノウハウを獲得しました。現在は、カーボンニュートラルソリューションを挑戦的に集約し、段階的なカーボンニュートラルの実現に取り組んでいます。
三菱重工グループは、2023年4月に策定した「三菱重工グループ生物多様性宣言」に則り、当社グループが事業を行う国内外の地域において、生物多様性や自然資本の保全・回復に向けた取り組みを推進しています。また、2040年のカーボンニュートラル達成を目指す「MISSION NET ZERO」を掲げ、当社グループおよびバリューチェーン全体からのCO2排出量のNet Zero実現に取り組んでいます。当社グループは、生物多様性の損失と気候変動が相互に密接に関連することを認識し、これからもネイチャーポジティブとカーボンニュートラルに統合的に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 環境・エコ・リサイクル
- ダウンロード